杜の木漏れ日

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明鏡止水

今日の水鏡

今朝の水鏡
この、澄んだ鏡を見れるのは、朝の空気と光の方向のおかげ。
そして、ここに山があり田んぼがあり、それをつくる人がいるおかげ。
ここに居を構えてくれたご先祖様のおかげ。

田植えが終われば、この景色ともお別れ。
そんな一期一会だからこそ美しい。

『山水に得失無し。得失は人の心にあり。』(夢想国師)
自然そのものには美は無くて、自然を美しいと思う人の心にこそ美がある。

子どものころから毎日通り、大人になってからも通勤で通っていた道沿いの田んぼ。
でも、この美しさに気付くことができなかった。
きっと、心に余裕が無かったのだろう。
この光景を美と思える心が育っていなかったのだろう。
あるいは、自分の心が曇っていたのかもしれない。

田んぼの水は鏡だから、山をありのままに映す。
美という感覚もまた、自身の心の鏡。
心鏡は心境を映すということなのだろう。

『明鏡止水』
一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった動揺のない心境。
そんな気持ちにさせてくれる、朝の空気とふるさとに感謝。

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