杜の木漏れ日

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2014年04月 1/1

ブナの芽吹き

お天気が続いて、とてもいい按配です。畑では、今年に使う樹木の掘り取りや、仕入れてきた木の仮植えをしていますが、芽吹きが始まりつつある中、ようやく目処がついてきました。掘り取った木をユンボで運搬。樹高7mぐらいはあります。一人で掘った木ですが、一人では持てなくて、機械の力を借りています。能代市の企業情報データベースの福岡造園の紹介には、保有する主要機器や設備の欄に、「百万馬力の人力」と入れています。...

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キクザキイチゲ

植木畑にある大きなモミジの木の下で、今年もキクザキイチゲが咲いてくれてます。何もかまわないので落ち葉だらけですが、そんな中から毎年芽を出してくれます。春の言葉で好きなのが、「百花春至誰為開」という禅語。春になり、たくさんの花が咲いたけれど、花は誰のために咲くのだろう。誰のためでもない、花は、自分が生きるために咲くのだ。そんな意味ですが、自分が生きるために咲いている花を、「私のために咲いてくださって...

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今日も発掘

日曜ですが、天気がいいので、ひとり植木畑で仕事を進めてました。一服の合間に、遺跡発掘。バナナみたいな石の棒が出てきました。握り具合がちょうどいい。何も加工していない石ですが、こんなふうに持つと、何かに使えそうです。この間、見つけた石錘も出てきました。両端のくぼみに縄を掛けてみると、なかなかいい按配です。ナイフ各種。頁岩(けつがん)と呼ばれる石だと思います。これが今日の掘出し物。実は初めて見たのです...

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安全で美しい街路樹~メディアの事故報道に思う~

今朝のテレビで、川崎市の商業施設内の街路樹(ケヤキ)の枯枝が突然落下し、歩行者が重傷を負ったというニュースがありました。事故に遭われた方には、早期のご回復を心よりお祈りしたいと思います。私が見たテレビでは、街路樹の役割を説明した上で、街路樹の管理法や問題点などを指摘していましたが、これを見て思ったのが、商業施設内に植えられた木も、「街路樹」として扱われるのかということでした。ネットで関係する記事や...

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地掘り

3月末ごろから、今年使う樹木の地掘りや根回しを行っています。毎日毎日、穴を掘っては根を巻いて土を戻し、それをまた植えるという作業の繰り返しです。なかなか骨の折れる仕事ですが、自分で選んだり育てたりした木を自分の手で掘ると、樹木への愛情や愛着も増します。今は植木屋の世界も分業化が進み、自分がつくる庭の木を自分で掘るということも少なくなってきたようです。地掘りは地味な仕事ですが、植木屋の原点を教えてく...

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石器発見

植木畑で土を掘っていたら、土中からこんなものが。左は洗ったものですが、扁平な石の両端がくぼんでいます。調べてみると、「石錘(せきすい)」と呼ばれる石器のようです。漁網用の錘(おもり)として使われたようで、石の両端が欠けているのは、紐を結わきやすくするための工夫だそうです。これは、私が小学生の頃に、近くの畑で見つけた矢じりと尖頭器です。出土した石錘は石質が軟らかく、この辺りの山や川にある石を加工した...

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雪囲いの解体

移植仕事が続く毎日ですが、合間を縫って、雪囲いの解体を始めています。ヨシズやムシロで囲った中から、ツゲの木が出てきました。11月の末ごろに囲ったので、4か月ぶりに日の目を見ます。土日と雪の予報で、昨日は晴れたものの、一日中、強風が吹き荒れていました。例年、囲いの解体は雪解け後の寒風がおさまった頃から外しに回っていますが、特に、沿岸部の寒潮風が強い所では、いつ外すかのタイミングに気を遣います。雪が融け...

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書く者の悩み

植木屋が持つのは鋏やスコップだけれど、人並みにペンも持つ。現場で仕事をしてナンボの職人だけれど、時には思いの丈を語る。人前で話すのは苦手なので、必然、書くことの方が多くなる。自分の仕事は、庭をつくり、庭を守ることだ。庭の素材は、草木や石、土、水などの自然素材。その自然素材はどこにあるのかというと、山や川。だから自然に、山や川を見、環境のことにも頭がいく。植木屋の習性で、街なかを歩けば、庭の木や公園...

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春到来

先日つくらせていただいた施設の庭に、福寿草の花が咲いてきました。福寿草の花言葉は、その名のごとく「幸福」。幸せを呼ぶ、黄色い花です。福寿草の隣からは、バッケ(ふきのとう)も芽を出してきました。ふきのとうの花言葉は「待望」ですが、冬の長い雪国にとって、春はまさに待望。福寿草、ふきのとうとも、とても縁起のいい春の花です。施設の近くには米代川が流れていますが、お昼休みに川原に出かけてみました。州浜のライ...

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街路樹礼賛3 庭215号

 庭園専門誌の「庭215号」が発売になりました。 連載させていただいている「街路樹礼賛」も3回目となり、今回は「制約を逆転する知恵と工夫」と題して、「街路樹の『自然樹形』」、「街路樹と庭、自然林との共通点」、「街なかの環境に適応させる工夫」、先入観を捨て、そこに合う形を考える」の見出しで書いています。 電線や通行、越境支障でブツ切りされることの多い街路樹ですが、「自然樹形」とは何かを考えながら、街なかに...

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つなぎの庭

先日、市内の介護施設に作らせていただいた、半坪ほどの庭です。玄関前のわずかなスペースに、疎林をつくりました。素材のほとんどは既存の物で、裏庭に生えていた雑木と苔を移植、背景の乱杭も、倉庫にあったものを活用し、塗装を施したものです。カマヅカやヤマモミジ、アオハダ、アオダモ、クロモジ、ヤマツツジ等、当地に自生する山の木を寄せ植えしましたが、この小さな疎林が、建物裏の里山と繋げてくれます。上空に、枝を伸...

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