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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

作庭進行中

藁にまみれてよ、育てた栗毛♪という歌がありますが、こちらは連日、栗毛色の泥にまみれております。でも、時々こうなるとどうしようもなく。たまらず軒下に逃げ込みますが、ここでも仕事ができるので有り難い。終い際になると、施主さんが灯りを付けてくださいます。おかげで、キリの良い所まで進めることができました。...

苔の三日月

今朝は予報通りの雨。現場に行くと、昨日サボった石積みの泥の落としを、雨が洗ってくれていました。昨日は暗幕でよくわからなかった全景ですが、いよいよベールを脱ぎました。なんだこれはと思われるかもしれませんが、福岡造園得意?の、山型のベンチです。   これまでいろんなタイプの「山」をつくりましたが、今回は、背面が石積みで内側が苔という組み合わせです。ベンチの素材は、改築前の古い建物の基礎石、躯体は掘削残...

石積み完了

石積み3日目。曲面積みは結構難しくて、1日頑張っても20個程度しか積めません。使いやすい石を使う量の3倍ぐらい用意していますが、積んでる時はそれでも足りないと感じます。合わない時は1個の石を決めるのに20個ぐらいあてがったり、その前に積んだ石が気になって取り換えてみたり、それでも合わなくて佇んでいたりと、石積みはまさに一進一退。そんな中でも、手に取った石が1回で決まる時もあったりと、石積みは苦楽の積...

掘って盛って積んで

材料が搬入されて、いよいよ庭づくりが始まりました。まずは土工から。造作を行う部分の土を掘っています。掘ったら、盛る。発生残土は捨てず、そこで活用できる形を考えます。いつかのためにと取り置きされていた既存の基礎石も組み込んで。そして、盛ったら積む。掘って、盛って、積んで。ホップ・ステップ・ジャンプのごとく、完成に向けて進行中。...

材料準備

昨日今日と雨降り。剪定現場をお休みして、着工予定の庭に材料を運びました。ようやく秋の手入れにも目途が付き、7月に設計をした庭に着手できます。割れ肌の面白い石を見つけてきました。そして、造作の位置出し。搬入を終えたら、今度は川上り。もとい、石材探しです。見当を付けた石山の近くの川を視察。川の石と石山の石はほとんど同質、経年変化で石がどんな色になるのか、この石で流れをつくるとすればどんな扱いが合うのか...

土留

日曜ですが、天気がもったいないので仕事。芝剥ぎ中の現場、地面が見えてきたら、既存樹間に起伏が現れてきました。草の根掘りで土を起こした際、黒土表土30㎝の下は硬い粘土質だったので、植栽時に高植えしたのでしょう。ただ盛土が根周りのみだったため、こなれた発生残土を敷いて土の体積を広げました。樹間を土で繋げて、底に行けない根を左右に伸ばしてあげるための道です。さて、では、この地盤の高低差をどう処理するか。...

土起こし

稲穂も色付き、もうすぐ稲刈りシーズン。そんな田んぼを眺めながら、こちらは庭の草刈りをしています。むせるほどの香りの強い草。アップルミントのようですが、どこからともなくやってきたこの草がもともとあった芝生を占領、さらに、イタドリやスギナが共生しています。どれも食用にはなる草ですが、必要ではない所に増えるのも困りもの。ということで、新たに芝生を張り替えるために、土を起こして草の根を取り除きます。せっか...

仕入れ&散策

樹木の仕入れで岩手まで。一般の方には意外と知られていませんが、樹木が流通するのは芽吹き前の春。落葉樹の場合、葉が開いてからの掘り取り(根切り)は樹木の生死に関わるほどの負担になるので、春以降に依頼を受けた植栽は、昨秋から今春にかけて根巻きされたものの中から選びます。流通期が過ぎてから選べるだけの数を保有している所は少なくて、それで県外まで来ているわけです。このコーナーには手頃なモミジがそろってます...

雨の日の工作

雨続きなので現場はお休み。作業場にこもり、こんなものをつくっていました。捏ねたり突いたり削ったりと、けっこうな重労働。肌寒いのに、大汗をかきます。疲れるけれど、工作だから、でき上がると楽しい。そして、これが庭に入ればまた楽しくて、ご家族が喜べばさらに楽しい。「三密」のご時世ですが、庭づくりは『三楽』といきたいものです。さて、もう少し置いてから、庭に納めます。...

休日の見学者

日曜ですが、朝から作業場で工作。ガシガシやっていると、時折見学者が訪れます。にゃんとも言わずにただ見ているだけですが、ギャラリーがいると励みになりますね。面白いものができたら、また見に来てください。...

三面の石積み

秋田県でも緊急事態宣言が解除となり、経済も動き出したようです。ただ、これで終息とはならないでしょうから、気を緩めずに、これまで通りの予防をしていきたいと思います。さて、現場は今週から秋田市での作庭に入っています。まずは、植栽スペースをつくるための土留めを施工中。寒風石溶岩での崩れ積みです。表から見ると、こうなっています。三角スペースの前庭を、三面それぞれに違う顔を持たせるべく、、三種類の石積みを組...

園路の改修

外壁の改修に伴い、解体後に仮置きされていた枕木園路を直しに行ってきました。下草で埋まっていた飛石も、この機会に歩けるようにしていきます。敷き直して、下草(匍匐性のコニファー)を剪定しました。こちらは、15年前の作庭時。枕木は解体時に半切りされている物もあり、元通りとはいきませんが、飛石との繫ぎも回復しました。園路というよりは小テラスのようでもあり、庭への出入りもしやすくなったようです。ステイホーム...

テラス作り

現場は今、庭作りが進行中。コンクリート通路から続く芝生の部分をテラスに変えていきます。骨組みと下地の造成が完了。明日から内部の造作に掛かります。新型コロナウィルスが様々な方面に影響を与えていますが、風通しの良い外での一人作業なので、今のところは仕事ができています。在宅が求められる昨今、こんな時だからこそ、庭で過ごしてもらえるような環境を提供していきたいものです。...

石材視察

子どもの引っ越し先は新潟。ならばと、以前から気になっていた安田御影を見てみたいと、現地の石屋さんを覗いてみました。原石。秋田県では御影石が珍しく、県外国外からの加工品しか見かけませんが、さすが産地は違います。安田御影の天然飛石。落ち着いた茶系色なので、庭に使いやすい風情があります。原石をスライス、表面をビシャン掛けした飛石もありました。この類は鳥海石でもありますが、御影は側も表面も色合いが同じ、イ...

素材探し

見つけた素材から庭をイメージするか、イメージした庭に合う素材を探すか。もちろん後者が理想ですが、見つけても寸法や仕上げが合わなかったり予算が合わなかったり、質感の似たものがあっても色が合わなかったりなど、庭のコーディネートもなかなか難しいものです。そんなわけで、今月は雨が降る度に素材を探しに出ていますが、秋田・青森県内を旅すること3日、青森市の石屋さんの片隅でモノを見つけました。こちらの条件は、ベ...

レンガのテラス作製

植栽が完了し、テラスの作製に入りました。下地は現場から出た砕石を敷いて転圧し、砂で整地してからレンガを敷いていきます。薄いレンガはモルタルで固定しないと安定しませんが、ここでは厚手のレンガを敷き、御影石で挟み込みながら強度を高めていきます。さて、ここからどうするか。通常は、テラスをつくってから植栽しますが、樹林の中にテラスがあるという雰囲気なので、ここでは植栽を優先し、そこにテラスを合わせていきま...

1ブロック完了

土壌整備をしていた庭に、先月探しに出掛けていた樹木が搬入されました。施主さんのお好みは、『雑木林の雰囲気』。それに合わせて、雪に強い北東北産の樹木を植えていきます。配置が決まりました。水極めの前に、こんなことを。タルキが林立する様子を不思議に思ったのか、道行く人から「それは何ですか?」と訊かれました。正体は、土に還る地下支柱。雑木の庭は幹の線が大事、それを殺してしまう支柱はなるべく付けませんが、風...

段違いのベンチ

大きさ、厚みが様々な十和田石を集めてきました。できたのは、段違いのベンチ。低い方には小さなお子さんが座ったり、お茶道具や小物を置いてもいいでしょう。いろんな使い方をしていただければと思います。...

作庭スタート

今週から秋の作庭がスタートしました。まずは植栽土壌の改善から。砂地の平庭に改良資材を投入し、余剰する既存土を盛って起伏をつくっていきます。盛土部分の縁ができてきました。真ん中を横断するのは砂利の道。この部分にはもともと砕石敷きの道があり、そこに芝生が侵入してきていました。それをはぎ取って、再度、庭の道にしていきます。植栽のイメージを描いてみました。雑木林を抜けて草原に出る。そんな雰囲気になればいい...

石仕事

現場では石工事の真っ最中。建物と植栽土留めの間は1mほど、その中に雨落ちがあり、配管の桝があり、水栓があり、それらを避けながら伝いを作っています。石畳にした部分にも雨が落ちますが、モルタルを使用せずに底に軽石を敷いているため、雨は目地から浸透していきます。庭の中央部には半円の石積み。奥入瀬などでは渓流に浮かぶ岩の上に木が生えていますが、そんな雰囲気が出れば。こちらは、ザクッとした石積み。層状剥離し...