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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

オンコの風格

旧家にある、大きなオンコ。山を背景に、堂々とした姿を誇っています。枝を下から見てみます。例年、強く刈り込まないせいか徒長も少ないため、今年は外側の剪定をさらに控えめにして、内部の枯れ枝や混んだ枝を抜きました。内部の風通しが良くなると、大きな木がますます大きく見えてきます。だから『風格』というのでしょうね。代々守られてきた木を大切にする施主さんの思い、大切にしていこうと思います。...

風傾木の修復

県内各地で台風被害が出ているようです。庭の木々も風倒や枝折れ等の被害が発生しており、点検や補修に回っているところです。連絡をいただいて駆け付けると、根元がひび割れて起き上がり、後方に傾いていました。植栽から15年以上になるナナカマド。木が大きくなって風を受けやすくなっていることもありますが、この木は後方に枝を張らせていることから重心も後ろ方向にあり、根も前方よりも後方に伸びていることが推測されます...

木漏れ日透かし

作庭10年目の庭の手入れ。夏場の剪定は軽く、風が通るように。せっかくの木蔭を残しつつ、下草たちに木漏れ日が降り注ぐように。...

ツツジの透かし

刈り込みだったツツジに風と日を入れます。内部は枝が混み合っていますが、刈り込みは芽を増やすので、成長した枝が空間と日照を求めてあちらへこちらへと向かっています。日の当たらない枝葉は枯れていきますが、このぐらいに混んでいると、枯れ枝や枯葉も落ちれずに残ります。外からはそんな様子が見えませんが、人から見えないということは、小動物にとっては格好の隠れ家。鳥や蜂が巣を作り、コナジラミが寄生し、すす病が蔓延...

ナナカマドの林冠(カーテンのその後)

今年も、ナナカマドのカーテンに手を入れました。昨年より高さも幅も出て、2階の窓の目隠しを十分果たせるぐらいになりました。ただ、上部に枝が繁茂するということは下部に日が入りにくくなるということ。日照が少なくなれば日の当たらない枝は枯れ、1階の窓の目隠しにならなくなる。そうならないように、十分な高さに達した上部の枝を透かし、日照が下部に届くようにしています。樹高6m、枝張りは7mに達しましたが、横から...

コウヤマキその後

5月に透かしたコウヤマキの点検に。剪定後にも強い風が吹いたため、その後何度か見に来ていましたが、多少の枝折れは見られたものの、新芽も開いて緑量も増してきました。今の樹冠(樹木の外側部分)は、剪定する前は50㎝ほど内部にあった枝葉。これまでは、その外側にあった枝葉によって風から守られてきましたが、今度は今の樹冠が最前線になる。半年掛けて外気の寒暖に慣れ、無事に冬を越してもらいたいものです。...

風を通す

剪定の目的のひとつとしてあるのが、風通し。風が通れば日が通り、目線も通って雪も通る。病害虫が付きにくくなり、庭が軽やかになり、雪の乗りも抑えられて、雪養生の縄枝折も容易になる。それが『透かし』ですが、今回はアジサイに風を通す仕事をしています。剪定前。枝張りが増して、通路と隣家に支障をきたしてきたようです。剪定後。隣家側のスペースに余裕を持たせ、草取り作業をしやすくしました。黄○は剪定前の状態。かな...

笠松

裏庭にある、大きな傘松の手入れ。この間剪定したのは4,5年ぐらい前だったでしょうか。そろそろと言うことで、久しぶりに登りました。仕上がり。下がフラットで広く、梯子も掛けやすいのですが、何せ大きい。数年分の枯れ枝も外していくので、一日半掛かりました。2mほどに成長した徒長枝をほぼノコギリだけで抜いていくと、軽トラック4台分の枝が出ました。この暑さで、汗もそのぐらい出たかもしれません。お盆まであと3週...

支柱の掛け替え

2年前に取り付けていた、サルスベリの支柱。結束縄が張ってきたので、取り換えることにしました。2点で支えていましたが、幹が白くなっている所が結束していた箇所。多少食い込み気味なのがわかります。今まで巻いていた所に日を当てるため、取り付け箇所を変えます。結束縄も、今回はシュロ縄でなく麻縄。シュロ縄は5年ほど持ちますが、逆に言うと、5年間幹を締め付けるということ。麻縄は1年程度ですが、毎年手入れに入る庭...

長丸太

赤松の剪定をしています。木が高くて場所も狭いので、脚立は使えず。そんな時は梯子を使いますが、梯子もまた、立て掛ける枝が無いと使いにくい。そこで登場するのが長丸太。横に渡すと梯子を掛けられて、木と木の間だと、両方の木の内側を手入れできる。では外側はどうするか。丸太を立てて補強したり、角度を変えたい時は斜めに差し込んでみたり、いろんな使い方ができます。梯子を掛けるということは、作業しやすい居場所をつく...

オンコの透かし(扁平樹形)

毎年手を入れさせていただいているオンコの木。以前は刈り込まれていましたが、数年前から透かしに直しています。形はそのままで内部の枝を抜いていますが、目線が通るぐらいになると風や日も通り、軽やかな感じがしてきます。そうなると、内部の枝にも芽が出てくるので、そうした芽が短い枝になった時に、長い枝と交代させていきます。刈り込みで一気に小さくする方法が一般的ですが、葉の無い枝や枯枝枯葉が目立つ姿はあまり健康...

ヒマラヤ

ヒマラヤスギに登っています。桜の木を上から眺めるというのもなかなかない機会。今年は高い木に登る機会が多いのですが、ヒマラヤだけに、今回が最も高い木です。何をしているのかというと、越境する枝の剪定。梯子が8m、そこからさらに7mほど登った所にいます。ここまで来れば枝張りも短いので、剪定はここまで。というよりも幹が細くなるので、登るのはこの辺りが限界です。残念ですが、登頂はあきらめました。...

風景になる木

山間部にある大きな松の手入れ。今年はこの辺りも風が強かったようで、左側のほうに赤い枯葉が目立ちます。秋以降に枝葉を薄くすると寒風の影響を受けやすくなりますが、この松に手が入るのは3年ぶり。切らない木でも葉焼けを起こすほど、今年の風は強かったということでしょう。今春はやませが強く吹いたということだったので、冬季の寒風というよりも春風が影響しているようです。ということで、前回は田起こし前に行った剪定で...

コノテガシワの透かし(常緑針葉樹/初夏)

5月ももうすぐ終わり、現場では常緑針葉樹の手入れを継続中です。今回はコノテガシワの生け垣の透かし。葉っぱが赤くなっていますが、今年は、クロマツやカイズカなどの風に強い針葉樹なども葉焼けを起こしています。下見に伺ったのは4月始めでしたが、寒の戻りの影響もあったのでしょう。その後も葉焼けが進んだとのことで、今回は大事をとって芽吹きの直前に行うことにしました。裏側はほとんど葉焼けを起こしていないのを見ると...

コウヤマキの透かし

大きなコウヤマキの手入れ。樹高10mはあるでしょうか。小さくしたいとのご要望をいただいたのは昨夏のことですが、しばらく手が入っていない針葉樹への剪定は冬季の寒風に負ける恐れがあります。新芽が出る前に行いましょうということで、半年待っていただきました。1日目  ⇒ 2日目  ⇒ 3日目 透かしは木に登って内部から行いますが、刈り込みだった木を大きく抜くと穴が空きます。この状態の木に野透かしはできないので、...

常緑針葉樹の剪定(春)

現場では今、常緑針葉樹の剪定が続いています。樹形縮小などは、新芽が出る前のこの時期が安心。ただ、心配なのが寒の戻りで、今冬は例年よりも寒かった上、4月に入ってからも強風が続きました。そうした影響で、今春は風に強いクロマツやカイズカイブキなども葉焼けを起こしており、開始の時期を遅らせています。ゴヨウマツとコウヤマキの剪定前後。枝抜きで、樹高が1m程度下がりました。通風や採光の改良には枝透かしが一番で...

善い仕事

現場は今、黒松の剪定中。この時期の剪定で気を付けたいことは以前の記事(常緑樹の冬季剪定~クロマツの枝折れ防止剪定~) でも触れていますが、樹木の健康以外で気を付けていることが掃除。雪がある時や降っている時は、剪定枝を散らかすと掃除がしにくい。降雪時は落とした枝の上に雪が降り積もるので、雪を掘り起こして掃除をしなければならなくなります。逆に、雪が融けている日などは、融けた雪と葉っぱが混ざり、これもま...

雪養生

今年も雪養生の季節になりました。それにしても、モミジの紅葉と雪吊りが並んでいるのは珍しい光景。それだけ今年は雪が早いということです。冬が早い分、春も早まればいいのですが。...

かくれんぼ

公園で。紅い葉っぱがかくれんぼ。...

ヒマラヤシーダーの透かし(秋)

円筒形のヒマラヤシーダー。樹高4m程度の木を小さくしたいとのことで、ご相談をいただきました。樹形のイメージ。条件は赤線の枠内に収めることですが、剪定のポイントとして5つほど上げました。➀樹木は車庫と住宅に挟まれた所にあるので、建造物に障らないよう、住宅側は人が歩けるようにする。②全体的に小さくするのではなく、支障の出る個所を大きく落とす。③緑のボリュームが濃いと木も大きく見えて圧迫感も増すために、目線が...