野に咲く花
2017年07月02日

祖母の七回忌。
掃除に行くと、お墓の前に、きれいな花たちが咲いてくれている。
真ん前なので、寄せないとお参りできない。
でも、せっかく咲いてくれているので、この花をお供えすることにしました。
もしかしたら、ご先祖さんのために咲いてくれているかもしれない。
そんなふうに思うと、この花たちがいとおしく思えてくる。
たくさん咲いているから、向こう三軒両隣りにもお裾分け。
故人が生かされてきたのは、ご近所さんたちのお蔭です。
家の人には言えない苦労も、内緒で聞いてくれたことでしょう。
そして、今を生きる私たちも、地域のお蔭で生かされている。
法事は、そんなことに感謝できる機会でもあります。
家族がにぎやかにしているのが大好きだった故人。
至らぬ会でしたが、少しは喜んでくれたでしょうか。