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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

秋田県能代市で作庭管理を行う福岡造園のブログです。 日々の仕事や活動等の最新情報を載せていきます。

初冬の春

秋田市まで冬囲いに。帰り、市内の施主さん宅を見て回ると、雪解けの中から春が顔を出していました。これから本格的な冬になりますが、ホッとしたひとときです。...

守破離

この間、ある会で、『守破離』という言葉を紹介しました。型を守り、 型を破り、 型から離れる。「型」は師匠の教えであり基本のことですが、基本(守)を学んだ後は他流からも学んで応用を試み(破)、その後は何ものにもとらわれず独自の世界を創造していくという境地。日本の武道や芸道などの修行の段階を示すこの言葉、その元は、千利休の「規矩作法(きくさほう)、守りつくして破るとも、離るるとても、本(もと)を忘るな。...

オーダーメイド

人生初の、オーダーメイド。仕事着ですが、毎日着るものだからこそ、良い物を着たい。同時に、今夏は死にそうなぐらい暑かったので、暑さ対策の一環です。風通しが良くて動きやすく、職人らしい粋さもある。それが、この『鯉口』というシャツですが、残念なことに、既製品はサイズも色も柄も合わない。おまけに、取り寄せしても生地や柄を選べず試着もできない(合わなくても買うしかない)とのことで、あきらめかけていたところに...

雪囲いの工夫

早いもので12月。現場は雪囲いの最中ですが、今年は雪が遅いので助かっています。やぐらと併用したオンコの雪吊り。やぐらの横丸太に枝を載せ、下に来る枝は丸太から縄で吊る。そして、それ以外の枝を縄で吊るという方法。現場で考えたやり方ですが、まだまだ、初めて試せることがあるということが嬉しい。日々発見があり、日々工夫する。そんな仕事は楽しいですね。...

名残の秋

晩秋のきみまち阪へ。初雪も解け、落ち葉にやさしい日が降りていました。これが、今年の見納めかもしれません。穏やかなひと時を満喫してきました。...

変わらないこと

雨続きだった施設の手入れも終了。お天気を待って、工事写真を撮ってきました。これで、報告書を作成することができます。よく、「公共樹のブツ切りを無くすにはどうしたらいいか?」と訊かれますが、その解決策の一つが、事前の打ち合わせをしっかり行うこと。どんな手入れを行うのかという仕様書があって、そのすり合わせを担当課と業者が現場で行い、見本の剪定をする。仕様書はあくまでも基本、樹木は同じ樹種でも個性があり個...

付き合い

11月も半ば、例年であれば、すでに雪がちらつく頃です。それもそのはず、今朝はかなり冷え込んだので、今日からタイツを履き、ネックウォーマーと毛糸の帽子で防寒養生。でも、人が寒ければ木も寒い。庭も、雪囲いの時期がやってきました。でも現場はまだ、秋の手入れの真っ最中。仕事はかなり遅れ気味ですが、天気が付き合ってくれているのはありがたいことです。ということで、私の仕事にも相方が付き合ってくれています。掃除や...

見上げれば

空を行く声。見上げれば、渡り鳥。...

道の追加

先日完成した庭の追加工事。庭奥のスペースを利用して、今度は最短距離で上下を繋ぐ実用的な階段を作りました。けっこうな広さがあるので、こちらの道は、荷物を持って往来することもできます。庭の道とも連絡させたので、さらに使いやすくなったようです。庭の道とは3ヶ所で繋がるようにしました。庭の道はそれぞれ分岐するため、上から下に行くのに、15通りぐらいの行き方ができます。その時の気分や目的で道を選ぶのも楽しいで...

小道のある法面の庭

施工中だった、大館市の庭が仕上がりました。切土された法面に土留めと小道をつくりながら、腐植層の無い土を植物が育てる環境に変えていく仕事です。施工前。手前部分は雨で流れた表土が下に広がり、幾分勾配の緩い奥のほうは、それほどでもありません。どんな庭にするのかは土に訊け。土には安定する角度や硬さがありますが、流れた土の広がりが、ここまで出ていきたいと言っているようです。ということで、それを尊重しつつ、敷...

土を留めて水を止めない

土を留めて、水を止めない。これが、今行っている作業です。石段や石積みで土を留めていますが、石で土を留めれば、表面や地中の水もそこでブロックされます。ブロックされればそこに水が溜まり、大きな力となって、軟らかい所を探して壊していく。そうならないように、石の下地や裏込めに軽石を使って、石の隙間から水が染み出していけるようにしています。土留めには枕木も使っていますが、これも同様。軽石が水を通してくれるこ...

石段づくり

ようやく昨日から雨が上がり、今日は久しぶりに足袋を履きました。現場は石段づくりに入っていますが、材料を置く場所があるというのはありがたいことです。しかも法面の上なので、重い石を転がしていくことができます。、石段は、こんな感じになってきています。石段周りには土留めも施していますが、石段も土留めもセメントは使わずに、厚さ20㎝以上の石をかみ合わせるように組んでいます。半日石仕事をすると、午後からは石が...

夕暮れ

材料を積み込んだ帰り道。久々の、晴れた夕暮れ。...

紅葉

朝日を浴びる紅葉。足元にあった美しい光景。...

初虹

連日の雨にうんざりですが、今朝はこんな虹が。二重虹を見たのは初めてで驚きました。なんでも、『ダブルレインボー』と言って、とても縁起がいいそうです。能代方向に向かうと、虹の起点が見えました。これも初めてのこと。だんだん近づいていきます。起点の真ん前はこんな感じでした。そして、今朝はこんな光景も。渡り鳥の群れが虹を横切っています。二重虹も虹の起点も、虹を横切る渡り鳥もみな初めてのこと。初めて尽くしで、...

大館市のケヤキ並木

現場近くのケヤキ並木。紅葉がとてもきれいです。沿岸部では台風の塩害で色付きがあまりよくありませんが、内陸部の大館はそれほど影響もないようです。紅葉は、樹木が来季に芽吹くための養分を作り終えたことの印。むやみな枝切りで緑量が減ると、冬でも葉を青くして活動を続けます。山の木と同じ時期に街の木が紅葉できるということは、それだけ、人々が樹木を気遣っているということの証でもあります。夏の様子。何度か通ってい...

曇耕雨搬

外構が一段落したとのことで、先週から大館市の現場に入っています。切土された法面に土留めと通路を作り、土壌改良を行いながら、植物の育てる環境に変えていく仕事です。イメージはこんな感じですが、さて現場ではどうなるでしょう。図面はパソコンで描きますが、マウスをスコップに持ち替えると感じるものが違うのです。土を崩したり耕したり運んだりしているうちに、また考えが変わっていくかもしれません。庭がどうなるのかは...

『桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意』発刊

a href="https://blog-imgs-123.fc2.com/k/o/n/konohanoniwa/sikisitobisi.jpg" target="_blank">『庭屋一如』は、いつの世でも理想。かのブルーノ・タウトに「涙が流れるほど美しい」と言わしめた桂離宮は、まさにその筆頭でしょう。その神髄を、今の世に引き継ぐ美の本が出版されました。未熟ながら、私も少しお手伝いさせていただいております。全国各地の作庭実務者が追求する庭の極致、ぜひ手に取ってご覧ください。...

空しさ

雨の日に見た悲しい光景。昨年の10月に、看板を巻いた針金が幹を締め付けていたために、移設を呼び掛けてきた街路樹です。この8月に、ようやく立て札に移設されたばかりでした。なんともやりきれない思いです。...

お寺の庭拝観(北秋田市 宝勝寺さん)

北秋田市綴子にある宝勝寺さん。手入れが一段落した庭を拝観させていただきます。『竜門』の額のある門の向こうには参道が続きます。道の周りにはアジサイやツツジが多く、花の咲く季節には、訪れる人々を楽しませていることでしょう。木々を楽しみながら歩を進めると、朱塗りの山門が迎えてくれます。山門から望む境内。竜門もそうでしたが、門越しの景色は一幅の絵のよう。夏の暑い時や雨宿りの時には、ここで景色を眺めながら一...

桂の舞

   桂の葉が風で回る。影も一緒に踊るからなお楽しい。宙に浮きながら、コマのように舞う二つの葉。手入れの最中に見つけた一コマです。...

秋の透かしに思う

紅葉が始まったケヤキとサクラの透かし。冬に行いたいところですが、落ち葉がご迷惑にならないようにとの配慮です。新緑の頃にいただいたお話ですが、樹木への負荷を考えて、落葉の直前に行うことにしていました。紅葉は、樹木が来季に芽吹く養分を作り終えたことの印ですが、それを待っての手入れということです。以前、『落葉させない街路樹に思う』という記事を書きましたが、紅葉前に人為ですべての葉を取ってしまうということ...

雲海に浮かぶ七座(朝靄の七座4)

朝靄の七座も4日目。どの程度の高さにどのぐらいの雲が出ていれば雲海になっているのかがまだわからずに、とりあえず、雲が出れば行くという日々です。さて、今日のこの雲はどうなんだ?ということで、一本松へ。ここを登ると、目の前に七座が開けるのです。そして、目に飛び込んできたのがこの景色。とうとうこの瞬間がやってきました。まさに神秘。この場所がパワースポットと言われるだけのことはあります。ということで、雲海...

玉オンコの透かし

手入れをしたばかりの五葉松。その下には直径3mほどの玉オンコがあって、五葉松の剪定枝を掃除するために、木の中に分け入りました。入ってはみたものの、足の置き場がないほどの枝の混み様。自然状態の樹木は、周囲に障害物などが無い限り、幹から放射状に枝を伸ばします。玉物は人工樹形ですが、外側を刈り込むと、切り口から萌芽して枝が増え、混んだ枝は互いに本来向かうべき進路を塞いでしまうので、光と空間を求めて他方向...

五葉松の透かし

大きな五葉松を透かし中。15尺の脚立を借りてきましたが、それでも届かないという大物。足場を組んで、二連梯子を掛けています。初めての木は段取りも要領も、どれだけ手間が掛かるのかも、やってみなければわからない。でも、3日かぐらいで何とかなるかな。一日終わり、二日目が終わり、そして三日目も終わって、4日目に、掃除を終えて出来上がり。1本の木に4日も掛かったのは初めて。これほど大きな五葉松に手を入れたのも初めて...