『桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意』発刊
a href="https://blog-imgs-123.fc2.com/k/o/n/konohanoniwa/sikisitobisi.jpg" target="_blank">『庭屋一如』は、いつの世でも理想。かのブルーノ・タウトに「涙が流れるほど美しい」と言わしめた桂離宮は、まさにその筆頭でしょう。その神髄を、今の世に引き継ぐ美の本が出版されました。未熟ながら、私も少しお手伝いさせていただいております。全国各地の作庭実務者が追求する庭の極致、ぜひ手に取ってご覧ください。...
はじめよう!山歩きレッスンブック
先日、何気に書店で目に入った本。 手に取ったら、一昨年にブログでご紹介した(春のお便りが届きました(『Letters』創刊)大武美緒子さんの著書でびっくりしました。近日中にブログでも紹介予定ですが、1月9日に開催された「街路樹サミットin立川」でもご一緒させていただいた方。登山専門誌のライターをされていた時は、取材で白神山地や二ツ井の七座山にも来られたことがあるとのことで、いつか大武さんの書かれる山の本を...
現代ニッポンの庭 百人百庭
白い雪の降る日に、一冊の本が届きました。「白」という字に「一」を足すと「百」になりますが、「百人百庭」という本です。(「現代ニッポンの庭 百人百庭」)庭をつくる人が百人いれば、百の個性がある。「百」という字には「さまざまな」という意味もありますが、この本では、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地から世代を超えた百人の作者を選抜、個性豊かで多様な庭の世界を紹介しています。発行は、庭園専門誌の「庭」を...
葉っぱのフレディ~いのちの旅~
以前、「落ち葉はゴミか」というエッセイを書いたことがあります。HPに掲載している記事ですが、これを書いたのは2007年の11月のことでした。この頃の能代はまだ、街路樹がブツ切りにされていた時代。街路樹のブツ切りは全国的なものですが、その原因の多くは、落ち葉に対する苦情です。でもこうした苦情は、落ち葉をゴミとして捉える意識を変え、樹木の生理が正しく理解されれば、無くなるものもあるかもしれない。樹木の効...
裏庭のマザー・テレサ~群馬直美さん 「木の葉と木の実の美術館」から~
読書の秋,ということで、先日ご紹介した、群馬直美さんの「木の葉と木の実の美術館」を読んでいます。そこに、「裏庭のマザー・テレサ」のタイトルで出てくるのが、このドクダミ。 名前からして、毒のある草と思われがちなドクダミですが、実は薬草で、その名の由来は、「毒」を「矯める(直すの意)」という「ドクタメ」が訛ったものとか。 群馬さん曰く、 根から茎、葉っぱまで、全てを薬効のために捧げ尽くし、症状に合わせ、煮...
キンモクセイの香りが運んでくれた本~「木の葉と木の実の美術館」群馬直美さん~
昨日いただいた東京からのお手紙に、「キンモクセイの香りに心潤う季節になりました」とありました。キンモクセイは寒冷地では育ちにくく、当地では見かけることの少ない木ですが、先日、市内で偶然この香りと出会い、嬉しい思いをしたばかりです。この間、この香りを嗅いだのはいつだっただろう。そういえば、10年ほど前に、初めて永平寺さんに出かけた時、境内にいっぱい咲いていたなあ。そのまた前はいつだったろうと記憶を辿...
春のお便りが届きました(『Letters』創刊)
春の陽気もつかの間、今朝はまた、雪景色の朝です。暴風雪警報も発令されて、やむなく現場もストップ。そんな中、暖かな春のお便りが届きました。『Letters』。暖色系の表紙に描かれた葉っぱが、とても印象的な本です。送り状には、「大切な人に送る手紙のように心を込めて」とありますが、この『手紙』をつくられたのは、さいたま市の大武美緒子さん。「子どもとの暮らしから 身近な自然とつながる たのしむ」をコンセプトに、...
「図解 自然な姿を楽しむ『庭木』の剪定」
このほど、「図解 自然な姿を楽しむ『庭木』の剪定」という造園書が発刊、(10月25日発売 講談社刊)昨日、購入しました。著者は、東京の作庭家、平井孝幸さん(石正園 主宰 )。現代住宅に適応させた、モダンな雑木の庭を創られる方で、庭誌などの専門誌でも著名な方です(「庭186号『平井孝幸の流儀』」)本書では、難しい雑木の剪定をイラストでわかりやすく解説、成長が早く大きくなりやすい雑木の更新法などはとて...
Desperado ♪
「心に残る一冊」というカテゴリーを付けたものの、あまり本を読まないのでなかなか記事が増えない。でも音楽は聴くから曲ならあるか。ということで、このカテゴリーを「心に残る一冊(一曲)」とあらためることにした。また変わるかもしれないが、とりあえず一曲ご紹介。中学生の頃、「イエスタデイ・ワンスモア」のレコードが欲しくて、カーペンターズのベスト盤を買いに行った。この時聴いた中で、イエスタデイ・ワンスモアとともに...