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街の緑7 杜守Club

街路樹講習会(あきた白神アダプト)

県講習 (2)

昨日は、山本地域振興局(秋田県)主催の街路樹講習会へ。
県の街路樹管理に関わる課や電力会社の方々を対象に、二ツ井小学校前のケヤキ並木を教材として、ブツ切りの直し方や適正剪定のアドバイスを行いました。
昨年の街路樹講演会では、適正位置での剪定方法や電線と街路樹の共生について話をしましたが、それを実際の街路樹で実演する形です。
秋田県はこうした機会を積極的に持つようになったので、とてもいい傾向だと思います。

県講習

剪定の前に行ったフィールドワーク。
なぜブツ切りをしてはいけないのか、ブツ切りをしたらどうなるのかを、一昨年に切られた木のその後の経過を見てもらいながら説明をしました。

〇8 (2)

講習の最後に話したのは、コミュニケーションを持つことの大切さ。
今回の講習会開催は、今冬に行われた電線支障のブツ切りに端を発しています。
これは、並木の前に新設された、市の施設への電線引き込みが元。
この場合、電力会社は市からの依頼で電線や電柱を設置しますが、その際に枝が支障となる時は、電力会社が街路樹(道路)の管理者である県に剪定の許可を申請し、県の許可を得てから行います。
たとえばこの時、市が電力に「街路樹の美観や樹勢には十分配慮してください。」とお願いをしたり、電力は県に「樹木剪定の専門ではないので、立ち会いと指導をお願いします。」と言えばどうでしょう。
あるいは、実際の剪定は電力の下請け会社が行うため、下請けの方から電力に、「県に立ち会いを求めなくてもいいのですか。」と確認してもいいのです。
本来であれば、道路管理者(県)が、「立ち会って指導します。」と言うべきところですが、許可申請が文書で行われる時などは事務的に事が進み、木のことになど頭が回らないでしょう。

許可を出す県と許可を求める電力、その命で剪定を行う業者、そして、電線引き込みを依頼する市。
この4者の誰かが気付けばブツ切りは防げるし、気付かなければブツ切りになる。
関わる人たちが互いに意識して確認作業を怠らなければ、ブツ切りなど起こらないのです。
それを行う自信が無ければ、申請を許可する文書に「ブツ切りはしないように。」とか、「剪定の際は県が立ち会う。」という但書を入れておけばいい。
今回は技術的な講習会ですが、技術以前の大切なこととして、連携と声掛け、確認作業の大切さが肝であることを話しました。

県講習 (4)

こちらは、今日の地元紙に掲載された講習会の模様です。
記事には出てきませんが、「関わるみんなが意識を持てばブツ切りは無くなる。そのための体制をつくる。」ということが、今回の目的であるといえるでしょう。
ご参加いただいたみなさんには、ぜひこの機会を活かしてほしいと思います。
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