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冬季剪定

梅の木の基本縮小

umekinn (1)

梅の記事が続きますが、今週も梅の木の剪定を行いました。
周りに障害物が無いので、四方に枝を張らせたきれいな樹形をしています。
しばらく手が入っていないようですが、枝ぶりを見ると、横に伸びた枝が途中から上方に向きを変えています。
ちょうど、木の脇にある脚立ぐらいの高さになるでしょうか。
おそらく以前は、そのぐらいの高さが樹冠となっていたようです。

umekinn (1)

枝が分岐する位置を元に5段階に分けた、樹冠拡大の予想図です。
①の黄○が以前の高さで、⑤の青○が現在。
上部の枝が伸長繁茂するにつれ、日照不足で内部の枝が枯れていくのが樹木の生理ですが、のあたりの小枝はすでに枯れていました。
樹形縮小は枝のある所で剪定していくため、生きた小枝のある所が樹幹となっていきます。
その位置がどこかと言うと、③の緑○

5段階のうちの3番目まで高さを下げるということは、単純計算で3/5の枝が残るということ。
今回の剪定量はそのぐらいになるでしょうか。

umekinn (2)

半分剪定したところ。
横に広がる側枝からは、30~50㎝程度の長さの小枝が上方に伸びていますが、その小枝が新しい樹冠となっていきます。

剪定前には必ず、離れた所から木を眺めて樹冠をどのあたりにするかをイメージしますが、実際に木に登ってみると、残したいと思った枝が枯れてしまっていることがあり、登って降りてを繰り返しながら樹冠のラインを決めていきます。

umekinn (3)

剪定完了。
樹冠となっている小枝は枝先を切り詰めずにそのまま残しているため、仕上がりがやわらかくなります。

umekinntou.jpg

5段階の図と、剪定後の比較。
剪定前のイメージと、だいたい同じぐらいになったようです。

今回剪定した枝は、直径で5~7㎝、長さは5~7mあります。
切り口から吹く徒長枝は、長いもので1年で1mほ以上になりますが、枝の大きさから推測すると、前回の剪定から5年ぐらいは経っているでしょう。
次回剪定までにそのぐらいの期間が空くと内部の小枝が衰弱してしまうため、できれば2年に一回程度は剪定したいものです。

この木は、枝抜きによって内部の日照や風通しも改善されたことから、これから、次回次々回の剪定で交代を行えるような枝も出てくるでしょう。
そうなった時に、さらに樹高を下げていく予定です。

今回は『基本縮小』と題しましたが、このように、全面を均等縮小するやり方が基本となり、『三面縮小』などに応用させていきます。
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