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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

善の輪よ広がれ

この間、杜守Clubとして行った桜の樹勢回復の記事。新聞にはこれまで何度か紹介いただいたが、業者名や業種を記さずに紹介してくれたのは今回が初めて。「○○造園」とか「造園業」と付くのが一般的な中、慣例化した新聞表記を使わずに記事を書いてくれたことをとても嬉しく思っている。これまで、「造園業者」とか「造園○○士」などという肩書で紹介されることを毛嫌いしてきたが、それは、緑の活動は業者としてではなく、『スキルを...

リフレッシュ

晴耕雨読を理想に掲げているけれど、手入れが集中するお盆前だけは、雨天も休日も関係無く。そんなに若くもなく、身体に合わせた仕事の仕方を考えると、そろそろこの暮らしから脱し無ければと思いつつ、実際はそんなわけにもいかない。HPを一新し、今後は作庭をメインとしてやっていきたいと、手入れ仕事は自社作庭の庭のみにさせていただいて、昨年から ご新規の手入れの受注を休止、造園に専念するべく朝市から撤退するなどし...

新名称決定

「能代科学技術高校」という新名称が県議会で承認された。それを受けたのか、今朝の地元紙一面のコラムは前向きな内容だった。数日前の同欄で、名称の決め方を「教育的ではない」と批難していた論調が、こんなに変わるのかと驚いた。 コラムは新聞社の総意ではなく、執筆者が何人もいて、この間とは違う人が個人の思いを書いているということなのだろう。 読者が混乱しないよう、執筆者名を明記すればいいと思う。否定的な意見には特...

名称問題

能代工業高と能代西高が統合となり、公募で新名称が「能代科学技術高校」になるとのこと。それに対して、能代工のブランド名を残してほしいと、市内外から再考を求める声が上がっていた。最近の紙面を賑わしているこの話題、今日の地元紙にも、「消える能代工」というコラムがあり、「公募を振りかざし、錦の御旗にするのは教育的とは思えない」などと、決定権のある秋田県に異議を唱えている。相手高も能代市内の高校で、そちら側の卒業...

強烈な目覚め

この間あった不思議な出来事。昼食後、車で軽く仮眠を取っていると、突然の衝撃音に飛び起きた。助手席に車が衝突して、窓ガラスがバラバラに砕け散っている。逆光で霞んだ目にはそんなふうに映った。 しばらくして辺りを見回すと、車はなんともなくて、隣に停まっていた車の人も何事もなかったかのように眠っている。いったい、今の爆音は何だったんだろう? 夢にしては妙に音がリアルで、テレビのドッキリかなんかで、寝覚めにバ...

コロナの影響

暗い話はつとめて書かないようにしているが、比較的影響が少ないと思われている造園業界でも、感染者の多い都会では休業している会社もある。図面作製等、事務所仕事が主となる設計会社や、屋外作業とはいえ、多人数が集まる大きな工事現場などは、複数が同一車で移動しなければならない事情もあるなど、従業員の多い所は自主休業しているようだ。その点、現場作業も移動も一人で行う田舎植木屋は影響が少ない、と思われがちだが、...

安心できる独創

先日、県外の同業と話をしていて、芸術的な庭を普通の庭に直す仕事があったと聞いた。その芸術的な庭を創られたという方が創る庭の数々は若い頃に本で見て知っていて、伝統技法を駆使しつつデザイン性に優れ、上品かつ、地域性や独創性にあふれた現代の庭というふうに記憶している。当時の自分もまた、その方向を目指していたので、そうした庭が直されたことに驚いた。『普通の庭』って、なんだろう?「普通」を辞書引きすると、『...

より深化する

令和最初の春、新たなスタートを切るべく準備中。何が変わるのかといえば、5カ所ある朝市への出店を今年から撤退する。手続きや関係へのあいさつをすませ、あとはかたずけを残すのみとなった。長年ご愛顧いただいたお客さんや、朝市回りをしてきた先代と先々代、そして、これまで支えてくれたスタッフ、親族に感謝しつつ、これも時代の流れと次に進む。進むことは進化だが、実質的には事業縮小。攻める経営ではないけれど、攻めず...

あの時の自分に見せてあげたい

「どうなるかわからない道を選ぶのはえらく勇気が要った。勇気を出したあの時の自分に見せてやりたい。」放映中のNHK朝ドラ「スカーレット」で、求める色を出すために悪戦苦闘する陶芸家の主人公が、穴窯で何度も失敗を繰り返した末についに成功、知人への手紙にしたためた言葉。『あの時の自分に見せてあげたい』。実は、数年前に同じような心境になったことがあり、テレビの中の主人公と自身の経験がオーバーラップした。それ...

ウエブサイトの役割

この間の、うちで修業をした大類君の新聞記事には、弊社のウエブサイトを見たことが志望の契機となったことが記されていました。たしか、彼が来たのは2007年、サイトを開設したのはその3,4年前だったと思いますが、30代後半ごろから自分の方向性を模索していて、それが確立されて庭の形に現れ始めた頃に、HPを立ち上げたという記憶があります。当時、造園会社のサイトは秋田県でも少なくて、10社も無かったように思います。...

自由は不自由

『自由は不自由やで。不自由の先に自由がある。』放映中の朝ドラ、「スカーレット」に出てくる芸術家の言葉です。この芸術家と接したことが刺激になり、作陶をする主人公夫妻の創作心が覚醒されて、これまでと違った作品が生み出されていきます。こうしてみると、『不自由』とは、「生みの苦しみ」のようなものかもしれません。この『不自由』ということはやはり感じたことがあって、以前に、『自由という不自由』というエッセイを...

通学路

先週から大館市の現場に入っていますが、今日はいよいよ植栽という日に、あまり有り難くないプレゼントをいただいてしまいました。道の先にお巡りさんがいたので何かの検問かと思ったら、ここは時間指定(7時~9時)のある道だとのこと。戻って標識を確認させてもらうとたしかにその通りで、これは明らかに私のミスですが、隠れて見張って捕まえるという行為がどうにも姑息に思えてならず、「道の入り口に立って進入禁止であるこ...

一人親方は大変?

最近よく、初めての仕事や下見に行った時など、『一人』で仕事をしていると話すと驚かれる。「大変ですね」とも言われるが、一人でできることをやっているので、特段、大変だと思うことは少ない。人数が多ければ良い仕事ができるというものでは全くないし、高い技術と創意がなければ、ハイレベルな庭はつくれない。大きな会社では設計と施工・管理をする部門が分れていて、イメージをつくる設計者の多くは現場で作業を行う技術を持...

功徳

お寺で達磨像周りの造園をした際、達磨大師について調べてみた。 達磨で思い浮かべるものに少林寺拳法があるが、達磨はインドから中国に初めて禅宗を伝えた人で、少林寺では壁に向かって9年間座禅を組んだ。多々ある逸話で興味を引いたのは、達磨が中国に渡った際に、時の皇帝と会談した話。仏教に理解のある皇帝は、数多の寺を建立したり僧侶の面倒を見るなど、自身が仏教の普及に尽力してきたことを達磨に話し、「自分にはどんな...

晴耕雪書

晴れれば剪定に行き、吹雪けば原稿を書く。そんな中、いよいよ締め切りも差し迫り、本腰を入れなければならなくなってきた。とりあえず心のままに書いてみて、そこから削る。直してみると、そこからさらに字数が膨らむ。字数が膨らむと話が膨らんで、何を言いたいのかわからなくなる。そして一から書き直してみたりする。そんな原稿が、三通りぐらいできた。それを一つに絞り、さらにまた絞り込む。原稿を絞っていると、知らぬ間に...

守破離

この間、ある会で、『守破離』という言葉を紹介しました。型を守り、 型を破り、 型から離れる。「型」は師匠の教えであり基本のことですが、基本(守)を学んだ後は他流からも学んで応用を試み(破)、その後は何ものにもとらわれず独自の世界を創造していくという境地。日本の武道や芸道などの修行の段階を示すこの言葉、その元は、千利休の「規矩作法(きくさほう)、守りつくして破るとも、離るるとても、本(もと)を忘るな。...

石畳の思い出

松の木の上から見る石畳。男鹿寒風石をランダムに畳んだ玄関前の通路は、長さが8m。幅は広い所で1.5mほどもあり、総面積では10㎡以上ある。石張りは手間が掛かるから、なかなかこれほどの面積をやらせてもらえる機会は少ない。でも、人を迎える玄関の道がコンクリートではあまりにも無粋。庭の中の道にしたいと思って提案をした。薄い鉄平石では石の質感が出ないので、大判小判とも、10cm以上の厚みのある石を使ってい...

献杯

緑の役割や楽しさを知ってもらいたいと、何度か能代で展示を開いたりした。そんな中で、二ツ井のイベント会場からお誘いを受けて開いたのが、「緑の景観写真展 街中の緑を楽しむ」。思い思いに見てくださればと、展示には常駐していなかったが、中には会って話を聞きたいという方もおられて、関心を持つ方の存在をとてもありがたく感じた。そんな中で記憶に残っているのが、緑が好きで、ご自分でもいろんな活動や提言をされてきた...

枝垂れてこその柳

先日、市内で仕事をした時のこと。完了のお声掛けをすると、ありがたいことにお茶のお誘いをいただいた。ちょうどご友人がいらしているとのことで、その方を私に会わせたいとのことだった。ご馳走になりつつお話を伺うと、以前にもお会いしたことがあるらしい。失礼ながら思い出せずにいると、なんでも、官庁街で私と話をしたことがあり、能代の街路樹の変遷に感動されたという。その後も、時々書いていた地元紙への寄稿を目にされ...

まで

昨夜のTVで、オリジナルの薪ストーブを製作する地元の鍛冶屋さんが紹介されていた。1年に30個しかできないという手作りストーブ、製作に時間が掛かるのは『までな仕事』をしているからだと言う。までにつくるからこそ、丈夫で長持ちのする良品ができるのだろう。『まで』とは秋田弁で『丁寧』という意味だが、職人の仕事はやはりこれに尽きる。注文いただいた方のために、丹念に、丁寧に、精魂込めてつくること。この当たり前の...