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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

昼休みは猿ヶ瀬で

猿ヶ瀬でお昼休み。ここには何度か来ているけれど、並木の存在を意識したのは初めて。こんなに気持ちのいい木蔭があったとは、今の今まで気付きませんでした。あんまり素敵なので、往復してみたという。猿ヶ瀬(素波里)は携帯も圏外。静かなお昼休みを満喫できました。...

曇天のケヤキ

今日は秋田市まで。空は曇っていましたが、新緑へと向かう街並みに心地よさを感じてきました。そんな中、信号待ちで飛び込んできた街路樹の姿。沿道のケヤキ並木でブツ切りになっていたのは1本だけですが、それだけに、大きな違和感として目に映ります。 実はこの木は、電線との共生方法を示す好例として、昨年の街路樹講演会(県主催)で紹介したケヤキ。好例が一転し、何とも残念な思いに駆られました。 交差点上空は、電線の...

村を守るケヤキ

2016年の『街路樹サミット』でも紹介した、藤里町大沢地区にある防風林。 集落を守る木々は各家々の庭に植えられていますが、それが並木になっています。人は、木から守ってもらうために木を植える。みんなの街を守るために、みんなの家に木を植え、みんなで木を守る。街路樹の根本や木を植える精神を教えてくれる、素晴らしい景観です。...

能代スタイルでいこう

所用で市役所に行くと、桜が咲いてきていました。古木の桜は、閉校となった校庭の木々。それを、建築に取り込んで残したのは素晴らしい発想です。用事を済ませて表玄関のほうに行くと、このイチョウ。何の変哲もない普通のイチョウですが、普通でいさせていることが素晴らしい。横から見ると、道路側の枝が短いことに気付きます。 通常、街路樹の下枝は、車道側は4.5mの高さで維持されますが、この通りのイチョウの枝張りは最...

プラタナス

誰もいない校庭に立つプラタナス。閉校となっても、地域を見守っている。さすが学問の木。凛とした姿が神々しい。...

街の木は鏡

湯沢市まで出かけた昨日、目的の施設に着いて駐車場を探していると、建物裏のケヤキがブツ切り。停める所が無くて先に進むと、公園のケヤキもブツ切りで驚きました。全てがブツ切りでないことには、どんな方針があるのだろう。その前に、何の支障にもなっていないのではないかと不思議に思いました。その後に向かった横手市では、市役所前の街路樹がブツ切り。食事をしたいと街を巡ると、どこもかしこもブツ切りのオンパレード。な...

囲わないという選択肢

先日、桜の剪定をさせていただいた時に見た、二ツ井中学校の校庭樹木。 雪囲いをした玉ツゲの列植が雪に埋もれています。校庭には、同じようなツゲの列植がまだあって、こちらは雪囲いがされていません。 離れて見ると、実は2つの列植は通路を挟んだ両側にあります。 左右対称となるように植えられたもののようですが、同種同大同樹形の木なのに、なぜ片側の列は囲わないのでしょう。 答えは、左列の玉ツゲは高木(ヒバの列植)の...

紅葉できない木たち(県立美術館のケヤキ)

大学病院前のアメリカフウの街路樹。積雪のあったこの日に、名残の紅葉を見ることができました。同じ場所に植えられた同じ樹種でも、紅葉には個体差があります。みんな違ってみんないい。ですね。その足で県立美術館前を通ると、ここのケヤキは一律に青々としています。これは個体差ではなく、人為によるもの。光合成が活発化する夏場に枝葉を少なくされているので、来季の芽吹きに必要な養分を作り終えていないのです。美術館前の...

能代駅前のイチョウ

所用で能代駅まで。駐車場から構内に向かう途中、2本のイチョウの木が目に入りました。イチョウという樹種には特段の思いを持っていますが、どういうわけか、これまでこの木たちの存在に目を留めたことがありません。なぜここにイチョウの木が植えられているのだろう?駅とイチョウにはどんな関連性があるのか?などと、通りすがりに見たこの木たちの由来がとても気になり始めました。よくよく見ると、2本のイチョウとも、もとは...

早起きは三文の徳

朝仕事で鷹巣まで。今朝はやけに冷えると思ったら、薬師山スキー場の気温計は5度。寒いわけです。この朝靄を抜けると、紅葉のきみまち阪。のはずが、こちらも靄でその姿を拝めず。代わりに楽しませてくれたのが、道路脇の雑木の色付き。この雑木、こうして見ると1本の木ですが、実は個体ではなく集合体、立派な雑木林です。こちらは、先月初めに撮っていた、この雑木林を反対側から見たもの。山と同化してわかりにくいですが、幹...

落葉させない街路樹に思う

秋田市まで。街なかに広がる冬景色を見て驚きました。おそらく、落ち葉対策としての剪定なのでしょう。もうすぐ紅葉の季節ですが、樹木の紅葉は、来春に芽吹くための養分を作り終えたことの証。直前に剪定するということは、樹木の養分生成が十分行われた頃合いを見計らっているということだと思います。また、指先ほどの細い枝で剪定しているために腐朽なども起こりにくく、樹勢にも配慮している、ということだろうと思います。木...

水面下の木々

水庭は樹木たちの天井。今年も水面下では、枝を奪われた若木が必死にもがいていた。植えられて5年程度の木のブツ切りは、街路樹ですら見たことがない。ここは広い公共地。木を大きくしても誰にも迷惑が掛からないだろう。この見えない天井は、人間が設けたわがままな制約。その下で、成長を許されない木々が喘いでいる。「美の国あきた」は、この無残な姿をいつまでさらし続けるのだろう。木蔭のできないベンチは、いったい何のた...

まあるくなる

大学病院の緑道。一本で『木』。二本で『林』。三本で『森』。木がたくさんで『森林』か。一本でも二本でも三本でたくさんでも、木の形はまあるくなる。それが自然の理。そんなことを教えてくれる木々の道。...

街の縁側

いつもの大学病院の、いつもの小道。隣接する歩道は通学路なのでしょう。今日は午後から出向いたせいか、下校途中の子どもたちがにぎやかでした。歩道と緑地の間には、小さな流れがあります。街なかにある、蛇行した流れ。いいですねえ。どうやら子どもたちは、この小川にいる生き物たちを見ていたようです。わかりにくいかもしれませんが、ザリガニがいます。こちらはドジョウ。メダカもいました。そしてこちらには、タニシやカワ...

県都の並木、美しくあれ

仕事で秋田市まで。帰り道、自然形が美しいサルスベリの並木に寄ってみました。こちらは昨年の夏の様子。自然形のサルスベリは庭でも見かけることが少ないので、街路樹として存在するのは奇跡的なこと。いつもながら、素晴らしい並木です。ただ、この並木の手前には、こんなケヤキ並木がありました。これは、無いなあ。無い。いかなる理由や事情があろうとも、これは無い。夏に、これしか葉を付けられない木というのは異常です。美...

緑の日傘

大学病院まで。この間、雨傘だった緑道のモミジは、今日は日傘。ゆっくり味わいたかったけど、時間が無かったので走り撮り。空を埋め尽くすほどの葉っぱがあるから、木蔭ができる。雨漏りは困るけれど、日漏りはここちよい.。それを「木漏れ日」と名付けた人は、なんと風情のある人だろう。日本人の情緒と感性は素晴らしい。、...

緑の雨傘

家人の見舞いで大学病院へ。病院に来るのが楽しみというのもヘンですが、合間を見て、いつもの緑道を散策してきました。あいにくの雨ですが、こんな日の樹木は雨傘。交差点の街路樹などは見通し確保のために邪魔にされがちですが、歩行者にとっては、信号待ちで雨宿りできるという利点もあります。暑い日には日傘になり、雨の日には雨傘になる。街なかの樹々は、市民を見守る「おふくろさん♪」のような、ありがたい存在です。新緑...

涼しい樹木の道

大学病院前にある緑道。お見舞いや付き添いで来ると立ち寄る、お気に入りの場所です。萌芽の早いブナがたくさん植えられているせいか、ここはもう新緑の世界。歩道沿いに林立する幹の重なりがとても心地よくて、森の中にいるようでした。この緑道の入り口は、病院前の交差点。今日は気温が20℃を超えたせいか、日傘を差した方も見かけました。緑道から病院に戻る途中、私がどちらで信号を待ったかというと、もちろん木蔭のあるほ...

津軽の木々に会いに行く

アップルロードを通り、お岩木山のふもとまで。途中、必ず立ち寄るのが、このリンゴの木。そして、その足で会いに行くのが、弘前公園のこの桜の木。2本とも、特に名物になっている木でもなく、リンゴ園や公園の中にたくさんある木々の中の1本。この木たちに心が留まったのは、樹木に花や実を付ける力がある限り、生きる力がある限り長生きさせてあげようという、慈しみの気持ちを感じるから。樹木を愛でる、弘前のやさしさが現れ...

アイストップ

市内で見つけた『アイストップ』二つ。能代市在住の方なら、おそらく見かけたことがあると思います。ちなみに「アイストップ(eyestop)」は、造園用語。「人の注意を向けるように意識的に置かれたもの」という意味です。意識的でなくても、偶然そうなったり、後からそうなるということもある。この二つは、そんな広義のアイストップと言えるでしょう。能代市緑の基本計画の理念は、「緑の価値に気付き、守り、活かす」。こんなア...