旧富根保育園の桜のその後(のしろクリーンパートナー)
今月初めに、踏圧防止策で草花を植えた旧富根保育園の桜。 その後何度か水やりに行ってますが、実は植栽後に整地した時、根周りがコンクリートで囲まれていることが気になっていました。 前と右が道路で後ろが塀、せめて、左側に根を伸ばせる空間ができればと管理者さんに相談。 許可が下りたので、早速、コンクリート縁石の一部を解体させてもらうことになりました。 30分もあればできるだろうと仕事上がりの夕方に行くと、昔の...
ヒマラヤスギの透かし(高垣)
樹高8mほどのヒマラヤスギの生垣。冬期、天端に積もった雪の塊が通路にドサッと落ちてくるとのことで、雪乗りを少なくするために、枝を透かすことにしました。内部は枝が混み合い、枯れ枝がたくさん付いています。こんなに混んでいると、木の中に登っていけません。まずは低い脚立で木の中に潜り込み、組み合った枝を解きつつ、枯れ枝を外しつつ、徐々にてっぺんを目指します。1日で軽トラック山盛り満載の枝が2台出るので、それを...
『待つ』という手入れ
石面に映る木漏れ日。作庭から1年、まだまだ木蔭というには寂しくて、木々の成長を見守っている段階です。新装したサイトに、「庭を育み守る」という記事がありますが、その中で、 『手入れには切らずに成長を「見守る」という方法もあり、「引く(切る)」ばかりではなく「足す(伸ばす)」ことも手入れのうち』と書きました。『樹木が空間を分け合えるように調整してあげるのが手入れ』とも書いていますが、空間が有り余ってい...
雨の日の地下水位点検
先日植えたエゴノキ、晴天が続いたため、灌水に行ってきました。この時、水をやる前に通気管に金棒を差し込んで地下水位を見てみると、深さ1mの管の底まで水が下がっていました。植栽時は70㎝程度だったので、さらに下がったようです。そして、朝から雨が降った今日、夕方に測ってみると、水位は40㎝付近まで上がっていました。この水位の上下を図にしてみるとこのようになります。けっこうな雨量でしたが、1日雨が降ると水...
森の家~12年後の景色~
3月に粗朶垣を作らせていただいた雑木の庭の新緑です。2008年の作庭ですが、現在、87件を数えるブログ作庭集の、第一号の庭です。2008年の作庭時。12年経って、樹木は二階建ての屋根を超え、家を包み込んでいます。ネムノキに、手作りのブランコが付けられていました。この木はケヤキの下から生えてきた実生ですが、こんな使い方をしていただけると嬉しくてたまりませんね。ネムノキは通路の左奥にもありますが、これ...
旧富根保育園の桜~土壌改良と花植え(のしろクリーンパートナー)
閉園となって久しい富根保育園の桜並木。もともとは富根小学校で、私自身も通った学び舎ですが、悲しいかな、花より団子の子供の頃は、桜の記憶が全くありません。改めて見れば幹も太く、立派な桜たちです。そんな校庭の桜が園庭の木になり、やがてその保育園も閉じられて数年後の春、ふと目にした木の幹のモルタルに強い違和感を覚えました。現代の樹木治療では空洞化した幹にこうした硬化剤を詰めることは無いと思いますが、一昔...