まで

昨夜のTVで、オリジナルの薪ストーブを製作する地元の鍛冶屋さんが紹介されていた。
1年に30個しかできないという手作りストーブ、製作に時間が掛かるのは『までな仕事』をしているからだと言う。
までにつくるからこそ、丈夫で長持ちのする良品ができるのだろう。

『まで』とは秋田弁で『丁寧』という意味だが、職人の仕事はやはりこれに尽きる。
注文いただいた方のために、丹念に、丁寧に、精魂込めてつくること。
この当たり前のことを当たり前にやるということが、今の世の中では難しい。
だからこそやる意義があり、そんな仕事は本物と言えるだろう。


この、『まで』を聞いて連想した言葉が、秋田弁で言うところの『とじこじ』。
丁寧に、じっくりと、時間を掛けてコツコツと。
『とじこじ』はそんなことをイメージさせてくれるが、植木屋の仕事も同じ。
とじこじと、までにつくった庭は長持ちし、大量生産にはないオンリーワンの味が出る。
そんな庭は1年に2つか3つしかできないが、いつでもどこでもどんな仕事でも、『まで』な仕事を『とじこじ』とやっていきたい。
そんなことを思わせてくれる、鍛冶屋さんの仕事。