造成地の改良(浸透管の埋設と天地返し)
降雨後の水がなかなか引けない時などは、土壌の硬化が予想されます。施設造成などの際は建物の安定のために硬土が搬入されることが多く、それが重機で締め固められると、土中に水や空気が浸透できなくなります。公共植栽などはそうした所にわずかな土を入れて植えられることが多いため、その後に生育障害を起こすことが良くあります。硬度化が進むと土壌が酸欠状態となり、樹木が根腐れを起こすからです。写真の木々は、一見、健康...
どうぞのいす
イチゴが豊作だと、空からの使者が心配になる。鳥よけネットも無粋だし、何か気の利いたものはないだろうか。ということで、とりあえず番人のイスを置いてみる。これは絵になるな。メルヘンチックで、なかなか素敵。すると、これを見た知人曰く、「絵本の『どうぞのいす』みたいだね。」『どうぞのいす』?はて、自分が子どもの頃には読んだことが無い。どんな本か気になって、本屋へ走った。あったあった。これが噂の『どうぞのい...
ロックガーデンのリニューアル
昨年つくったばかりのロックガーデン。高山の雰囲気を出そうといろいろ植えてみて、冬を越せるものと越せないものがわかりました。そして、もうひとつわかったのは、冷涼なはずの高山にも、普通に平地の草が生えるということです(当たり前ですが)。写真は5月のものですが、高山というよりは草の海。こうなるともう、写真も撮りたくなくなるもので、今月はついに、高山が草海に沈んでしまうという事態。これではいかん!というこ...
オンコの透かし(扁平樹形)
毎年手を入れさせていただいているオンコの木。以前は刈り込まれていましたが、数年前から透かしに直しています。形はそのままで内部の枝を抜いていますが、目線が通るぐらいになると風や日も通り、軽やかな感じがしてきます。そうなると、内部の枝にも芽が出てくるので、そうした芽が短い枝になった時に、長い枝と交代させていきます。刈り込みで一気に小さくする方法が一般的ですが、葉の無い枝や枯枝枯葉が目立つ姿はあまり健康...
昼休みは猿ヶ瀬で
猿ヶ瀬でお昼休み。ここには何度か来ているけれど、並木の存在を意識したのは初めて。こんなに気持ちのいい木蔭があったとは、今の今まで気付きませんでした。あんまり素敵なので、往復してみたという。猿ヶ瀬(素波里)は携帯も圏外。静かなお昼休みを満喫できました。...
待望の花
我が家の行合崎に、ニッコウキスゲが咲きました。昨年、花後に移植したので、この場所で咲くのは初めてです。ニッコウキスゲは一日花。雨で家にいたのは幸運でした。そして、この花。ニッコウキスゲよりも先に引っ越していたテッセンがようやく咲きました。これは嬉しい。どんな花が咲くのかと心待ちにしていたのです。『待望』はフキノトウの花ことばですが、まさに待望の花。テッセンは、栗の木の枝を組んだトレリスを伝っていま...