category: 戯言  1/3

植木屋の道

No image

むかしむかしの話。20代の頃、役所の打ち合わせで現場を見に行った。ここは芝生にすると言われて見た場所は、排水不良で水浸しになる所だった。「この状態では芝を張っても良くなりません。」と言うと、「(業者は役所の)言うことを聞いていればいいんだ」的な言葉が返ってきた。言うことを聞いて枯らせば、それは業者の責任になり、信用を落とすことに繋がる。その前に、良くならないとわかっていることに無駄なお金を掛けること...

  •  3
  •  closed

匿名で書くということ

No image

時々、地元紙の投稿欄を活用して、緑のあり方についての意見や提案を行うことがあります。(例1 例2 例3 例4 例5 例6)改善の提案をする時はなぜ今のやり方ではいけないのかの理由を述べて代案を示す必要があり、その過程として現状否定をしなければならない時もありますが、そうした意見性の強い文章を書く時は、自分の書いたものに対する責任と覚悟が必要です。新聞投稿は匿名掲載も可能ですが、責任の所在を明確にし...

  •  0
  •  closed

根っこ

暮れに、秋田市まで出かけた時のこと。待ち時間を利用して、「県民会館のけやき並木」を見てきた。これは大きい。お堀の下から見上げたことはあるけれど、土手に登って見たのは初めて。樹齢300年超、秋田市の天然記念物第一号だそうだ。ここから見下ろすと、お堀の向かいには県立美術館。せっかくなので、話題の美術展も覗いてきた。床に、小さな粘土を並べて描かれた作品、これはいったいなんだろう?丹念に、丁寧につくり上げ...

  •  0
  •  closed

おたがいさまとおかげさま

なかなか雪の積もらない冬。それでも冬が来ないということはなくて、昨日は久しぶりに屋根を滑り落ちる雪の音で目が覚めた。この目覚ましが、除雪車の機械音になると、本当の冬。大きな機械で払われた雪は、家々の前に山のように連なる。大急ぎで起きて、自分の家の前の雪を寄せて、ついでに、両隣やお向さんの雪も少し寄せる。寝坊した時などは、ご近所さんが自分の家の前の雪を寄せてくれている時もあるから、先に起きた時は、そ...

  •  0
  •  closed

つまづく石にも必要がある

「つまづく石にも『必要』がある。」知人から教えていただいた言葉ですが、深い言葉だなあと思いました。道を歩いていて小石につまづき、転んでけがをすることがある。 怪我をして病院に行ったら、転んだのは運が悪かったのではなく、身体を支えきれないほど体調が悪かったことに気付く。忙しくて休んでいられないんだけど、仕事をすればするほど身体は悪くなる。 観念して休むと、身体が再生し、気が満ちてくる。 何もしないこと...

  •  0
  •  closed

木を植える者の責務

No image

必要として植えられた木が切られてしまうこと。 意味や役割を持って植えられた木たちが、いつのまにかその存在さえも忘れられ、切られてしまう。木の存在を意識するのが、落ち葉や虫が付いた時だけというのも悲しい。 葉が落ちるのは、木のせいなのか。 虫が付くのも、木のせいなのか。 木は、自分では動けない。 木は、痛くても、声をあげることもできない。そんな木を植えたのは人間。そんな人間の都合で、木が切られていく。住...

  •  2
  •  closed

緑の提案をしよう!

植物の研究で名高い工藤茂美先生の著書に、「五能線沿線と白神山地の植物(秋田魁新報社刊)」という本がある。ありがたいことに、昨日伺ったお施主さんから、進呈いただいた。白神山地が世界遺産に登録されたのは平成5年で、昨年がその20周年の年。白神山地を縦断する青秋林道の建設が始まったのが昭和57年。その後に反対運動が起こり、中止されたのが平成2年のこと。この本は昭和62年の発行だから、そんな最中に書かれた本とい...

  •  0
  •  closed

書く者の悩み

No image

植木屋が持つのは鋏やスコップだけれど、人並みにペンも持つ。現場で仕事をしてナンボの職人だけれど、時には思いの丈を語る。人前で話すのは苦手なので、必然、書くことの方が多くなる。自分の仕事は、庭をつくり、庭を守ることだ。庭の素材は、草木や石、土、水などの自然素材。その自然素材はどこにあるのかというと、山や川。だから自然に、山や川を見、環境のことにも頭がいく。植木屋の習性で、街なかを歩けば、庭の木や公園...

  •  2
  •  closed

市議会の「泥縄」発言に思う

先日の地元紙に、議員の不適切発言により、能代市議会が紛糾したとの記事がありました。大型七夕に多額の税金を投入することを質した一般質問の中で、今後、大灯籠を二基三基と作り、展示施設の建設も検討する市当局に対して、議員さんが「泥棒を捕まえて縄をなっている」との表現を使ったことに、市長さんが「泥棒とは何事だ!」と机を叩いて激高されたとのこと。「泥縄~」の言葉の意味を知らなかったので調べてみると、「泥棒を...

  •  0
  •  closed

正しいことはいつか必ず通る

No image

この間、小学校の道徳の授業で「公正・公平・正義」をテーマに、親が子にあてて手紙を書くというものがありました。こんな高尚なテーマを前にすると、自分はどうなのかとの自己問答が始まり、なかなか筆が進みません。子供に正義や公正を語れるほど立派な人間じゃない。悩みに悩んだあげく、こんなことを書きました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー長女へこの間、「リオの伝説のスピーチ」という動画を君に見せました。大...

  •  0
  •  closed