阿倍比羅夫北征における米代川遡航説について(県立図書館の文献から)
その後も折を見て図書館に寄り、阿倍比羅夫北征に関する文献を読んでいます。今回は、秋田県立図書館で閲覧した本の中から関連する記事を書き残していきますが、最初にお断りをしておくと、表題とした『米代川遡航説』は、阿倍比羅夫が二ツ井町や鷹巣町に船で来たという説にこの名称が使われているわけではなく、米代川を「さかのぼって」七座や綴子に「到達した」という記述が歴史書等に散見されることから、単純に、「船で遡った...
顎田の浦と顎田浦神(資料編)
富根分館報に寄稿した『天そそり立つ茂谷山を探して』という拙文は6月に書いたもので、「顎田の浦(あいたの浦)」という地名と「顎田浦神」という神の名が七座神社の石碑に刻まれていて、「顎田浦神」は七座神社のことだったというところで終わっている。その後さらに調べたところ、この「顎田浦神」を元とする神社は秋田市にもあることがわかり、7月28日のブログに書いた。今回は、その後にわかったことなどを資料としてここ...
続・富根小学校の校歌(1~5番)
この間紹介した、母校富根小学校の校歌。在校時に歌っていたのは2番までで、3番の存在は、それから30年後の閉校式の時に知った。歌詞は1番に茂谷山が出てきて2番が米代川、3番は、1番と2番をまとめる形で完結していた。この校歌は小学生には難しいけれど、茂谷山が出てくる1番には、能代沖を航行する船がこの山を目印にしていたことを書いている。校歌が披露されたのは昭和初期で、作詞は、俳人でもあったという、富根...
天そそり立つ茂谷が峰(富根小学校の校歌)
昨夜、小学校の同期から、市広報のフォトコンテストの入賞作に名前を見つけたと、お祝いメールをもらった。お礼の返信では、実はコンテストには『天そそり立つ茂谷が峰』のタイトルで茂谷山の写真も出したことを教えた。それが下の写真。 富根の人ならだれもが知る山と、この山から始まる富根小学校の校歌。同期からの返信には、 「なつかしな~!でもその次の歌詞が出てこない・・・」。 言われて口ずさんだら自分もあやふやで、...
ふるさとがマイリゾート
きみまち阪フォトコンテストに応募した写真は、林立する楓の幹間から朝もやの『夫婦岩』を撮ったものでした。夫婦岩はきみ恋カフェなどがある第一広場の上、山頂に向かう途中にあるので、徒歩で行くのはけっこう大変。二ツ井町内で暮らす私自身も、夫婦岩まで行くことはあまりなく、ここまで来たのは小学校の遠足以来かもしれません。昨年、地元紙に『ふるさとがマイリゾート ~身近にある素敵な光景を探そう~』という記事を書き...