枯れを起こさせない剪定
現場が一段落した昨日は、樹木剪定の完了検査。樹々は施設内の通路や駐車場に面しているため、人や車の少ない休日に進めてきたものです。 剪定の目的は、景観はもとより、枯枝の落下を防ぐこと。ケヤキは突然枯枝を落とす特性があり、人や車の往来がある所では、定期的な点検管理が必要です。事故防止という観点からも、折れて引っ掛かっている枯枝や木に付いている枯枝、枯れかかっている枝等を事前に除去しました。以前、ケヤキ...
一期工事完了(枝暗渠&土壌改良)
庭づくりは地盤の造成から。重機や資材が搬入されて、現場は土工週間に入りました。クレーンで搬入したバーク堆肥を使用各所に配分。運搬は重機でも積み下ろしは人力です。20㎏袋を300回移動するのに2日掛かりました。庭づくりはこれからなのに、すでに身体が悲鳴を上げています。資材を搬入したら既存樹の移植。根周りを掘ると水が湧き出してきました。事前に土質調査をしていたので予想の範囲ですが、樹木は、粘土質土壌の...
桜のトンネル育成作戦2
昨春、「桜のトンネル育成作戦」と銘打って行った剪定ボランティア、トンネル並木の片側は旧富根小学校の校庭の桜ですが、枝枯れが顕著だったため、施設の管理課に見てもらっていました。外周にはフェンスの基礎コンクリートが張り巡らされていることから校庭に水がたまりやすく、その影響で桜が根腐れを起こしているのではないかと、コンクリートを数か所解体できれば停滞水を外に逃がすことができると提案。このほどそれが、実施...
弘前公園にお礼2
桜の剪定作業が真っ盛りの弘前公園を訪問。『弘前公園に学ぶ地方創生の街路樹』を執筆した「景観文化」最新号を、ようやくお届けすることができました。お礼を述べて事務所を後にした時の光景。桜の下枝が竜の如く雪上を這う様子が印象的でした。園外の駐車場まで来ると、まだ凍るお堀の向こうに岩木山。お堀の並木に見つけた2m弱の桜の木。切り下げられた太い幹は1mほどしかなく、そこから枝を伸ばしています。何とも、愛おしい...
『弘前公園に学ぶ、地方創生の街路樹』([景観文化]掲載)
このほど、「NPO景観デザイン支援機構」の 機関紙、『景観文化』の最新号が発刊されました。今号の特集は、【街路樹は日本の景観を変える】。表紙は東京農業大学客員教授の濱野周泰氏の写真と一文ですが、街路樹にも造詣の深い、造園の専門学究者が解説をされています。実は、濱野先生は、私も学生時代にお世話になった方。今号には拙文も掲載いただきましたが、まさかご一緒できるとは思わず、大変ありがたい機会となりました。と...
くじら印の鉄製スノーダンプ(緑)
雪国の暮らしに除雪用具は必須。今回の爆弾低気圧に備えて、傷みの目立ってきたスノーダンプを新調しました。黄緑色は前から使っているタイプ。雪も多く運べて、かつ、最も力の掛かる曲がりの部分に補強金具が付いているので丈夫です。緑色は、今回見つけた新兵器。鉄製で、黄緑よりも丈夫なつくりですが、以前、豪雪地で自衛隊が使っているのを見たことがあります。ただ、良いものは高くて、なかなか手が出ずにいたところを、運よ...
2021年カレンダー
2021年の弊社カレンダーは、藤城清治作品集。好評につき、昨年に続いてこのシリーズにしました。「庭屋の暦=日本庭園」というイメージがあるかもしれませんが、できれば作風や考え方を表すようなものがいいなあと、自分の感覚に近いものを選んでいます。カレンダーは毎秋に翌年の物を決めていますが、2018年まではこのシリーズ。日本のような海外のような、不思議な風景の中に樹木と動物が出てくるイラスト集で、和洋が無くて動植...