杜の木漏れ日

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戯言 1/4

献杯

緑の役割や楽しさを知ってもらいたいと、何度か能代で展示を開いたりした。そんな中で、二ツ井のイベント会場からお誘いを受けて開いたのが、「緑の景観写真展 街中の緑を楽しむ」。思い思いに見てくださればと、展示には常駐していなかったが、中には会って話を聞きたいという方もおられて、関心を持つ方の存在をとてもありがたく感じた。そんな中で記憶に残っているのが、緑が好きで、ご自分でもいろんな活動や提言をされてきた...

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枝垂れてこその柳

先日、市内で仕事をした時のこと。完了のお声掛けをすると、ありがたいことにお茶のお誘いをいただいた。ちょうどご友人がいらしているとのことで、その方を私に会わせたいとのことだった。ご馳走になりつつお話を伺うと、以前にもお会いしたことがあるらしい。失礼ながら思い出せずにいると、なんでも、官庁街で私と話をしたことがあり、能代の街路樹の変遷に感動されたという。その後も、時々書いていた地元紙への寄稿を目にされ...

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まで

昨夜のTVで、オリジナルの薪ストーブを製作する地元の鍛冶屋さんが紹介されていた。1年に30個しかできないという手作りストーブ、製作に時間が掛かるのは『までな仕事』をしているからだと言う。までにつくるからこそ、丈夫で長持ちのする良品ができるのだろう。『まで』とは秋田弁で『丁寧』という意味だが、職人の仕事はやはりこれに尽きる。注文いただいた方のために、丹念に、丁寧に、精魂込めてつくること。この当たり前の...

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缶詰め

正月といえば、自分の中では『街路樹サミット』。第一回目が1月9日、二回目が1月7日と、二年続けて『街路樹サミット』で年が始まるという感じだった。どんなことでも、一回目は初めてのことなので大変。しかも、いきなり東京という大舞台で講演をする。何をどう話すか、どんな構成にするか、招かれてやる以上は、より完成度の高いものを提供しなければと、無い頭で練りに練る。二回目は場所を移して大阪。東京での話を大阪でも...

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打ち習う

書店で見付けた、魁新報コラム(北斗星)の書き写しノート。ありがたいことに、今夏はこのコラムに街路樹が登場、私のことも少しご紹介いただいた。さすがは全県紙の1面、いろんな方から声が届いて、反響の大きさに驚いた。こんなことがあると、自分も記者になったつもりで書いてみたくなる。そう思うとそんな機会が訪れるもので、直後に書いたのが、お寺の会報と魁紙への寄稿。簡潔に、わかりやすく、リズミカルに。何度も直しなが...

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これでいいのだ

テレビアニメでは、植木職人として登場する天才バカボンのパパ。この『バカボン」は英語の『バガボンド(Vagabond)』から来ているらしく、「放浪者」とか「さすらう人」という意味がある。原作でのパパは定職を持っていないようだから、さながら、「自由人」ということになるのか。そのバカボンパパの口癖で有名なのが、「これでいいのだ~」。テレビの主題歌では、『西から上ったお日様が東へ沈む~』に続いて「これでいいのだ~...

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できない仕事

ポリシーに合わない仕事はしない。などと言うと、とてもわがままに聞こえるかもしれないが、信念に反する仕事をすることほど嫌なものはなく、それを行うことは信用を落とすことにも直結する。仕事において、信用は最も大切なこと。植木屋として、ここは引けない部分というものもあるから、そんな意味では、仕事を選ばせていただいている。たとえば、どんな仕事が信念に反するかといえば、樹木の生理や健全成長を考えない植栽や手入...

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おおらか

下見で訪れた時に見つけた清水。水音に誘われて行ってみると、こんな素敵な所があった。清水は、集落の中を、右に左に蛇行する。家々の裏庭に面したこの流れは、昔から、この水をくんだり野菜を洗ったりと、生活の中で使われてきたのだろう。あちらへこちらへと曲がりながら、山の恩恵をみんなにおすそ分けしている。清水だから冷たいけど、そんな温かみを感じる流れだった。この清水は家々の境界になっているようだが、こんな、ゆ...

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朝仕事に行こうとしたら、土砂崩れで通行止め。しかたなく迂回すると、造成中の田んぼに仮盛土がたくさんあった。雨なのに、崩れずにいる。土には安定したい角度、落ち着ける角度があって、それを「安息角」と言う。安息角は、土や砂、石の山など、その傾斜を形作る個体で違う。個体の質が細かでやわらかい山は崩れやすく、硬くて不整形な個体の重なりは、互いが組み合うので強い。個体同士のつながりが強ければ、全体も強いという...

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木「蔭」雑考

     (東京国際フォーラムの木蔭)いまさらながら、「木蔭」という言葉を辞書引きしてみると、たいがいの辞書には「木のかげ。樹木やその枝葉が日光をさえぎっ ている所。」などと出てくる。そして、「木蔭」の「蔭」の字は、「蔭」ではなく『陰』になっている。拙ブログはこの間まで、「紅の葉の木蔭」というタイトルだったけれど、「陰」ではなく『蔭』を使っていた。これは、植物が作る「かげ」にはやはり、「草冠」が付く...

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