夜と朝の間
3時13分。目覚めて外に出た時の空の青。佇んでいると、ほんの少し、山の向こうが白み始めてきた。朝と夜のはざまは、まだ蛙の時間。3時29分。蛙と鳥のコラボが始まる。今年初めての、青い時間。...
コノテガシワの透かし(常緑針葉樹/初夏)
5月ももうすぐ終わり、現場では常緑針葉樹の手入れを継続中です。今回はコノテガシワの生け垣の透かし。葉っぱが赤くなっていますが、今年は、クロマツやカイズカなどの風に強い針葉樹なども葉焼けを起こしています。下見に伺ったのは4月始めでしたが、寒の戻りの影響もあったのでしょう。その後も葉焼けが進んだとのことで、今回は大事をとって芽吹きの直前に行うことにしました。裏側はほとんど葉焼けを起こしていないのを見ると...
転寝
事務所前のデッキ。出掛けに気配を感じて目をやると、お昼寝中でした。ここで転寝するのも悪くない。私の趣味のスペースですが、先を越されてしまいました。さすがに視線を感じたようで、起こしてしまいました。猫と花も、なかなか絵になりますね。...
ComebackRoot(越境根の呼び戻し)
作庭10年目のお庭の点検。赤丸は、昨春に埋設した通気管ですが、地中に空気が入ることによって土がやわらかくなり、根の張りやすい環境ができていきます。10年前の施工時。既存土を1m近く掘り返すなど、天地返しを行って土に空気を入れました。施工前に土質調査をした時の様子。調査は3月中旬に行ったため、地下にはまだ雪解け水がありました。表土は排水の良い砂ですが、地下60cmほどの所から粘土層となり、土が硬くなります...
粗朶で遊ぶ
事務所前の目隠し。既存のフェンスに、ブナの剪定枝を絡めてみました。これに蔓物を這わせて、緑のカーテンにしようという算段です。こうした、細い枝を組んだものを『粗朶(そだ)』と言いますが、ちょっと下がった右奥にもう一個作りました。こちらには、柿の木の枝を組んでいます。ブナとカキ、それぞれに質感が違うのが面白いですね。暇暇に作ってきましたが、ここからは相方にバトンタッチ。蔓は朝顔になるのか、はたまたゴー...
みどりの日
GWも晴耕雨読の日々ですが、 後半は雨模様。現場は休みにして、たまった事務仕事などをかたずけています。でも時々晴れると外に出たくなるもので…。ということで汚れていた水盤を洗ったついでに、ちょこっと遊んでみました。石はその辺に転がっていたもの、苔も、その辺のコンクリートに生えていたものです。茶色い石がステーキのように見えてきて、付け合わせに、これまたその辺のコンクリートに生えていたハーブを添えてみました...
曇天のケヤキ
今日は秋田市まで。空は曇っていましたが、新緑へと向かう街並みに心地よさを感じてきました。そんな中、信号待ちで飛び込んできた街路樹の姿。沿道のケヤキ並木でブツ切りになっていたのは1本だけですが、それだけに、大きな違和感として目に映ります。 実はこの木は、電線との共生方法を示す好例として、昨年の街路樹講演会(県主催)で紹介したケヤキ。好例が一転し、何とも残念な思いに駆られました。 交差点上空は、電線の...
わが家のフライパン
わが家のフライパンは、台所ではなく庭の中にある。わが家のフライパンは、ガス台ではなくレンガの台に載っている。わが家のフライパンには、料理の代わりに空が入る。わが家のフライパンに映る空と緑。美味しく色付いてきました。...
常緑針葉樹の剪定(春)
現場では今、常緑針葉樹の剪定が続いています。樹形縮小などは、新芽が出る前のこの時期が安心。ただ、心配なのが寒の戻りで、今冬は例年よりも寒かった上、4月に入ってからも強風が続きました。そうした影響で、今春は風に強いクロマツやカイズカイブキなども葉焼けを起こしており、開始の時期を遅らせています。ゴヨウマツとコウヤマキの剪定前後。枝抜きで、樹高が1m程度下がりました。通風や採光の改良には枝透かしが一番で...