冬の青葉
小雨降る寒空の下に、青々としたプラタナスの葉。他の木が葉を落とす中、黄葉を忘れた街路樹たち。人は、冬に春が来たと喜ぶだろうか。青葉の息吹を逞しいと思うだろうか。黄葉を忘れたのんきな木たちと笑うだろうか。それとも、ここに木があることさえ忘れているだろうか。真夏に丸坊主にされたこの木たちは今、生きるために必死にもがく。この寒さの中、どれだけの力を蓄えることができるだろう。空はそれを知っているのか、まだ...
街路樹と電線の共生を考える
今回、市道の街路樹がブツ切りされたのは電線の支障によるものと思われます。この写真は、2007年に剪定された若松町の市道のイチョウですが、市が方針を変える2年前までの市道の剪定法は、電線や通行の支障とならないようにと芯は全て電線の下で切られ、電線の支障とならない横枝も一様に短く切るというものでした。それが景観面や木の生理にそぐわないことが指摘され、昨年ようやく市も方針転換をしたわけですが、今回、また...
街路樹は再度泣く
今日も能代市内で仕事、昼食を兼ねて街なかへ。先日ブツ切りされた街路樹を再度見に行きました。昨冬、ブツ切りから5年経過したイチョウを丹精込めて「透かし」に直した木がこんな姿になりました。数年分の枯枝や切り残し枝もすべて外したのに、また一から出直しです。同じ並びのイチョウです。たいして混んでもいない木が、芯ごと、電線の真下でぶった切られました。この木を手入れした時のことを、以前のブログにも書いています...
緑都能代はまだ遠く
黄葉も終盤を迎えていますが、最近は新聞記事などでもよく、イチョウの黄葉の記事を目にします。今日も地元北羽新聞に、お隣は藤里町のご神木、「田中のイチョウ」の記事が一面を飾っていました。ちょうど先週、二ツ井の銀杏山神社の大イチョウを見に行ったのですが、やはりご神木の風格は違いますね。(クリックで拡大できます)17日の読売新聞には、「イチョウ物語」という記事が載っています。この記事には東京の樹木医さんのお話が...
Noshiro De Night
11月19日、能代市市民活動支援センター主催の「 第4回 Noshiro De Night 」に参加してきました。この催しは、能代で活躍する若い人を講演者として招き、自身の体験や能代への思いを語ってもらうというものですが、なかなか面白そうな企画だなと、私も第1回目から聴講しています。ちなみに第1回目はイギリスで保育士をされていた方の体験記、2回目は地域の安全を守る消防士さんの日常、3回目は東京で映画監督をされていた...
剪定の強弱が紅葉(黄葉)や葉の大きさに与える影響
と、何やら大学の論文めいたタイトルになりましたが、紅葉も終盤のこの時期、今回は少しこれについて考えてみたいと思います。まずは、今夏に見た市内の街路樹(イチョウ)を二例ほど見てみたいと思います。 左は、しばらく手を入れていない自然樹形のイチョウ、右は、4年前に強剪定されたものを昨年再度剪定したものですが、ブツ切りではなかったものの、強めに切られたことにより萌芽が促進され、枝葉の混み方にこれほどの差が...
落ち葉感謝掃除
昨日行われた官庁街の落ち葉掃除に参加してきました。開会式での市長さんの挨拶です。例年の挨拶では、「能代からゴミを無くし、日本一美しい街にする」というこの事業の目的や、ボランティアの皆さんへの感謝を述べられていましたが、今年は木陰の効用など街路樹の役割を全面的に伝え、この落ち葉が腐葉土として使われていることや、木々に感謝の気持ちを持って掃除することの大切さなどを話されました。この日の地元紙投稿欄には...
落ち葉掃除へのお誘い
先日ブログにアップした「イチョウのお話」の文末でも触れていますが、今週7日の日曜日、官庁街で落ち葉掃除が行われます。以下は、今日の北羽新報に載っていた案内記事です。この記事の隣には、官庁街のすぐ近くにある「けやき公園」の紅葉を知らせる記事も載っていました。記事の写真です。このような記事を隣り合わせにすることにより、緑の大切さに感謝した上で落ち葉掃除をする、という気持ちになれます。北羽新報さんもなかな...
今年も植樹に行ってきました
もう一カ月近く前のことになりますが、今年も白神山地の植樹に参加してきました。 子供たちは二人とも、立派な戦力です。今年覚えたことは、苗木が雪で折れないように、幹の曲がりを山から谷に向けて植えること。長女は3歳から参加で7年目、次女は2歳からで4年目。私は40歳からで7年目です。そんなことが評価されたのか、今年は閉会式での感想発表が見事当たり、一人ずつ挨拶(笑)。いい記念になりました。よーし、この...