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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

平成の最後に聴く歌

平成最後の夜は、この歌を聴きたくなった。長渕剛の『昭和』。 平成元年の5月、住み慣れた東京を離れ、引っ越し荷物を積んで走った真夜中の高速で聴いていた歌だ。 25の若者はずいぶんとオジサンになり、流暢だった標ずん語も忘れてしまったけれど、平成は青年時代そのもの。いろんなことに感謝しつつ、新たな時代を迎えたいと思う。...

竜桜と再会

北国にも桜の季節到来。阪を登ると、満開の桜が迎えてくれました。今年はウソの食害も少なく、とても見ごたえがあります。さすがは桜の名所きみまち阪、昼はなかなか車を停められなくて、朝一番の花見です。実は、今日の目当てはあの桜。昨年、新緑の頃に見たこの竜桜。この枝に花が咲く姿を心待ちにしていたのです。そして、出会えました。桜色の竜は一段と素敵です。新緑の頃、また会いに来ましょう。...

雨の日の仕事

3日連続の雨。普段は晴耕雨読ですが、作庭中は返上、現場の様子を見に出掛けています。雨の日に何を見るかというと、雨水の流れや水はけの具合。水は低い所や弱い所に向かいますが、それは植物の健康や庭の強度に直結するので、とても大切な作業です。案の定、仮置きした根鉢の周りに水がたまっていましたが、これは、盛土された庭の低い所に水が集まってきているということで、数日前に縁石を数個外していたこともあって、舗装面...

石組と植栽と石探しと

サツキを寄せて、モミジを動かした状態。更地に近い状態になると、具体的な距離感がつかめてきますが、緑のボリュームを眺める庭から、歩きながら楽しむ庭に変えていきます。既存の鳥海石とモミジに合わせ、同種の石や木を補充して空間をつくっていきます。既存庭にはシャクナゲもあることから、敷地内から数本移植して、樹種に繋がりを持たせていきます。シャクナゲとツツジの交配種である『春一番』という木も移植、既存のシャク...

サツキの移植

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モミジの移植

庭の改修にあたって、既存のモミジを移植。同じ場所で向きを変えるだけなので根巻きはしませんが、できるだけ根を切らないように気を付けて掘ります。掘り下げると、玉石交じりの硬い粘土層に当たりました。昔は通路だったとのことで、その下地として転圧されたものでしょう。グライ化はしておらず水も湧いてきませんが、土が硬いと根が張っていけません。根張りをよくするために底土を耕運、既存土にバーク堆肥と木炭を漉き込んで...

お寺の小庭改修

お寺の庭の改修。石組周りに、敷地内にある樹木を補植しました。青木(常緑樹)で石組を囲うように植えたため、奥ゆかしさが増してきたようです。併せて、既存の樹木も少し移動。木の陰に隠れていた駒狐さんが見えるようになりました。蹲踞風に組まれた石組には水掘石が使われていますが、後ろの石から水が流れる仕掛けになっています。ということは、この石組は滝。石の面白さに目を留められたご住職の発案とのことで、お盆には水...

花見団子

玄関前の桜の枝が満開。毎年恒例、今年もいろんな方々に蕾をお届けしてきましたが、最後の枝をわが家で楽しんでいます。花見とくれば花見団子ですが、わが家の一番人気は越後屋さんの団子(写真は去年のものです)。思い出したら無性に食べたくなって、仕事帰りに寄ってみました。でもやはり人気なんですねえ。すでに「完売」の張り紙がしてありました。残念。越後屋さんは市役所の向かいにありますが、庁舎前を通ると、『さくら庭...

着工

大安吉日の今日、庭づくりに着工。「着工」という言葉には『着』という字が入りますが、この日に合わせて、新しい仕事着をおろしました。『笑庭来福』と刻まれたこの仕事着。そんな庭になるよう、頑張りましょう。...

玉オンコの木漏れ日

雪囲いを外したオンコの手入れ。刈り込みの玉物は黒い蔭ができるだけですが、枝を透かすと、木漏れ日が降りてきます。仕上がりを見ていると、施主さんから、『風で枝がそよげるようになってきましたね』と声を掛けられました。まさにその通りで、日が通るということは風が通るということで、雪が通るということ。樹木にとってはそれが自然な状態で、あまり人の手を借りなくても健康に生きられる状態。樹木にはもともとそうした力が...

嫁入り支度

雪囲いの解体も一段落。畑で育てている木が大きくなってきたので、暇々に移し替えています。嫁に出せる木には根巻きをし、もう少し花嫁修業が必要な木には根回しを。『藁にまみれてよぉ、育てた栗毛♪』という歌がありますが、植木屋は、土にまみれて木を育てています。落葉樹の移植は芽出し前が勝負。晴れの日を思いつつ、大汗かいてます。...

久々の試作

試作というほどのものでもなく、なんとなく、そこにあった石を積み重ねただけ。でも、畑でこんなことをしたのはいつ以来だろう。『つくりたい庭がない』という病気?に気付いたのが2013年だから、最低6年はこんなことをしていない。日曜日にこんなことをしたのも久々なら、そんなことをしてみようという気持ちになったのも久しぶり。みんなの庭(公共造園)に対する提案が多かったこの頃、今年は庭に没頭できる年なのかもしれない。...

水平雲

仕事帰りの空。真っすぐに、水平に伸びる雲が面白い。雲の先の向こうには、夕日に染まる寒風山。やがて、その雲の下に。なにか、巨大生物が頭の上を飛んでいるような、そんな錯覚。反対側に目をやれば、五城目の山には空から降りる赤い柱。今日はいろいろと、面白い光景が見れました。※最近、雲を撮る機会が多いことに気付いて、カテゴリーに『雲』を設けました。いろんな雲が増えていけばと思います。...

公共樹木の保護啓発(能代市広報)

今月発行の能代市広報のお知らせ欄に、街路樹や公園樹木への張り紙や看板取り付けに関する注意が掲載されています。緑のボランティアとしての日々の見守りから、こうしたことの市民啓発を昨年9月に提案、市から善処の回答をいただいていたところ、この度、広報誌による周知が行われたようです。樹木に取り付けられている看板類は、行政が自治会に支給しているものが圧倒的に多いため、支給時に取り付け場所についての注意を行うこ...

津軽

本棚にある太宰治。 実は先日、『津軽』の初版本を弘前で見つけて買ってきた。 「7」と付いているから、全集なのかもしれない。思い起こせば、太宰を初めて読んだのは「走れメロス」。それが太宰の第一歩で、二歩目はまだない。全集が何巻まであるのかもわからないが、このマラソンの完走を考えると気が遠くなる。妻は西津軽の出身で、実家近くには太宰の常宿があった。そんな所で育つと、当然「津軽」も完読していて、自慢げにあ...