柿の木の透かし

雪も落ち着いてきたこの頃、現場では今、落葉高木の冬季剪定を行っています。

柿の透かし (2)

大きな柿の木の透かし。
隣地越境や建物に障る枝を切り詰め、樹冠を縮小しました。

柿の透かし (1)

こちらが剪定前の様子。

柿の透かし (3)
柿の透かし (4)

剪定前と剪定後をUPで見てみます。
枝が3、4本あれば1本間引くぐらいの割合。
小透かしはせず、3m程度の枝を幹元や枝元から抜き、内部に風が通るようにします。
すると必然、3/4~2/3程度の枝が残り、樹木も今ある枝量で養分生成を行うことができます。
外側に近い方を細かく枝抜きすると、切った所から出る徒長枝がやがて樹冠を飛び出し、樹形を乱してしまう。
内部から大きく抜くと樹冠までの距離が遠くなるために、その枝が樹冠に達するまでは3、4年掛かります。
その頃また剪定を行って、そうした枝を間引いていきます。

実のなる木に必要なのは、枝にまんべんなく日が当たること
日が当たるような枝配りを心掛けることが肝要ですが、これだけ大きな木だと、庭の景観を超えて、街の風景になることでしょう。

実のなる柿の木だけれど、施主さんはこの木の木蔭をとても気に入っていました。
桜の木は、満開の花が咲くように枝を残しますが、この柿の木は、真夏に心地よい木蔭ができるように枝を残したというわけです。

柿の透かし (5)

この木の向かいには、剪定されたばかりのイチョウの街路樹。
ブツ切りではないけれど、この木たちにも、木蔭ができるぐらいの枝を残してあげたい。
そうなれば、木蔭の通りと柿の木の木蔭が繋がり、公私の木々が木蔭で繋がる。
そんなふうになれば素敵だと、脚立を積み込みつつ思った夕暮れ時でした。

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