残材排水桝
2018年04月24日

現場は今、竹垣の更新作業。
傷んだ竹垣を解体して、新たに作り直します。

雨が降ってきたので小休止していると、水が溜まっている所を見つけました。
ここには通気改良の竹筒を差し込んでいましたが、周りから土が侵入、機能できなくなっているようです。
内部の土を落とせばまた機能できますが、せっかくなので、少し改良してみることに。

ということで、1mほど穴を掘り、解体した丸竹を穴周りに差し込んでいきます。
細い竹なので、二重三重に差し込みつつ、土圧で崩壊しないよう、真ん中には木炭と軽石を詰めていきました。

完成後、3時間経過。
雨は終日降り続きましたが、しっかり機能しているようです。
昨年、軽石だけの排水桝を作りましたが、この時は、周りも軽石敷きだったために、表層土が流れる心配はありませんでした。
今回は周りが土なので、竹の外側にも木炭を巻いて二重のブロック。
木炭にはフィルター効果があるので、土留めとなりながら、泥を濾して水だけを通してくれます。
ということで、竹筒通気管が改良されて、残材竹の排水桝となりました。
排水性と通気性が高まれば自ずと土中の活性化につながっていくので、一石二鳥。
それを有る物で作れれば、残材の処分代や材料費を掛けずに経済的にできる。
竹垣や支柱を解体する時などに、やってあげたい手入れです。
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