イチョウの樹形再生

2010年から取り組んでいる、イチョウの樹形再生。
状況を見ながら2,3年おきに手を入れてきましたが、今年で7年目を迎えました。

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徐々に樹高を下げていく方針ですが、その分、枝張りは残します。
写真を見るとわかるように、斜め上に伸びる枝が、途中から上方に向きを変えています。
一番下の枝の成長が最も早く、上部の枝を包み込むように伸びてきていますが、このまま伸長すると、上部の枝に日が当たりにくくなり、風通しも悪くなっていくことでしょう。
この状態で樹高を低くしていくとなると、長く高く伸びる枝と、懐にある短い枝とを交代させていかなければなりません。
今回は、そんなイメージで手を入れていきました。

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側面から。
樹高は1m程度低くなっています。

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下から見たところです。
上部は太い枝の途中で切り詰めている所がありますが、太い枝の途中で切ると、樹形が硬く見えます。
そうした硬さを和らげるためと、枝数を残すことで不定芽の発生を抑えるため、いずれ長い枝と交代させる小枝をできる限り残すために、懐の枝を残しています。

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7年間の樹形の変遷です。
樹高は一度高くなり、現在は1年目と同程度の高さになっていますが、枝張りは倍以上広くなっています。

今後も、長い枝と短い枝、太くて硬い枝と、細くてやわらかな枝との交代を繰り返していきますが、樹形や樹高は今ぐらいの大きさがちょうどいいかもしれません。
穏やかでやさしく、やわらか。
そんな樹形になっていけばと思います。

※参照(落葉樹の冬季剪定3 イチョウの更新) 。