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冬季剪定

4年目の梅並木

umenamiki (1)

昨年末に行っていた梅並木の剪定。
2年ぶりの剪定ですが、だんだん木が大きくなってきたことから、今回は実が採りやすい高さまで下げていきます。

umenamiki (2)

側面から見たところ。
6~7mの高さ(赤○)の木を、3~4m(緑○)まで下げていきます。

umenamikituika.jpg

反対側から。
緑線は前回剪定した時の位置、緑○は剪定後の樹冠です。
そして赤線は、今回剪定する予定の位置、赤○は剪定後の樹冠のイメージ。
前回よりもかなり剪定位置が下がりますが、位置が下がるということは太い枝で抜くということで、最も背の高い内部の太枝を間引くことによって、下枝に十分な日照が行き渡るようにしていきます。

umenamiki tuika(1)

正面。

umenamiki tuika(2)

剪定後。
赤線が、太い枝で抜いたところです。
今回は高くて太い枝を抜いていきましたが、そうした枝を抜くと、一気に1/3程度の枝が減ります。
残した太枝にも軽い枝抜きを行うため、実質的な剪定量は1/2程度。
今年は、今まで以上に徒長枝が発生することが予想されます。

umenamiki.jpg

こちらは、先月UPした「梅の木の三面縮小」という記事に付けた図ですが、図の梅の木も、全体の半分程度の枝を外しました。
この図には今後発生する徒長枝の調整を記していますが、この梅並木にも、同様の管理が必要になるでしょう。

直立徒長する枝は樹形を乱すものとして剪定の対象になりますが、このような枝は急激な養分不足から起こり、樹木が剪定前の樹勢を取り戻そうとして出す枝。
切り取ってもまたすぐ出てくるので、残した枝が充実してくるのを待って、少しずつ減らしていきます。
徒長枝がたくさん出ると、樹木は樹勢回復の方にエネルギーを使うため、その分、花付きや実付きにも影響してくるかもしれません。
大きく剪定する時はそのあたりのバランスが難しいところですが、今回は、実を採りやすい高さにすることと下枝に十分な日照を提供することを優先、数年先を考えた剪定です。

umenamiki (4)

剪定終了。
20本の木に2日掛かりましたが、これは相当早いペース。
日暮れまでかかって、何とかやりきることができました。
お天気にも恵まれましたが、仕事がはかどったのは、お施主さんが先に幹吹き枝を外し(これをやらないと木に登れない)、私が剪定した後は枝の片付けをされたり、切り口に殺菌剤を塗ってくださったおかげです。
本当に助かりました。

この梅並木には、施主さんの愛情がこもっています。
良くなっていけるよう、見守っていきたいと思います。
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