FC2ブログ

Welcome to my blog

杜の木漏れ日(福岡造園blog)

枯れ流れのある校庭

先日、造成地の改良を行った所は、昨年ヤマザクラを移植した校庭。写真は、その時にイメージしていた表面排水の仕組みです。この時は、「1本1本の盛土を繋いで根の張れるスペースを増やし、2つの盛土の間に溝を掘って通気を良く』したり、手前の側溝に穴を開け、水を逃がしてやることなども必要になる』」と記していますが、木々の後ろには側溝よりも低い法面があるので、そちらに水を誘導する方が効果が大きいでしょう。というこ...

やさしい道

『草花を楽しめるやさしい道』。そんなコンセプトで敷いたバークチップの道ですが、作庭から4年経ち、色合いも落ち着いてきたようです。何よりうれしいのは、道と植栽スペースの区分けが無くなり、植物が道に侵入してきたこと。道が道でなくなることを喜ぶというのも変ですが、バークチップは樹木の樹皮。やがて土に還るものなので、森の林床を歩いているといった雰囲気でいい。そんな、やさしい雰囲気が出てきたようです。...

仕上げない庭

庭づくりで心掛けていることのひとつに、『仕上げない』ということがあります。これは、庭の中に何もしない部分を残しておいたり、何かを植えても少し寂しいぐらいにしておくなど、仕上げの楽しみをご家族に残しておくということ。ここではそんな、『仕上げない』庭をいくつか紹介してみたいと思います。ほとんどがつくった当初のものですが、この状態をキャンバスとして、好きな絵の具を選んでいくように、草花で絵を描いていただ...

玄関風除室の庭

玄関風除室前のわずかなスペース。冬期は雪が落ちるので、デッドスペース化していた所です。そんな所でもなんとかなるのではないかと、有りものを利用してつくってみました。玄関は人を迎える所。訪れる人には心地良さを、毎日出入りする家族には楽しさを。ほんのちょっとの工夫で、そんな暮らしができたら素敵です。...

雑木と苔の小道

施工中の庭の園路、周囲に既存の苔を張って完成。山野草と苔の中を行く小道に、木立から木漏れ日が降りてきます。Simple is Best 。庭は、緑の心地よさを満喫できるのが一番の贅沢。そんなことを思わせてくれるお庭です。...

木漏れ日テラス

海を望む庭のお宅で改修した、もう一つの庭です。施工前。全面に植わっていた木々を少し寄せた状態。ここに石を敷いて、木漏れ日の降りるテラスとなりました。6畳ほどの広さがあるので、緑に囲まれた戸外室といったところです。樹々が混み合っていると、木同士も人もストレスを感じます。庭を周回できるように、木々の下枝を払って道をつくりました。テラスの日当たりには、庭のアクセントとして花台を。せっかくなので、いろんな...

海を望む庭

暑い最中ですが、施工中の庭が完成しました。庭の構成は、直線と曲線の組み合わせです。和室から見たところ。視点を高めるために、敷地内から移植したツツジを高く植えて、土留めの石積みを施しています。ツツジの右側には、西日除けにコナラを植えました。この木の向こうには日本海。庭越しに海を見下ろせるという、絶好のロケーション。車で5分の所にある海。いくつもの岬が平行に海に張り出し、その間を曲線の浜が繋いでいます...

木洩れ日ベンチ

この間、柿の木の下のアスファルトを、猫型に型抜きしました。猫の額、ではなく、猫の額もある庭のその後です。石のベンチから階段に向かう道ができ、お施主さんが草花を植えられ、縁石が花で彩られたところに、木漏れ日が舞い降りて完成です。「木蔭」は、「樹木の枝葉が日光をさえぎっている所」で、「木漏れ日」は、「木の葉の間からもれてさす日の光」という意味。暗すぎず明るすぎずの程よいバランスが、その下で過ごす人や植...

木立をめぐる庭

先月に着工していた庭、このほど無事にお引き渡しとなりました。自然樹形の落葉樹を植えて、木立を散策しながらお手持ちの草花を楽しむ庭です。こちらは造成時ですが、植栽の工夫によって、穏やかに周囲を目隠しできるように考えました。植栽のイメージ図です。中高木を群落状に寄せ植えし、緑の重なりで、自然に庭奥を目立たなくしていきます。群落は、一つ一つがこんもりとした形となり、木々の成長とともに、全体で大きな森を形...

雨の日の点検

今日は一日中雨模様。せっかく降ってくれたので、完成したばかりの庭を点検に。かなりの強雨でしたが、整然とした庭を見て安心しました。水は、地盤が硬いと浸み込まずに流れ、軟らかな所では浸み込む。自然勾配の付いた流れの部分では滞ることなくゆっくりと流れ、土壌改良を行った植栽スペースでは土中に浸透しやすくなったために、表土が浸食されたり土が流れたりということが無くなりました。施工前はプールのようだった庭です...

橋を渡る庭

施工中の庭が完成、無事、お引き渡しとなりました。植栽は、地味のある自然な雰囲気に。アプローチは、モダンで明るく。そんなイメージでつくらせていただいた庭です。施工前と施工後。雨水がたまりやすい敷地、軒先から自然勾配の枯れ流れを作って排水路とし、途中途中に浸透させながら、余剰水を庭奥まで誘導する仕組みです。冬季の落雪を考慮してアプローチを迂回させていますが、除雪がしやすいようになるべくフラットに、屋根...

芝庭のリニューアル

先日完了した芝生のリニューアル。既存の野芝に苔が侵入してきていたことから、図のように、湿気の抜けにくい塀際の土を軽石に変え、雨水の浸透や通気を改善、芝生も新たに張り替えます。床土の空気も入れ替えるため、芝生をはいで天地返し。周囲に軽石を入れる溝を掘り、掘った土で芝生面を以前よりも高めて水はけを良くします。完了に合わせるかのように、ライラックの花が咲いてきました。軽石がバンカーだとすれば、ライラック...

山桜の回廊

お手持ちの枕木を土留めとして活用、通路脇に土を盛って植樹スペースを設けました。枕木はお隣との境にありますが、その向こうには山桜が満開。山桜はそのまた向こうの里山にもあり、ここに山桜が植われば、『山桜の回廊』ができあがります。この山桜の苗木もまた、お施主さんお手持ちの一品。排水対策や土壌改良も施して、落ち着く所に落ち着きました。後は木々に大きくなってもらうだけ。山桜が繋ぐ緑の回廊、苗木に花が咲く日が...

山に還る庭

今春に作庭させていただいた井川町のお宅。里山にある家に、里山にある樹木を植える。その土地に生える身近な樹種を、山にあるように植える。庭というよりは、山。山に還る庭。そんなイメージで、小さな森をいくつもつくり、6つの森の集合体が家を取り囲むような、そんな雰囲気の庭でした。そしてこの庭にも秋が訪れ、やがて葉が落ちる頃。庭の前後に、新たな森が二つ増えました。もともとが、石の無い土地。石の無い所に石を持ち...

丘のある庭

庭の向こうに見える、大きな杉林。秋田の原風景ともいえるこの景色を庭に取り込むこと。風景を活かせば、庭もまた風景になっていく。そんな思いを感じながらの庭づくりでした。整地と植栽を終えた時の景色。隣地に生えるアカシアもまた、この庭の借景です。真夏の庭づくりは暑さとの戦い。そんな時、照り付ける日差しから逃れられるオアシスが、このアカシアの木蔭でした。景色ばかりでなく、木陰も借りられることのありがたさ。夏...

石組のある砂利敷の庭

既存庭の改造工事です。敷地にあった石を再利用、石を組んで砂利敷きとしました。茶系砂利の部分が園路。樹木の多い園路の右側部分は腐葉土敷きとしています。桜の木の下には大きな木蔭ができます。既存の石を据えてベンチにしてみました。...

花壇のある風景

7月からお盆前にかけて、数件の庭が完成していました。順にご紹介していきたいと思います。里山と田園地帯が広がる中、花とお茶を楽しめる庭です。平面構成。レンガのテラスを囲むように、それぞれに形の違う花壇を配しています。内外では違う顔を持たせるなど、いろんな楽しみをちりばめてみました。テラス後方にある曲線の花壇は、背面土留めに直線的な枕木を使用。所々に配した景石とともに、花植えや草取りの足場にもなります...

里山に溶け込む風景をつくる

3月初旬に着工した庭が竣工。小雪舞う季節に造成を始めてから2か月、新緑の時期のお引き渡しとなりました。里山にある木の家。とてものどかで優しい、日本の風景です。[木と木があって林ができる。『木』の家に『木』を植え、家の外にも『木』があれば『森』。」これは、弊社HPのトップに書いてある言葉ですが、古材を活用した木の家に山の木を植え、周囲の里山と繋げることを考えました。沢を掘って地水を呼び込み、掘った土を盛...

「ふんわり」とした庭 ~介護施設につくった三色花壇の庭~

今月初めに着工した、介護施設の庭が完成しました。写真は、打ち合わせで訪れた時の玄関前の様子です。壁に設けられた円窓に公園のイチョウが見えますが、土間に差し込んだまあるい光が、まるで満月のよう。イチョウの葉影が、うさぎさんのようにも見えますね。光と緑を取り込むこの演出は、これだけでもう庭です。玄関先にこの暖かなお月さまを見つけて、心がほっこりするのを感じました。上の円窓は壁の裏側から見たものですが、...

山道の庭 完成

施工中だった秋田市の庭が完成、無事、お引き渡しとなりました。出来上がった庭の様子を、施工前の状況と併せて、ご紹介します。着工前の様子です。雪国では、冬期、除雪車によって寄せられた雪が道路際に盛り上がりますが、道路と庭の距離が近かったり、路面と庭地盤がフラットな時など、寄せられた雪の圧力で樹木が傷みます。その防止として、頑丈な雪囲いを行うのが一般的ですが、それでは毎年の経費が掛かる。今回は、そうした...