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杜の木漏れ日(福岡造園blog)

お庭訪問(木漏れ日ベンチのある庭)

一昨年、柿の木周りの舗装をくり抜いてできたスペース。通路部分を残したら、偶然、アウトラインが猫型になり、花壇として使えるようになりました。その後の様子を見に伺うと、緑のじゅうたんに浮かぶ花々は、宝石を散りばめたような美しさ。敷石周りにも下草が広がって、とてもいい感じ。素材は国産でも、なんとなく、ヨーロッパの雰囲気が漂っているような。3段の大谷石は木漏れ日ベンチ。もちろん雨の日は座れませんが、雨の日...

ジュンベリー

わが家のジュンベリーが実ってきました。今年は豊作です。...

一人親方は大変?

最近よく、初めての仕事や下見に行った時など、『一人』で仕事をしていると話すと驚かれる。「大変ですね」とも言われるが、一人でできることをやっているので、特段、大変だと思うことは少ない。人数が多ければ良い仕事ができるというものでは全くないし、高い技術と創意がなければ、ハイレベルな庭はつくれない。大きな会社では設計と施工・管理をする部門が分れていて、イメージをつくる設計者の多くは現場で作業を行う技術を持...

鐘型水琴窟と太鼓橋のある庭~宝勝寺さんの庭②

前記事では、宝勝寺さんの鐘楼前の庭(右側)を紹介しました。続いて今回は、通路を挟んで向かい合う地蔵堂前の様子を。地蔵堂は以前、大きな杉木立に包まれていたのでしょう。周囲に残る切り株から昔の様子がしのばれますが、竹垣も古くなったことから、対面する庭の雰囲気と調和するよう、多少の手を加えていきます。お寺といえば釣鐘ですが、向かいの鐘楼には大きな梵鐘があり、その大鐘と呼応するように、こちらの庭にも鐘をこ...

紅葉山を行く小道の庭~宝勝寺さんの庭①

芽吹きの前に着工していた、宝勝寺さん(北秋田市)の庭園改修が完了しました。今回手を入れさせていただいたのは、通路を挟んで向かい合う鐘楼(右)と地蔵堂(左)のある二つの区画ですが、完成後の様子を2回に分けてご紹介します。まずは、鐘楼の前の庭。大面積のサツキの寄せ植えを解体し、眺める庭から、歩きながら眺める庭に変えていきます。既存の樹種に合わせて、モミジやカエデを補植。土壌の浸透改善等で発生した残土を使...

天堂苑樹

お寺の庭にサツキが咲いてきました。春に、密生していた寄せ植えを移植、石組周りに分散させていたものです。庭を直させてもらう時、大切にしているのがその庭の意味を知ること。こちらの考えだけで直さず、持ち主の思いや作り手の意図を尊重するということですが、このサツキの移植先を提案した際にも、石組の本意や理想とする雰囲気を壊してはならないと感じて、作庭当初のコンセプトを伺っていました。その時に見せていただいた...

功徳

お寺で達磨像周りの造園をした際、達磨大師について調べてみた。 達磨で思い浮かべるものに少林寺拳法があるが、達磨はインドから中国に初めて禅宗を伝えた人で、少林寺では壁に向かって9年間座禅を組んだ。多々ある逸話で興味を引いたのは、達磨が中国に渡った際に、時の皇帝と会談した話。仏教に理解のある皇帝は、数多の寺を建立したり僧侶の面倒を見るなど、自身が仏教の普及に尽力してきたことを達磨に話し、「自分にはどんな...

だるまさん

敷地の片隅にあった鳥海石。なんだか、だるまさんのようにも見えます。せっかくなので、庭の方に来てもらいました。正面には大きなだるまさんがあり、こうして見ると、親子が対面しているよう。だるまさんといえば「にらめっこ」を思い出しますが、にらめっこというよりは、だるまさんが弟子に教えを説いているようでもあり、自分自身と向き合っているようにも見えます。このお寺の庭では、鐘楼の大鐘と土鐘も対面しますが、だるま...

鐘型水琴窟

お寺の庭づくりもいよいよ佳境。現場には丸い型枠が立ちました。数日後、殻から出てきたのは卵、ならぬ、型枠から現れたのは、土を突き固めてつくった釣鐘です。土の釣鐘の向かいには鐘楼があり、大きな梵鐘があります。境内にも至る所に小さな鐘がありますが、この庭の中にも置いてみました。鐘を吊るす部分を「竜頭」というそうですが、この鐘の竜頭は、竜ならぬ、馬の蹄鉄。その竜頭部分に水を注ぐと、小砂利の質感が浮き出て色...

石橋

お寺にある六地蔵さん。江戸時代に、地域の女性たちによって建立されたそうです。そんな話を伺うと、おばあさんが手を合わせている姿が目に浮かびますが、この改庭の機会に、お年寄りが歩きやすい道にしてあげたいと思います。古い竹垣と飛石を撤去すると、左右に切り株が出てきました。以前は、大きな杉の木の間を通って、このお堂にお参りしたのでしょう。樹蔭に包まれていた風情に思いを馳せつつも、開放的な空間になった今、現...