初灯り
とうとう、待ちに待ったこの日がやってきました。5月24日のブログで紹介しましたが、我が家の庭には、夜になるとソーラーライトが点灯します。冒頭の写真を再掲。暗がりに浮かぶ灯りはソーラーライトですが、右上に、黄緑色の点が見えます(赤丸の中)。今年初めての蛍。それが、我が家の庭にやってきてくれました。嬉しいのなんの、子どもたちを呼び寄せて、みんなで初蛍を楽しみました。飛んでいるところ。カエデの葉っぱの上に...
幻の原稿~「大灯籠と大木の共演 ~祭りに加えたい緑の視点~]
今回ご紹介する拙文は、昨年9月に、地元紙に寄稿予定だった原稿です。送稿直前にPCが不調を起こし、寄稿を断念していたものですが、今回、データ整理の最中に偶然出てきました。この新聞記事は、2013年の6月30日付の地元紙に掲載された、私の質問に対する能代市の返答。質問は天空の不夜城の運行についてのものでしたが、今回出てきた原稿もまた、それに関する提案です。なにか、今日のこの日に出てきたということに縁を感じます...
ブツ切り
移動中、里親となっている並木を通ると、一部がブツ切りとなっていて驚きました。その場で担当部署に連絡、係の方に見てもらいましたが、原因はわからず。 切り口を直してくれるとのことで安心しましたが、なんともやりきれなく、残念な思いです。 でもこれも、里親となった宿命であり使命。周辺に散乱した木くずや枯枝を掃除して帰ってきました。...
いちご
なにかと慌ただしくて、しばらくここに座ることもなかった。深々と腰掛けて、思い切り深呼吸。目を閉じると、鳥のさえずりが聴こえてくる。こんな、日曜の朝の静けさは、本当に久しぶりだ。目を開けて庭に目をやると、はて、寄り添う石が見えない。明るいうちは家に居ないから、ぜんぜん気付かなかった。ということで、おもむろに草引きしていると、お隣さんが回覧板を持ってきた。その足で次のお宅まで回しに行くと、畑にイチゴが...
草取り
雨降って緑深まる。気が付いたら、あっという間に我が家の庭も草の海。忙しすぎたこともあるけれど、草の成長もまた、負けじと慌ただしい。今日は、子供たちの送迎も6時半には終了。まだ少し元気があるから、暗くなるまでの間、少しだけ頑張ることにした。猫の額だから、ばばばっとやって、10分で終わり。「草取りは『苦悟り』」と言ったお坊さんがいたが、このわずかな時間でも無心になれるから、そんな時間はありがたい。でも、...
緑の日傘
大学病院まで。この間、雨傘だった緑道のモミジは、今日は日傘。ゆっくり味わいたかったけど、時間が無かったので走り撮り。空を埋め尽くすほどの葉っぱがあるから、木蔭ができる。雨漏りは困るけれど、日漏りはここちよい.。それを「木漏れ日」と名付けた人は、なんと風情のある人だろう。日本人の情緒と感性は素晴らしい。、...
ふるさとがマイリゾート ~身近にある素敵な光景を探そう~(地元紙寄稿)
昨日の今日ですが、本日付の北羽新報に拙文が掲載されました。原文を下記にご紹介いたします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー『ふるさとがマイリゾート ~身近にある素敵な光景を探そう~』 福岡 徹 昨秋に発刊された『庭暮らしのススメ』(豊藏均氏編著 建築資料研究社刊)という本に、『庭でマイリゾート』というコラムが掲載されていた。「リゾート」を辞書引きすると、「避暑地...
大群落に逢いに行く
庭の片隅で見つけた黄色い花。茂みの中にいたから、花が咲かなければ気付けなかった。花期といい姿といい、あの花に似ているな。草花に詳しいお施主さんに訊いてみたら、かなりの確率で、あの花のようだ。一日花なので、「日々新たに」という花言葉もあるとのこと。いい言葉を教えてもらった。名前の如く、日当たりを好む花。となれば、この花の居場所はこちらのほうがいい。花が終わるのを待ち、我が家の「行合崎」に来てもらった...
緑の雨傘
家人の見舞いで大学病院へ。病院に来るのが楽しみというのもヘンですが、合間を見て、いつもの緑道を散策してきました。あいにくの雨ですが、こんな日の樹木は雨傘。交差点の街路樹などは見通し確保のために邪魔にされがちですが、歩行者にとっては、信号待ちで雨宿りできるという利点もあります。暑い日には日傘になり、雨の日には雨傘になる。街なかの樹々は、市民を見守る「おふくろさん♪」のような、ありがたい存在です。新緑...
青い時間
目覚めれば蛙の声。おもむろに外に出ると、向こうの山で鳥がさえずりだす。時計を見れば、3時23分。明るくなれば蛙は演奏をやめ、鳥たちにバトンを渡す。蛙と鳥のコラボは、この10分間しか聴けない。夜から朝に変わる狭間は青い色をしている。この静かな青に、癒される。...