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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

石のベンチ

一期工事を終え、二日ほど石材探しをしていました。材料が揃ったところで、現場を再開しています。今回は、このコーナーの改修。以前、「作らないという選択肢」という記事で、庭の成長に合わせて竹垣の作り替えをやめたという話を書きましたが、漫然と同じものをつくり続けるのではなく、状況の変化と調和する庭でありたい。こちらの竹垣も更新の時期を迎えたところですが、今回、対面する庭が改まりました。竹垣は仕切りであり結...

お地蔵さんのいる風景

進行中のお寺の庭。敷地内にあった寄せ灯籠が、手水鉢と置灯籠に変身。裏側の園路がさらに楽しくなってきました。道を進んだ所にはお地蔵さん。このコーナーのイメージをご住職に伺うと、『お子さんがお地蔵さんを撫でている横で、おかあさんがやさしく微笑んでいる。そんな景色が目にに浮かびます。』それを連想しながら周辺の飛石を打っていると、不思議に心が優しくなっていくのを感じました。こんなことは、庭づくりをしていて...

微調整

施工中の庭の伝い。大きな根株が数か所にあるため、それを避けながら石や木を配し、その間を道にしています。歩行の際に木の枝に障らないように石を左右に振っていますが、水鉢からの導線が少し直線的。加えて、整地をしたら景石と飛石のラインも斜めに揃ってきました。現場ではそれほどの違和感を感じませんが、写真で見ると気になります。写真は正直。こうした気がかりはいつまでも残り、完成後の後悔に繋がります。作り手として...

露頭岩の山道

元号が『令和』に変わりました。今年最初の庭づくりは平成最後の庭づくりとなり、令和元年の初仕事。時代をまたぐ作庭になりましたが、改元となっても大型連休でも、植木屋として、今やるべきことをやるだけです。ということで、作庭中の庭のメイン部分が仕上がってきました。雨に洗われたおかげで、しっとりとした雰囲気。これから足元に緑が増えていけば、みずみずしさが増していくでしょう。この間探してきた石はこのような山道...

雨の日の仕事

3日連続の雨。普段は晴耕雨読ですが、作庭中は返上、現場の様子を見に出掛けています。雨の日に何を見るかというと、雨水の流れや水はけの具合。水は低い所や弱い所に向かいますが、それは植物の健康や庭の強度に直結するので、とても大切な作業です。案の定、仮置きした根鉢の周りに水がたまっていましたが、これは、盛土された庭の低い所に水が集まってきているということで、数日前に縁石を数個外していたこともあって、舗装面...

石組と植栽と石探しと

サツキを寄せて、モミジを動かした状態。更地に近い状態になると、具体的な距離感がつかめてきますが、緑のボリュームを眺める庭から、歩きながら楽しむ庭に変えていきます。既存の鳥海石とモミジに合わせ、同種の石や木を補充して空間をつくっていきます。既存庭にはシャクナゲもあることから、敷地内から数本移植して、樹種に繋がりを持たせていきます。シャクナゲとツツジの交配種である『春一番』という木も移植、既存のシャク...

サツキの移植

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モミジの移植

庭の改修にあたって、既存のモミジを移植。同じ場所で向きを変えるだけなので根巻きはしませんが、できるだけ根を切らないように気を付けて掘ります。掘り下げると、玉石交じりの硬い粘土層に当たりました。昔は通路だったとのことで、その下地として転圧されたものでしょう。グライ化はしておらず水も湧いてきませんが、土が硬いと根が張っていけません。根張りをよくするために底土を耕運、既存土にバーク堆肥と木炭を漉き込んで...

着工

大安吉日の今日、庭づくりに着工。「着工」という言葉には『着』という字が入りますが、この日に合わせて、新しい仕事着をおろしました。『笑庭来福』と刻まれたこの仕事着。そんな庭になるよう、頑張りましょう。...

嫁入り支度

雪囲いの解体も一段落。畑で育てている木が大きくなってきたので、暇々に移し替えています。嫁に出せる木には根巻きをし、もう少し花嫁修業が必要な木には根回しを。『藁にまみれてよぉ、育てた栗毛♪』という歌がありますが、植木屋は、土にまみれて木を育てています。落葉樹の移植は芽出し前が勝負。晴れの日を思いつつ、大汗かいてます。...

道の追加

先日完成した庭の追加工事。庭奥のスペースを利用して、今度は最短距離で上下を繋ぐ実用的な階段を作りました。けっこうな広さがあるので、こちらの道は、荷物を持って往来することもできます。庭の道とも連絡させたので、さらに使いやすくなったようです。庭の道とは3ヶ所で繋がるようにしました。庭の道はそれぞれ分岐するため、上から下に行くのに、15通りぐらいの行き方ができます。その時の気分や目的で道を選ぶのも楽しいで...

土を留めて水を止めない

土を留めて、水を止めない。これが、今行っている作業です。石段や石積みで土を留めていますが、石で土を留めれば、表面や地中の水もそこでブロックされます。ブロックされればそこに水が溜まり、大きな力となって、軟らかい所を探して壊していく。そうならないように、石の下地や裏込めに軽石を使って、石の隙間から水が染み出していけるようにしています。土留めには枕木も使っていますが、これも同様。軽石が水を通してくれるこ...

石段づくり

ようやく昨日から雨が上がり、今日は久しぶりに足袋を履きました。現場は石段づくりに入っていますが、材料を置く場所があるというのはありがたいことです。しかも法面の上なので、重い石を転がしていくことができます。、石段は、こんな感じになってきています。石段周りには土留めも施していますが、石段も土留めもセメントは使わずに、厚さ20㎝以上の石をかみ合わせるように組んでいます。半日石仕事をすると、午後からは石が...

曇耕雨搬

外構が一段落したとのことで、先週から大館市の現場に入っています。切土された法面に土留めと通路を作り、土壌改良を行いながら、植物の育てる環境に変えていく仕事です。イメージはこんな感じですが、さて現場ではどうなるでしょう。図面はパソコンで描きますが、マウスをスコップに持ち替えると感じるものが違うのです。土を崩したり耕したり運んだりしているうちに、また考えが変わっていくかもしれません。庭がどうなるのかは...

柱の仕入れ

仕入れで黒石まで。青森ヒバの原木。「とりあえず7,8本あれば」と言うと、百本ほど並べてくれました。感動。積込完了。なかなか手に入らないので、とりあえずの本数を超えてしまいました。この原木は、これから自社で磨きをかけて、竹垣の柱になります。いい仕事ができそうです。...

鉄柱の補強

炎天下での仕事が続きます。この時期は手入れのラッシュ。暑くて身体を休めたいところですが、気合で乗り切るしかありません。そんな中、お日様から逃れての軒下仕事。雨の日の仕事に取っておきたいところですが、肝心の雨が降らないという。ということで、今回の仕事は、庭の手入れならぬ鉄の手入れ?傷んだ鉄柱の根元を補強するため、枠の中に詰め物をします。そして、プリンのように固まるのを待つ。枠を外して、周りを少し掻き...

雨落試験

軒下の、雨垂れが落ちる所のことを「雨落」と言います。屋根に放水して、雨垂れのラインを確認。雨落ラインの両側には、土留めの縁石を。そしてまた放水。雨落周囲に既存の苔を張り、今度は、散水しながらの放水。自分に放水したくなるような暑さですが、完成まであと一息。暑気払いの一息は、ジョッキで流し込みたいものです。...

新鮮野石

朝に石山に出かけて石を選り、昼から降ろして据える。朝採りの新鮮野菜をその日のうちに料理するような、今週は、そんな仕事が続いています。石組、石積、石張り、縁石、飛石。石の個性を活かして、ありとあらゆる使い方で庭におさめていきます。そんな、楽しい仕事もいよいよ終盤。明日から仕上げに入ります。...

打つ

施工中の庭の導入部。モルタルを使わず、厚みのある石をかみ合わせていくやり方。飛石になれないような小石でも、集まれば道になります。水を打つとこうなります。飛石も水も「打つ」。意志を込めて打ったものは、心を打つ。そんな庭になればうれしいですね。...

型抜き

現場は今、柿の木の通気改善中。樹木の根に必要な酸素は、雨水に付着して土中に入っていきます。その浸透範囲を広げるために、バールで、根回りのアスファルトを剝いでいるところです。三段積みの大谷石はベンチですが、そこに向かう部分は道として残します。でも、硬いアスファルトにラインを描き、細かく突いて曲線をつくるのはかなり大変。昔、夜店でやった、「型抜き」のような作業です。ここまでできたところで、「猫みたい!...