杜の木漏れ日

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ケヤキの見守り2(県道 二ツ井小前のケヤキ並木)

昨日は、子どもが通う小学校の学習発表会でした。
帰りがけに、学校前のケヤキ並木(県道)を見てみると、昨秋に丸刈りとなった木々は枝が荒れ、大きく樹形を乱しています。
下記は、昨年11月と現在の比較。

二小2016秋01 (1)
                   
二小2016秋01 (2)

二小2016秋01 (6)
                   
二小2016秋01 (7)

「樹形が乱れないようにコンパクトにする」として行った剪定ですが、切る前と同じぐらいに枝が伸び、樹形が荒れるのでは剪定する意味がありません。
どんなふうに切ればどうなるのかを知っていれば、こうした剪定は行わないはず。
その場しのぎの対処で短く切ればいいといった考え方は捨てて、将来的にこの街路樹をどうしていくかのビジョンを持たなければ、なんのためにここに木を植えたのかの意味もなくなります。

管理者である秋田県は、剪定後のこの状態をよく観察し、どうすれば樹形を荒れさせないですむのかを考えなければなりません。

二小2016秋01 (3)

この間、同様にブツ切りとなった国道街路樹のケヤキの剪定をしてきましたが、こちらも同じように、枝垂れた下枝が歩行支障を起こしてきています。

二小2016秋01 (4) 二小2016秋01 (5)

限度を超えて枝を減らすと不定芽が大量発生したり、境界際の木を枝の途中で切り詰めると、そこからまた伸長して越境します。
そうした時は、枝の途中ではなく幹の付け根から枝を外すこと、また、不定芽の発生を最小限にするためにも、全体の剪定量に制限を設けること、など、翌年に手を掛けなくてもいいような工夫を行うことも大切です。
切れば伸びるのが樹木の生理ですが、切る位置や切る量を考えてあげることで、ある程度の徒長は抑えることができる。

こちらは通学路なので、歩行支障には随時の対処が必要。
このような支障は冬の剪定まで待たずに、市民の安全のためにも、気付いた時に対処していかなければなりません。
苦情が出る前に対処すること。
苦情を受けて行う受け身の対処ではなく、先手で行う積極管理が、街路樹の理解を広めます。

※参考 こちらは、.この並木の十年間の変遷を記録したアルバムです 。

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