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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

長丸太

赤松の剪定をしています。木が高くて場所も狭いので、脚立は使えず。そんな時は梯子を使いますが、梯子もまた、立て掛ける枝が無いと使いにくい。そこで登場するのが長丸太。横に渡すと梯子を掛けられて、木と木の間だと、両方の木の内側を手入れできる。では外側はどうするか。丸太を立てて補強したり、角度を変えたい時は斜めに差し込んでみたり、いろんな使い方ができます。梯子を掛けるということは、作業しやすい居場所をつく...

オンコの透かし(扁平樹形)

毎年手を入れさせていただいているオンコの木。以前は刈り込まれていましたが、数年前から透かしに直しています。形はそのままで内部の枝を抜いていますが、目線が通るぐらいになると風や日も通り、軽やかな感じがしてきます。そうなると、内部の枝にも芽が出てくるので、そうした芽が短い枝になった時に、長い枝と交代させていきます。刈り込みで一気に小さくする方法が一般的ですが、葉の無い枝や枯枝枯葉が目立つ姿はあまり健康...

ヒマラヤ

ヒマラヤスギに登っています。桜の木を上から眺めるというのもなかなかない機会。今年は高い木に登る機会が多いのですが、ヒマラヤだけに、今回が最も高い木です。何をしているのかというと、越境する枝の剪定。梯子が8m、そこからさらに7mほど登った所にいます。ここまで来れば枝張りも短いので、剪定はここまで。というよりも幹が細くなるので、登るのはこの辺りが限界です。残念ですが、登頂はあきらめました。...

風景になる木

山間部にある大きな松の手入れ。今年はこの辺りも風が強かったようで、左側のほうに赤い枯葉が目立ちます。秋以降に枝葉を薄くすると寒風の影響を受けやすくなりますが、この松に手が入るのは3年ぶり。切らない木でも葉焼けを起こすほど、今年の風は強かったということでしょう。今春はやませが強く吹いたということだったので、冬季の寒風というよりも春風が影響しているようです。ということで、前回は田起こし前に行った剪定で...

コノテガシワの透かし(常緑針葉樹/初夏)

5月ももうすぐ終わり、現場では常緑針葉樹の手入れを継続中です。今回はコノテガシワの生け垣の透かし。葉っぱが赤くなっていますが、今年は、クロマツやカイズカなどの風に強い針葉樹なども葉焼けを起こしています。下見に伺ったのは4月始めでしたが、寒の戻りの影響もあったのでしょう。その後も葉焼けが進んだとのことで、今回は大事をとって芽吹きの直前に行うことにしました。裏側はほとんど葉焼けを起こしていないのを見ると...

コウヤマキの透かし

大きなコウヤマキの手入れ。樹高10mはあるでしょうか。小さくしたいとのご要望をいただいたのは昨夏のことですが、しばらく手が入っていない針葉樹への剪定は冬季の寒風に負ける恐れがあります。新芽が出る前に行いましょうということで、半年待っていただきました。1日目  ⇒ 2日目  ⇒ 3日目 透かしは木に登って内部から行いますが、刈り込みだった木を大きく抜くと穴が空きます。この状態の木に野透かしはできないので、...

常緑針葉樹の剪定(春)

現場では今、常緑針葉樹の剪定が続いています。樹形縮小などは、新芽が出る前のこの時期が安心。ただ、心配なのが寒の戻りで、今冬は例年よりも寒かった上、4月に入ってからも強風が続きました。そうした影響で、今春は風に強いクロマツやカイズカイブキなども葉焼けを起こしており、開始の時期を遅らせています。ゴヨウマツとコウヤマキの剪定前後。枝抜きで、樹高が1m程度下がりました。通風や採光の改良には枝透かしが一番で...

善い仕事

現場は今、黒松の剪定中。この時期の剪定で気を付けたいことは以前の記事(常緑樹の冬季剪定~クロマツの枝折れ防止剪定~) でも触れていますが、樹木の健康以外で気を付けていることが掃除。雪がある時や降っている時は、剪定枝を散らかすと掃除がしにくい。降雪時は落とした枝の上に雪が降り積もるので、雪を掘り起こして掃除をしなければならなくなります。逆に、雪が融けている日などは、融けた雪と葉っぱが混ざり、これもま...

雪養生

今年も雪養生の季節になりました。それにしても、モミジの紅葉と雪吊りが並んでいるのは珍しい光景。それだけ今年は雪が早いということです。冬が早い分、春も早まればいいのですが。...

かくれんぼ

公園で。紅い葉っぱがかくれんぼ。...

ヒマラヤシーダーの透かし(秋)

円筒形のヒマラヤシーダー。樹高4m程度の木を小さくしたいとのことで、ご相談をいただきました。樹形のイメージ。条件は赤線の枠内に収めることですが、剪定のポイントとして5つほど上げました。➀樹木は車庫と住宅に挟まれた所にあるので、建造物に障らないよう、住宅側は人が歩けるようにする。②全体的に小さくするのではなく、支障の出る個所を大きく落とす。③緑のボリュームが濃いと木も大きく見えて圧迫感も増すために、目線が...

椿のカーテン

20年ほど前、窓の目隠しに植えた椿の列植。目隠しの役を果たさせつつも日が差し込むように、適度に枝を透かしてあります。厚みは40㎝ぐらいでしょうか。さながら、椿のカーテンといったところです。...

裾上げ

塀の改修工事に伴う、生け垣の剪定。枝が混み合い、枝張りも出てきていたので、いい機会になったようです。これから塀積に入る模様。作業がしやすいように、縄で枝を枝折りました。...

庭の更新と樹木の更新

先日、点検に伺ったお庭。作庭から7年、植栽した木々も大きくなり、存在感のある木立になってきました。この庭は、背後に里山が見える絶好のロケーション。そんな里山とのつながりを考えて、この地に育つ自生種で樹林をつくろうというコンセプトでした。作庭した時はこんな感じでした。この樹林の幹は今、植えた時の3倍ほどの太さになり、枝張りが増して木蔭をつくれるようになっています。庭はつくった時が完成なのではなく、そ...

チャボヒバのアーチ2

昨年紹介したチャボヒバのアーチ、枝が伸長して、今年はこんな感じになりました。アーチ部分はほぼ完成、上部が塞がれば「門」になります。人工的な刈り込みや枝の誘引等を行わず、樹木の自然成長に合わせて「門」に導くこの手入れ、時間は掛かりますが、木に無理をさせず、ゆっくりと形になっていけばと思います。    上記は、左から、10年前、昨年、今年、そして右が目指す樹形のイメージ。さて来年は、目指す形にどこまで近...

透かしは風格をつくる(オンコの透かし2)

以前、オンコ(イチイ)の透かし を紹介したことがありました。当地方では刈り込まれることの多いオンコですが、透かすと、風通しが良く雪の乗りも抑えられ、雪囲いの養生も軽減できます。ただ、刈り込み物は内部に枯枝が多いため、それを外すのが大変。この傘型オンコの透かしも一日がかりでしたが、枯枝外しに半日かかりました。今回は、大きくなったオンコを何とかしたいとのご要望により、円筒形に刈り込まれていたオンコを2...

木漏れ日のできる手入れ

お盆前の追い込みもあと少し。忙しいと気持ちが慌ただしくなりがちですが、仕事に入ればそんなことも忘れる。丁寧に、丁寧に、樹木の様子を見ながら、今の状態に合う手入れをしていきます。そんな中で今日行ったのは、ノムラモミジの手入れ。剪定前です。落葉樹の剪定は、「夏場は軽めに」が鉄則。それを守っているせいか、目だった徒長は、勢いのよい上部の枝のみ。そうした枝や落雪を受ける建物側を切り詰めながら、内部を軽く透...

ヤマモミジの手入れ

昨年の今頃、「モミジの恩返し」というタイトルで紹介したヤマモミジ、今年も少し、手を入れてきました。このヤマモミジは、養生中のツリバナの木を風から守ってくれている木。その役を果たしてもらうためにも、切り詰めて小さくするのではなく、伸ばして大きくする手入れをしています。剪定前。今年はモミジもツリバナも樹勢が良く、だんだん元気になってきていることをうかがわせます。この状態から、風除けの役を果たせる程度の...

雪が解ければ春になる

現場は今、雪養生の真っ盛り。そんな合間を見て、今年に作庭させていただいた庭の点検に寄りました。こちらは、庭奥に雪のストックスペースがありますが、朝の時間の無い中での雪寄せは大変です。雪囲いの不要な庭ですが、下枝を絞れば植栽周りにもアプローチの雪を置けるため、簡単な繩巻きを施しました。この庭の中で、最も水はけが良いのが、植栽地周辺。そして、庭の表面排水が集まるのが、手前の枯れ流れです。雪が解ければ、...

庭の見守り

2008年に作庭させていただいた、秋田市の庭です。周囲の野山に自生する樹種を植えた庭ですが、作庭当時は枝葉も少なく、冬季は寒風の通り道となることから、風の当たる高い位置の枝などが風焼けするなどのこともありました。雪国で育った自生種は丈夫ですが、同じ県内でも、風向きやその強さ、日照や水はけ等の土壌条件など、育った土地の環境と植えられた土地の環境は違うので、そこに慣れるまでには多少の時間が掛かります。8年...