杜の木漏れ日

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水面下の木々

県美 (3)

水庭は樹木たちの天井。
今年も水面下では、枝を奪われた若木が必死にもがいていた。

県美 (2)

植えられて5年程度の木のブツ切りは、街路樹ですら見たことがない。
ここは広い公共地。
木を大きくしても誰にも迷惑が掛からないだろう。
この見えない天井は、人間が設けたわがままな制約。
その下で、成長を許されない木々が喘いでいる。

県美 (1)

「美の国あきた」は、この無残な姿をいつまでさらし続けるのだろう。
木蔭のできないベンチは、いったい何のためにあるのか。

今、この美術館ではレオナール・フジタ展が開かれている。
フジタはこの木の姿を見て、美しいと言うだろうか。
これが芸術だと言うだろうか。
ブツ切りを、「秋田の行事」にしてはいけない。

県美 (4)
2017年7月15日の記事

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