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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

土起こし

稲穂も色付き、もうすぐ稲刈りシーズン。そんな田んぼを眺めながら、こちらは庭の草刈りをしています。むせるほどの香りの強い草。アップルミントのようですが、どこからともなくやってきたこの草がもともとあった芝生を占領、さらに、イタドリやスギナが共生しています。どれも食用にはなる草ですが、必要ではない所に増えるのも困りもの。ということで、新たに芝生を張り替えるために、土を起こして草の根を取り除きます。せっか...

仕入れ&散策

樹木の仕入れで岩手まで。一般の方には意外と知られていませんが、樹木が流通するのは芽吹き前の春。落葉樹の場合、葉が開いてからの掘り取り(根切り)は樹木の生死に関わるほどの負担になるので、春以降に依頼を受けた植栽は、昨秋から今春にかけて根巻きされたものの中から選びます。流通期が過ぎてから選べるだけの数を保有している所は少なくて、それで県外まで来ているわけです。このコーナーには手頃なモミジがそろってます...

雨の日の工作

雨続きなので現場はお休み。作業場にこもり、こんなものをつくっていました。捏ねたり突いたり削ったりと、けっこうな重労働。肌寒いのに、大汗をかきます。疲れるけれど、工作だから、でき上がると楽しい。そして、これが庭に入ればまた楽しくて、ご家族が喜べばさらに楽しい。「三密」のご時世ですが、庭づくりは『三楽』といきたいものです。さて、もう少し置いてから、庭に納めます。...

休日の見学者

日曜ですが、朝から作業場で工作。ガシガシやっていると、時折見学者が訪れます。にゃんとも言わずにただ見ているだけですが、ギャラリーがいると励みになりますね。面白いものができたら、また見に来てください。...

三面の石積み

秋田県でも緊急事態宣言が解除となり、経済も動き出したようです。ただ、これで終息とはならないでしょうから、気を緩めずに、これまで通りの予防をしていきたいと思います。さて、現場は今週から秋田市での作庭に入っています。まずは、植栽スペースをつくるための土留めを施工中。寒風石溶岩での崩れ積みです。表から見ると、こうなっています。三角スペースの前庭を、三面それぞれに違う顔を持たせるべく、、三種類の石積みを組...

園路の改修

外壁の改修に伴い、解体後に仮置きされていた枕木園路を直しに行ってきました。下草で埋まっていた飛石も、この機会に歩けるようにしていきます。敷き直して、下草(匍匐性のコニファー)を剪定しました。こちらは、15年前の作庭時。枕木は解体時に半切りされている物もあり、元通りとはいきませんが、飛石との繫ぎも回復しました。園路というよりは小テラスのようでもあり、庭への出入りもしやすくなったようです。ステイホーム...

テラス作り

現場は今、庭作りが進行中。コンクリート通路から続く芝生の部分をテラスに変えていきます。骨組みと下地の造成が完了。明日から内部の造作に掛かります。新型コロナウィルスが様々な方面に影響を与えていますが、風通しの良い外での一人作業なので、今のところは仕事ができています。在宅が求められる昨今、こんな時だからこそ、庭で過ごしてもらえるような環境を提供していきたいものです。...

石材視察

子どもの引っ越し先は新潟。ならばと、以前から気になっていた安田御影を見てみたいと、現地の石屋さんを覗いてみました。原石。秋田県では御影石が珍しく、県外国外からの加工品しか見かけませんが、さすが産地は違います。安田御影の天然飛石。落ち着いた茶系色なので、庭に使いやすい風情があります。原石をスライス、表面をビシャン掛けした飛石もありました。この類は鳥海石でもありますが、御影は側も表面も色合いが同じ、イ...

素材探し

見つけた素材から庭をイメージするか、イメージした庭に合う素材を探すか。もちろん後者が理想ですが、見つけても寸法や仕上げが合わなかったり予算が合わなかったり、質感の似たものがあっても色が合わなかったりなど、庭のコーディネートもなかなか難しいものです。そんなわけで、今月は雨が降る度に素材を探しに出ていますが、秋田・青森県内を旅すること3日、青森市の石屋さんの片隅でモノを見つけました。こちらの条件は、ベ...

レンガのテラス作製

植栽が完了し、テラスの作製に入りました。下地は現場から出た砕石を敷いて転圧し、砂で整地してからレンガを敷いていきます。薄いレンガはモルタルで固定しないと安定しませんが、ここでは厚手のレンガを敷き、御影石で挟み込みながら強度を高めていきます。さて、ここからどうするか。通常は、テラスをつくってから植栽しますが、樹林の中にテラスがあるという雰囲気なので、ここでは植栽を優先し、そこにテラスを合わせていきま...

1ブロック完了

土壌整備をしていた庭に、先月探しに出掛けていた樹木が搬入されました。施主さんのお好みは、『雑木林の雰囲気』。それに合わせて、雪に強い北東北産の樹木を植えていきます。配置が決まりました。水極めの前に、こんなことを。タルキが林立する様子を不思議に思ったのか、道行く人から「それは何ですか?」と訊かれました。正体は、土に還る地下支柱。雑木の庭は幹の線が大事、それを殺してしまう支柱はなるべく付けませんが、風...

段違いのベンチ

大きさ、厚みが様々な十和田石を集めてきました。できたのは、段違いのベンチ。低い方には小さなお子さんが座ったり、お茶道具や小物を置いてもいいでしょう。いろんな使い方をしていただければと思います。...

作庭スタート

今週から秋の作庭がスタートしました。まずは植栽土壌の改善から。砂地の平庭に改良資材を投入し、余剰する既存土を盛って起伏をつくっていきます。盛土部分の縁ができてきました。真ん中を横断するのは砂利の道。この部分にはもともと砕石敷きの道があり、そこに芝生が侵入してきていました。それをはぎ取って、再度、庭の道にしていきます。植栽のイメージを描いてみました。雑木林を抜けて草原に出る。そんな雰囲気になればいい...

石仕事

現場では石工事の真っ最中。建物と植栽土留めの間は1mほど、その中に雨落ちがあり、配管の桝があり、水栓があり、それらを避けながら伝いを作っています。石畳にした部分にも雨が落ちますが、モルタルを使用せずに底に軽石を敷いているため、雨は目地から浸透していきます。庭の中央部には半円の石積み。奥入瀬などでは渓流に浮かぶ岩の上に木が生えていますが、そんな雰囲気が出れば。こちらは、ザクッとした石積み。層状剥離し...

雨仕舞と風養生

台風の襲来を前に、雨落の浸透改善。所々に深い穴を掘って軽石を詰め、雨水が地表にたまることなく地下に浸透するようにしていきます。敷地に降った雨が外に排出されると、家々から集まった大量の水が道路に吹き出したりしますが、雨がそれぞれの庭の中に吸収されれば、こうしたことも少なくなる。自分の家に降る雨を自分の庭で始末することを「雨仕舞」といいますが、そのための仕掛けをしています。雨仕舞が完了した後は、石の土...

着工

現場では今、庭づくりが始まっています。まずは地割から。植栽の配置や園路、土盛りのラインなどを確認しています。重機や土壌改良材を搬入して、作業開始。植栽地盤の造成。設計時の土壌調査では(雨後)地下70㎝ほどで水が湧いてきましたが、天気が続くと、1mほどの所に落ち着いているようです。このあたりがこの庭の地下水位ということで、雨が降ると30cmほど水位が上昇するということでしょう。現状でこの水位を低くするの...

海苔巻きづくり

3連休は好天に恵まれたため、ありがたいことに3連勤。最終日は、天気なのに作業場にこもり、炭埃にまみれました。 砕いた炭はこんなふうに使って、こんなものをつくります。寝かせてつくったものを立てれば中身が落ちる。この自然の道理は炭も同じで、やはり落ちます。巻くという点では麦巻きと同じですが、そのやり方で昨年つくったのがこれでした。このやり方だと、管の周りにまんべんなく炭が巻くという利点があるものの、何度...

材料準備

雨降りの今日は手入れをお休みして、作庭現場へ材料運び。探しに行ってはコツコツと運んできましたが、このぐらいで何とかなるでしょうか。続いて軽石の運搬。ここからさらに庭まで運ばなければならないので、移動しやすいようにコンテナに詰めています。ただ、そんなにコンテナがたくさんあるわけではなく、不足の分はメッシュ袋に。軽石は土の浸透改善に使いますが、作業効率を考えると、そのまま土に埋められるものがいいなと、...

駐車場に植栽

砕石敷きの駐車場にアジサイを植えていきます。砕石下の玉石層を切り崩しながら、植穴を掘り下げています。土は硬いですが浸透力はあり、グライ化などもしていません。でも時々こういうのが出てくると泣きたくなります。玉石はつかむ所がなく、おまけに泥で滑る。滑らなくても持てる重さではないので、何とか転がして寄せました。植穴を掘ったら、炭とバークを既存土に混ぜ、床を作っていきます。土中の石は根の生育には支障が無い...

天堂苑樹

お寺の庭にサツキが咲いてきました。春に、密生していた寄せ植えを移植、石組周りに分散させていたものです。庭を直させてもらう時、大切にしているのがその庭の意味を知ること。こちらの考えだけで直さず、持ち主の思いや作り手の意図を尊重するということですが、このサツキの移植先を提案した際にも、石組の本意や理想とする雰囲気を壊してはならないと感じて、作庭当初のコンセプトを伺っていました。その時に見せていただいた...