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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

弘前公園の中の白神山地

ブナ林の中を浅くゆるやかに流れる野筋。一見、山の中のようですが、街なかにある人工の杜です。意外と知られていませんが、桜の名所として名高い弘前公園の中にあります。弘前公園には年に数回訪れますが、初めてこの杜に来たのは10年ほど前。当時はまだ樹木に支柱が付いているものもありましたが、今ではそれも外れ、木々も随分と太くなりました。落ち葉の道の両側は地盤が高くなっていますが、木の根元が道側に曲がっているのが...

松本のご神木に会いに行く

先週の長野行では、松本市まで足を延ばしてきました。2013年の8月に『巨木の街路樹写真展』を開催しましたが、その時、ご神木が街路樹になっている所があるとの情報を松本市の知人から得て、その木の資料を展示させてもらったということがありました。今回はぜひその木との対面を果たしたく、急遽、その知人にガイドをお願いした次第です。ということで、松本市役所へ。屋上に見えるのが展望台ということで、行ってみることにしま...

悲しい桜

秋田市内で見かけた桜の木。枯れたのか剪定したのか芯が無く、わずかに残った下枝が道路側に伸びている。この枝もまた、車の邪魔になるからと、いつか切られてしまうのではないかとヒヤヒヤする。そして、どうにも気になるのが、幹に巻かれたゴミの看板。秋田市では、届け出の無い不法看板は行政が強制撤去すると聞いた。一方で、必要な掲示物は許可を申請して管理者が認可をすれば、街路樹にも取り付けることができる。市内でゴミ...

サラ一服

天気が悪いので、現場をあきらめて仕入れに。弘前公園に寄ると、ちょうど桜の剪定中でした。作業員の方に話を聞くと、今は枯枝と病害枝を外しているそうです。園内を散策していると、根周りに土盛りされている桜がありました。いつものように緑の相談所に訊くと、これは、不定根の誘導をしているとのこと。その他、いろいろと教えてもらいましたが、今日はお礼にこんなお土産を。二ツ井の道の駅で見つけたパウンドケーキ。きみまち...

弘前公園にお礼

昨日は弘前公園まで。お堀の歩道を歩いていると、4年前に縄で保護されていたひこばえが成長し、さらに2本の新枝が増えていました。通常の剪定では切られてしまうひこばえや幹吹き枝ですが、弘前公園では、将来的な交代のために若枝を育てているのです。街路樹の剪定などには、道路の修繕と同様に『維持管理』という言葉がよく使われますが、弘前の桜の手入れを見ると、『保護育成』という言葉が浮かびます。この間、能代市議会の...

ブツ切りの街

秋田市の官庁街通り。先月、目にした施設のケヤキが痛々しい。先に進むと、今度は民間の施設のケヤキもブツ切り。足並みを揃えるように、その向かいの施設のケヤキもブツ切りで、施設に面した緑道のケヤキもブツ切り。360度の視界がブツ切りだらけというのも珍しい。秋田市の市の木はケヤキだけれど、県都秋田はケヤキが住みにくい街のようだ。なんとかならないものかと、他市民ながら気の毒に思う。...

ケヤキの切り口

現場近くの児童公園。ケヤキの樹形がとてもきれいです。道路側の下枝が剪定されていますが、広い公園では全体を切り詰める必要は無く、支障の出る所だけを剪定してケヤキらしさを活かし、大きな木蔭を作りたい。そんな方針が伝わってくるような手の入れ方です。そして、この切り口の位置と角度。2012年に、市の公園管理の関係者向けに剪定見学会を開きましたが、そこで示したのが、この切り方でした。ただ、技術は一度見聞きし...

大館市のケヤキ並木

現場近くのケヤキ並木。紅葉がとてもきれいです。沿岸部では台風の塩害で色付きがあまりよくありませんが、内陸部の大館はそれほど影響もないようです。紅葉は、樹木が来季に芽吹くための養分を作り終えたことの印。むやみな枝切りで緑量が減ると、冬でも葉を青くして活動を続けます。山の木と同じ時期に街の木が紅葉できるということは、それだけ、人々が樹木を気遣っているということの証でもあります。夏の様子。何度か通ってい...

美しい街並み

仕入れ先に向かう途中の道。昨日は県南端の羽後町でしたが、今日は北端の小坂町に行きました。それにしても美しい街並みです。広々としていて明るくてお洒落。道路の街路樹というよりは、公園の中の通路といった雰囲気があります。そして、ここもまた、樹種や樹高に多様性がある。いい街並みです。...

概念を超えた街路樹~秋田にあった街路樹の可能性~

秋田市まで出かけて、迷い込んだ住宅街。秋田にこんな街路樹があったのか!というよりも、日本で初めて見た街路樹の形態です。何がすごいのか。一般的な街路樹とどう違うのか。同種同大等間隔で植栽され、幅も高さも統一される街路樹にあって、樹種や樹高や配置の仕方に多様性があり、かつ、土地の自生種や周辺の街路樹に使われている樹種なども取リれられているのです。住宅街にはいくつかの公園が点在していますが、街路樹との調...

ケヤキのその後(県立美術館)

秋田市まで出かけた折、県立美術館の前を通りました。実は6月頃に、強い剪定は控えた方がいいと、県の担当課に話していました。今年も剪定は行われていましたが、幾分の加減はなされたようです。二階のラウンジから。でもやはり、水庭の上に出さないというコンセプトは厳守されているようです。美術館の係の方には、「昨年よりはいいけれども、いつか必ず限界が来る。樹木が衰弱してもコンセプトを守らなければならないのなら、一...

歩道の外側にある並木~津軽の街路樹2

津軽で見た街路樹をもう一つ。向こうに岩木山が見えますが、五所川原から藤崎町方面に向かう国道339号にあるヤマザクラの並木です。こちらは、弘前市から平川市街へと向かう県道13号線にある、同じくヤマザクラの並木。この二つの並木に共通しているのは、どちらも郊外の田園に面していることと、樹木が歩道の中ではなくその外側にあること。通常はこのように、街路樹は歩道の中に配されるので、外側に配置されているのはとて...

つかの桜街道~津軽の街路樹1

弘前市街から国道7号線を藤崎町方面に向かうと、「つかの桜街道」と名付けられた見事な桜並木があります。この並木は、4車線道路の両端と中央分離帯の3列に配されていますが、よく見ると、両端の並木の枝は、道路側を短く歩道側と側方左右を長くした「片枝樹形」、真ん中の並木は両側を短く左右に広い「扁平樹形」スタイルになっています。図にすると、こんな感じでしょうか。どちらも、車から木を見た時は左右均等に枝を広げた...

昼休みは猿ヶ瀬で

猿ヶ瀬でお昼休み。ここには何度か来ているけれど、並木の存在を意識したのは初めて。こんなに気持ちのいい木蔭があったとは、今の今まで気付きませんでした。あんまり素敵なので、往復してみたという。猿ヶ瀬(素波里)は携帯も圏外。静かなお昼休みを満喫できました。...

曇天のケヤキ

今日は秋田市まで。空は曇っていましたが、新緑へと向かう街並みに心地よさを感じてきました。そんな中、信号待ちで飛び込んできた街路樹の姿。沿道のケヤキ並木でブツ切りになっていたのは1本だけですが、それだけに、大きな違和感として目に映ります。 実はこの木は、電線との共生方法を示す好例として、昨年の街路樹講演会(県主催)で紹介したケヤキ。好例が一転し、何とも残念な思いに駆られました。 交差点上空は、電線の...

村を守るケヤキ

2016年の『街路樹サミット』でも紹介した、藤里町大沢地区にある防風林。 集落を守る木々は各家々の庭に植えられていますが、それが並木になっています。人は、木から守ってもらうために木を植える。みんなの街を守るために、みんなの家に木を植え、みんなで木を守る。街路樹の根本や木を植える精神を教えてくれる、素晴らしい景観です。...

能代スタイルでいこう

所用で市役所に行くと、桜が咲いてきていました。古木の桜は、閉校となった校庭の木々。それを、建築に取り込んで残したのは素晴らしい発想です。用事を済ませて表玄関のほうに行くと、このイチョウ。何の変哲もない普通のイチョウですが、普通でいさせていることが素晴らしい。横から見ると、道路側の枝が短いことに気付きます。 通常、街路樹の下枝は、車道側は4.5mの高さで維持されますが、この通りのイチョウの枝張りは最...

プラタナス

誰もいない校庭に立つプラタナス。閉校となっても、地域を見守っている。さすが学問の木。凛とした姿が神々しい。...

街の木は鏡

湯沢市まで出かけた昨日、目的の施設に着いて駐車場を探していると、建物裏のケヤキがブツ切り。停める所が無くて先に進むと、公園のケヤキもブツ切りで驚きました。全てがブツ切りでないことには、どんな方針があるのだろう。その前に、何の支障にもなっていないのではないかと不思議に思いました。その後に向かった横手市では、市役所前の街路樹がブツ切り。食事をしたいと街を巡ると、どこもかしこもブツ切りのオンパレード。な...

囲わないという選択肢

先日、桜の剪定をさせていただいた時に見た、二ツ井中学校の校庭樹木。 雪囲いをした玉ツゲの列植が雪に埋もれています。校庭には、同じようなツゲの列植がまだあって、こちらは雪囲いがされていません。 離れて見ると、実は2つの列植は通路を挟んだ両側にあります。 左右対称となるように植えられたもののようですが、同種同大同樹形の木なのに、なぜ片側の列は囲わないのでしょう。 答えは、左列の玉ツゲは高木(ヒバの列植)の...