阿倍比羅夫北征における米代川遡航説について(県立図書館の文献から)
その後も折を見て図書館に寄り、阿倍比羅夫北征に関する文献を読んでいます。今回は、秋田県立図書館で閲覧した本の中から関連する記事を書き残していきますが、最初にお断りをしておくと、表題とした『米代川遡航説』は、阿倍比羅夫が二ツ井町や鷹巣町に船で来たという説にこの名称が使われているわけではなく、米代川を「さかのぼって」七座や綴子に「到達した」という記述が歴史書等に散見されることから、単純に、「船で遡った...
富根保育園の桜の木に看板が付きました
記録的に暑い一日でした。 道路の気温計は『37℃』。 二ツ井でこの数字を見たのは初めてでした。この暑さに加えて雨も降らない。移動の途中で6月に植えた富根保育園の富貴草を見に寄ると、桜を守るために植えた富貴草を、桜の木蔭が守ってくれていました。 「きおんけい(気温計」」で変換すると『木恩恵』と出てきますが、木蔭はまさに、樹木がもたらす恩恵です。夕方水やりに行きましたが、昨日は嬉しいことがありました。 桜...
園路の中につくる浸透桝
砂利道の上を雨水が走ってくることへの対処。園路の起点部分を深く掘り、ここに浸透させます。小石混ざりの硬い土、60㎝ほど掘り下げたところで浸透層(砂層)に到達しました。試しに水を入れてみると、排水は良好。3年前に埋設した通気管。管周りにヤマザクラの根が寄ってきて、管伝いに地中に降りて行っているのがわかります。これが、地中に空気をもたらす効果。さてそれでは一層目。底に木炭を敷き、二層目は強度を持たせるた...
顎田の浦と顎田浦神(資料編)
富根分館報に寄稿した『天そそり立つ茂谷山を探して』という拙文は6月に書いたもので、「顎田の浦(あいたの浦)」という地名と「顎田浦神」という神の名が七座神社の石碑に刻まれていて、「顎田浦神」は七座神社のことだったというところで終わっている。その後さらに調べたところ、この「顎田浦神」を元とする神社は秋田市にもあることがわかり、7月28日のブログに書いた。今回は、その後にわかったことなどを資料としてここ...
「天そそり立つ茂谷が峰」を探して(分館報とみね105号)
年2回発行の「分館報とみね」のお盆号に、拙文が掲載されました。原文を下記にご紹介します。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「天そそり立つ茂谷が峰」を探して 福岡 徹 ◇きみまち阪からも見える茂谷山 雲海に浮かぶ七座山が見たくて、きみまち阪に登った時のこと。山並みを流れる雲の神々しさに見惚れていると、やがて空は晴れ渡り、遠くの方に見覚えのある山が見えてきました。茂...
白地に青く
お参りの人の波も、今日は落ち着いて静かな朝。昨日2輪だった朝顔が、今朝は七輪も咲いている。青は、夏の朝によく映える。花の種類は知らないが、白地に青いクレヨンで描いたような風情が面白い。よく見ると、花は同じようでいて、模様も濃さもみな違う。今日は、そんなことに気付けたことが嬉しくもある。もう上はつかえてるから、粗朶を組み足して伸びしろを作った。壁一面が青くなれば楽しい。...