杜の木漏れ日

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緑の雨傘

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家人の見舞いで大学病院へ。
病院に来るのが楽しみというのもヘンですが、合間を見て、いつもの緑道を散策してきました。

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あいにくの雨ですが、こんな日の樹木は雨傘。
交差点の街路樹などは見通し確保のために邪魔にされがちですが、歩行者にとっては、信号待ちで雨宿りできるという利点もあります。
暑い日には日傘になり、雨の日には雨傘になる。
街なかの樹々は、市民を見守る「おふくろさん♪」のような、ありがたい存在です。

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新緑の道から深緑へ。
一月経って、随分と緑が濃くなりました。
こんな日は木蔭も木漏れ日も楽しめませんが、雨の日には雨の日の趣があり、しっとりとした風情に癒されます。

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けっこうな距離があるので、いつもは半分程度で戻ってきます。
今日は終点まで行ってみようと歩を進めると、ブナやケヤキの多いこの緑道に、モミジの疎林を見つけました。
園路に大きく枝を広げるモミジは、まさにトンネル。
お気に入りのポイントがまたひとつ増えました。

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終点付近。
もしかしたら、みな同じような景色に見えるかもしれませんが、少しずつですが、樹木の種類も変化しています。
同じように見えるということは、景色に違和感が無いということで、樹種に統一感があり、それぞれが調和しているということ。
園路を蛇行させているので全体が見通せず、森になっている所もあれば開けた所もあり、歩きながら景色が展開していくという、ここではそんな変化も楽しめます。

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緑道脇にある流れ。
住宅街から続くコンクリートの側溝が、ここでは土の川底となっていました。
何か水生生物がいるのではないかと覗き込んでいると、林内からバイオリンの音色が♪
どなたかが練習をしているようですが、小雨の中で演奏できるのも、緑の雨傘のお蔭ですね。
おかげで、ここちよさも倍増となりました。

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ということで、緑道入り口に戻ってきました。
30分程度の散策ですが、緑の雨傘があるので、傘を差さずに満喫できます。
そういえば、こんな素敵な道なのに、いつも一人で楽しんでいました。
今度は家人も誘ってみましょう。