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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

秋田県能代市で作庭管理を行う福岡造園のブログです。 日々の仕事や活動等の最新情報を載せていきます。

小道のある法面の庭

施工中だった、大館市の庭が仕上がりました。切土された法面に土留めと小道をつくりながら、腐植層の無い土を植物が育てる環境に変えていく仕事です。施工前。手前部分は雨で流れた表土が下に広がり、幾分勾配の緩い奥のほうは、それほどでもありません。どんな庭にするのかは土に訊け。土には安定する角度や硬さがありますが、流れた土の広がりが、ここまで出ていきたいと言っているようです。ということで、それを尊重しつつ、敷...

土を留めて水を止めない

土を留めて、水を止めない。これが、今行っている作業です。石段や石積みで土を留めていますが、石で土を留めれば、表面や地中の水もそこでブロックされます。ブロックされればそこに水が溜まり、大きな力となって、軟らかい所を探して壊していく。そうならないように、石の下地や裏込めに軽石を使って、石の隙間から水が染み出していけるようにしています。土留めには枕木も使っていますが、これも同様。軽石が水を通してくれるこ...

石段づくり

ようやく昨日から雨が上がり、今日は久しぶりに足袋を履きました。現場は石段づくりに入っていますが、材料を置く場所があるというのはありがたいことです。しかも法面の上なので、重い石を転がしていくことができます。、石段は、こんな感じになってきています。石段周りには土留めも施していますが、石段も土留めもセメントは使わずに、厚さ20㎝以上の石をかみ合わせるように組んでいます。半日石仕事をすると、午後からは石が...

夕暮れ

材料を積み込んだ帰り道。久々の、晴れた夕暮れ。...

紅葉

朝日を浴びる紅葉。足元にあった美しい光景。...

初虹

連日の雨にうんざりですが、今朝はこんな虹が。二重虹を見たのは初めてで驚きました。なんでも、『ダブルレインボー』と言って、とても縁起がいいそうです。能代方向に向かうと、虹の起点が見えました。これも初めてのこと。だんだん近づいていきます。起点の真ん前はこんな感じでした。そして、今朝はこんな光景も。渡り鳥の群れが虹を横切っています。二重虹も虹の起点も、虹を横切る渡り鳥もみな初めてのこと。初めて尽くしで、...

大館市のケヤキ並木

現場近くのケヤキ並木。紅葉がとてもきれいです。沿岸部では台風の塩害で色付きがあまりよくありませんが、内陸部の大館はそれほど影響もないようです。紅葉は、樹木が来季に芽吹くための養分を作り終えたことの印。むやみな枝切りで緑量が減ると、冬でも葉を青くして活動を続けます。山の木と同じ時期に街の木が紅葉できるということは、それだけ、人々が樹木を気遣っているということの証でもあります。夏の様子。何度か通ってい...

曇耕雨搬

外構が一段落したとのことで、先週から大館市の現場に入っています。切土された法面に土留めと通路を作り、土壌改良を行いながら、植物の育てる環境に変えていく仕事です。イメージはこんな感じですが、さて現場ではどうなるでしょう。図面はパソコンで描きますが、マウスをスコップに持ち替えると感じるものが違うのです。土を崩したり耕したり運んだりしているうちに、また考えが変わっていくかもしれません。庭がどうなるのかは...

『桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意』発刊

a href="https://blog-imgs-123.fc2.com/k/o/n/konohanoniwa/sikisitobisi.jpg" target="_blank">『庭屋一如』は、いつの世でも理想。かのブルーノ・タウトに「涙が流れるほど美しい」と言わしめた桂離宮は、まさにその筆頭でしょう。その神髄を、今の世に引き継ぐ美の本が出版されました。未熟ながら、私も少しお手伝いさせていただいております。全国各地の作庭実務者が追求する庭の極致、ぜひ手に取ってご覧ください。...

空しさ

雨の日に見た悲しい光景。昨年の10月に、看板を巻いた針金が幹を締め付けていたために、移設を呼び掛けてきた街路樹です。この8月に、ようやく立て札に移設されたばかりでした。なんともやりきれない思いです。...

お寺の庭拝観(北秋田市 宝勝寺さん)

北秋田市綴子にある宝勝寺さん。手入れが一段落した庭を拝観させていただきます。『竜門』の額のある門の向こうには参道が続きます。道の周りにはアジサイやツツジが多く、花の咲く季節には、訪れる人々を楽しませていることでしょう。木々を楽しみながら歩を進めると、朱塗りの山門が迎えてくれます。山門から望む境内。竜門もそうでしたが、門越しの景色は一幅の絵のよう。夏の暑い時や雨宿りの時には、ここで景色を眺めながら一...

桂の舞

   桂の葉が風で回る。影も一緒に踊るからなお楽しい。宙に浮きながら、コマのように舞う二つの葉。手入れの最中に見つけた一コマです。...

秋の透かしに思う

紅葉が始まったケヤキとサクラの透かし。冬に行いたいところですが、落ち葉がご迷惑にならないようにとの配慮です。新緑の頃にいただいたお話ですが、樹木への負荷を考えて、落葉の直前に行うことにしていました。紅葉は、樹木が来季に芽吹く養分を作り終えたことの印ですが、それを待っての手入れということです。以前、『落葉させない街路樹に思う』という記事を書きましたが、紅葉前に人為ですべての葉を取ってしまうということ...

雲海に浮かぶ七座(朝靄の七座4)

朝靄の七座も4日目。どの程度の高さにどのぐらいの雲が出ていれば雲海になっているのかがまだわからずに、とりあえず、雲が出れば行くという日々です。さて、今日のこの雲はどうなんだ?ということで、一本松へ。ここを登ると、目の前に七座が開けるのです。そして、目に飛び込んできたのがこの景色。とうとうこの瞬間がやってきました。まさに神秘。この場所がパワースポットと言われるだけのことはあります。ということで、雲海...

玉オンコの透かし

手入れをしたばかりの五葉松。その下には直径3mほどの玉オンコがあって、五葉松の剪定枝を掃除するために、木の中に分け入りました。入ってはみたものの、足の置き場がないほどの枝の混み様。自然状態の樹木は、周囲に障害物などが無い限り、幹から放射状に枝を伸ばします。玉物は人工樹形ですが、外側を刈り込むと、切り口から萌芽して枝が増え、混んだ枝は互いに本来向かうべき進路を塞いでしまうので、光と空間を求めて他方向...

五葉松の透かし

大きな五葉松を透かし中。15尺の脚立を借りてきましたが、それでも届かないという大物。足場を組んで、二連梯子を掛けています。初めての木は段取りも要領も、どれだけ手間が掛かるのかも、やってみなければわからない。でも、3日かぐらいで何とかなるかな。一日終わり、二日目が終わり、そして三日目も終わって、4日目に、掃除を終えて出来上がり。1本の木に4日も掛かったのは初めて。これほど大きな五葉松に手を入れたのも初めて...

朝靄の七座3

今朝は藤里町で現場の下見。帰り道、二ツ井方向に朝靄が掛かっているのが見えました。これは、行かなければならないでしょう。というよりも、次の現場への通り道。でも、ここまで来たら、さらに上に行かなければならないでしょう。ということで、一本松からの七座。おお!この雲の上から山が顔を出すところを見たいのです。というわけで、30分ほど佇んできました。実は今日は、そんなに広くないこのポイントに見学者が4人。一本...

懸崖のサツキ

山のような形をしたサツキ。透かしてみると、石を抱くように生えていました。別角度から見ると、枝が上から降りてきているように見えます。根は石の上ではなく地上から生えているので、盆栽で言うところの『懸崖』ではありません。でも、生えている位置がどこでも、『崖』に『懸かる』木という意味では『懸崖』です。日を浴びると、美しさが際立ちます。木だけでもダメで、石だけでもダメ。石と木が寄り沿ってこそのこの美しさ。明...

朝靄の七座2

この間見た、七座の朝靄。今日は上から見えるかもしれないと、一本松まで行ってみた。七座の峰々に掛かる雲。この層雲は、森吉山の方から降りてくるんだとか。七座山は倉(峰)が七つある連山で、手前は『松倉』。いつか、この松倉が雲海に浮かぶ姿を見たいのだ。これは、昨年の今頃、昼休みに出かけた時のもの。やっぱり七座には朝靄が似合う。...

美しい街並み

仕入れ先に向かう途中の道。昨日は県南端の羽後町でしたが、今日は北端の小坂町に行きました。それにしても美しい街並みです。広々としていて明るくてお洒落。道路の街路樹というよりは、公園の中の通路といった雰囲気があります。そして、ここもまた、樹種や樹高に多様性がある。いい街並みです。...

あきたの、んめもの(シュークリームと冷やがけ蕎麦)

雨降りの今日は現場をお休み。設計中の庭の下見と、庭の素材探しに出掛けました。秋田市まで行くと、ん、たしかこの辺に、美味しいシュークリームの店があったと、いつものことながら道を外れてしまいました。それが、コレ。いつかテレビで、いろんな味があると紹介されていたのを思い出し、探してみました。家族用に、定番のシュークリームといろんな味の詰め合わせをお土産に。そして、ドライブのお供に、定番をバラにしてもらい...

無事蛙

台風も過ぎ、お寺の手入れを再開しました。いつのまにか、モミジが色付いてきています。境内の、お気に入りの場所で一服。ここから見る空が好きなのです。日暮れが早くなってきました。今日も、無事一日過ごせたことに感謝。ありがたい気持ちで家路に付きます。...

朝靄の七座

トンネルを抜けたら、そこは絶景だった。通り過ぎたのに、引き戻された光景。...

層雲を追いかける

庭の素材を探しに鹿角まで。大舘を過ぎると、遠くの山並みに雲が見えてきた。進行方向なので、その雲を追いかけながら走る。かなり近づいてきた。こういう雲は『層雲』というそうだ。これを上から見降ろしたものが『雲海』。ここまで来たら見たいけれど、見降ろせるような所を知らなくてあきらめた。気が付けば、幹線道路を外れて山に来ていた。道に迷った私は『浮浪雲』となった(笑)。...

石畳の思い出

松の木の上から見る石畳。男鹿寒風石をランダムに畳んだ玄関前の通路は、長さが8m。幅は広い所で1.5mほどもあり、総面積では10㎡以上ある。石張りは手間が掛かるから、なかなかこれほどの面積をやらせてもらえる機会は少ない。でも、人を迎える玄関の道がコンクリートではあまりにも無粋。庭の中の道にしたいと思って提案をした。薄い鉄平石では石の質感が出ないので、大判小判とも、10cm以上の厚みのある石を使ってい...