桜の樹勢回復(土壌改善)

桜樹勢回復 (2)

樹齢30年程度の桜の木に枝枯れが目立ち、土の中に異常があるのではないかと調べてみました。
掘ってみると、芝生の床土として敷かれた黒土表土の下は砕石。
根は地下30㎝程度の所までしか生えていませんでした。
そして、その下層は、青灰色のグライ化土壌。
グライ化は土が酸欠を起こしている状態なので、この土では樹木が生きられません。

依頼は剪定ですが、枝枯れしてきている状態で枝は切れないので、樹勢回復のための土壌改善に切り替えさせてもらいました。

桜樹勢回復 (3)

酸欠を解決するには、酸素を送ること。
所々に縦穴を掘り、そこに、酸素管(節抜きの竹筒)を埋設して、土中に空気を供給します。

桜樹勢回復 (4)

竹筒のひび割れから土中に空気がもたらされるという仕掛けですが、逆に土が侵入してこないように、敷地にあった杉の枝葉と炭を入れ込んでいます。

桜樹勢回復 (1)

この仕掛けを根周りの6か所に。
土が酸欠を起こすということは土中の硬度が高いために、空気と水が浸透できずに停滞するという状況。
空気には土をやわらかくする効果がありますが、その状態が行き渡っていると根も張りやすい。
今回は、根元から2.5m周囲に行いました。
今後は内外に少しづつこの仕掛けを増やし、広く土壌が改善されていけばと思います。