杜の木漏れ日(福岡造園blog)

秋田県能代市で作庭管理を行う福岡造園のブログです。 日々の仕事や活動等の最新情報を載せていきます。

ロックガーデンのリニューアル

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昨年つくったばかりのロックガーデン。
高山の雰囲気を出そうといろいろ植えてみて、冬を越せるものと越せないものがわかりました。

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そして、もうひとつわかったのは、冷涼なはずの高山にも、普通に平地の草が生えるということです(当たり前ですが)。
写真は5月のものですが、高山というよりは草の海。
こうなるともう、写真も撮りたくなくなるもので、今月はついに、高山が草海に沈んでしまうという事態。

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これではいかん!
ということで、草に沈むなら草の上にそびえるぐらいの山にしてみようではないかと一念発起。
発起だけに、土や石を起こして石を積み直しました。
高くする分、面積も狭まりますが、冬越しした草花の数にはちょうどいい広さです。

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空いたスペースには何も植えず、というよりも、防草シートを敷き詰めて、草の生えない空間をつくります。
この空間は、道でもあり広場でもある。
レンガを敷けばモダンな空間になり、タタキにすれば落ち着いた雰囲気になる。
さて、どうする?

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ということで、仕上がりはこうなりました。
石積みは赤い溶岩なので、同系色のバークチップ敷き。
ここには松の根株があり、以前は砂利を敷いて隠していましたが、松の樹皮を敷くと、ここに根株があることに必然性が出てくるので、隠す必要が無くなります。
そして、バークチップにした最大の理由は、落ち葉が落ちても同化するということ。
草取りも落ち葉掃除もいらないという、ものぐさな庭主にもってこいのスペースとなりました(笑)。

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でも、もう一つ理由があって、嬉しいことにイチゴが伸びてきたということ。
これはどんどん増えてもらいたいので、そのためのチップ、ということもありました。

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植え付け当初から見ると、その成長ぶりがわかります。

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さて、ということで、水鉢はこのぐらいの高さになりました。

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そして、この水鉢には、裏庭でくすぶっていたモミジの盆栽を合わせてみました。
小さなスペースなので、まさに、『盆景』といったところです。

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モミジの上にはカエデの木があります。

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上から見ると、こんな感じ。
昨年は、このカエデの木にホタルが遊びに来ました。
リニューアルとなった庭にも、ぜひ遊びに来てもらいたいものです。

オンコの透かし(扁平樹形)

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毎年手を入れさせていただいているオンコの木。
以前は刈り込まれていましたが、数年前から透かしに直しています。

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形はそのままで内部の枝を抜いていますが、目線が通るぐらいになると風や日も通り、軽やかな感じがしてきます。
そうなると、内部の枝にも芽が出てくるので、そうした芽が短い枝になった時に、長い枝と交代させていきます。

刈り込みで一気に小さくする方法が一般的ですが、葉の無い枝や枯枝枯葉が目立つ姿はあまり健康的ではありません。
樹木は生き物。
樹木が自然に出す芽を待ち、時間を掛けて少しづつ小さくしていくほうが、木にとっても無理が無い。
あまり大きくできない所では、こうした方法で樹形縮小していきます。

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横から見たところ。
緑丸が刈り込んでいた頃の大きさで、赤線が今の形。
1m近い幅が半分程度まで狭まりました。
前は道路、後ろには他の木があり、草取りでも剪定でも、木と木の間には人が通れるぐらいの隙間が無いと、庭に入るのが億劫になるものです。
そうした余裕をつくりつつ樹木の姿を楽しむために、前後の枝張りを狭めて、正面から見た形を第一にしています。

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江戸川区の街路樹指針には『扁平樹形』というタイプがありますが(扁平樹形管理イメージ (江戸川区「新しい街路樹デザイン 」3-16 より) 、まさにこのオンコもそんなイメージ。
狭い所でも、樹木の生理や景観を考えて、暮らしと共生させるための工夫を凝らすという意味では、街路樹も庭も同じと言えるでしょう。

現在の幅は50㎝程度ですが、今後も少しずつ狭めて、いずれは30㎝ぐらいで維持できればと思います。

※参考 カイズカイブキの透かし ナナカマドのカーテン


稜線雲

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買い物を終えて外に出た時の景色。
山の稜線のような、不思議な雲でした。

お見合い

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猫とトカゲのお見合い。
一度逃げかけたのに、果敢にも振り向き、熱い視線を送っています。

逃げれば追うのが猫の習性。
トカゲはきっと、それを知っているのでしょう。

このお見合いの行司は私ですが、そろそろ水入りにしなければなりません。
ということで、無理やりの引き分け。
取り直しは、無いように願います。

ヒマラヤ

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ヒマラヤスギに登っています。
桜の木を上から眺めるというのもなかなかない機会。
今年は高い木に登る機会が多いのですが、ヒマラヤだけに、今回が最も高い木です。

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何をしているのかというと、越境する枝の剪定。

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梯子が8m、そこからさらに7mほど登った所にいます。
ここまで来れば枝張りも短いので、剪定はここまで。
というよりも幹が細くなるので、登るのはこの辺りが限界です。
残念ですが、登頂はあきらめました。