杜の木漏れ日

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山の木を植える

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先週から、秋田市での庭づくりに取り掛かっています。
いつものことながら、作庭前は現地の植生調査から始めましたが、今回植える木も、作庭地周辺の野山に自生する樹種ばかり。
ということで、山の木を植えています。

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「木は気を植える」というばかりに、魂込めて木を植えます。
今回は、庭をつくるという意識ではなく、どれだけ自然の植生に近づけられるかということを頭に置いているのですが、クセのある、曲がった木たちを組み合わせていくのは本当に難しくて、あっちから見たりこっちから見たり、「いやいや違うな、もう少し右、いや左、もうちょっと回して!」なんて、なかなかはかどりません。

でも、この難しさは喜びでもあり、形の整った木では味わえないものです。
この木を生かすも殺すも自分の目と腕と勘に掛かっているかと思うと、本当に気が抜けません。
植栽とは、なんと奥の深いことよと、身を持って感じる毎日です。

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ということで、こんな感じになってきました。
ハウチワカエデ、ヤマモミジ、アオダモ、アオハダ、ウメモドキ、クロモジ、マンサク、ツリバナ、ナツハゼ、ガマズミ、コナラ、ヤマザクラ、みんな、私の大好きな木ばかりです。

今日のタイトルの「山の木を植える」は、昨年、庭誌で紹介された庭の作品解説に付けていただいたものですが、私が庭に山の木を植えるのは、「雪国秋田の気候風土に適した雪に強い庭をつくる」ことと、「庭に山の木を植えることで街と山の景色を繋ぐ」、ということなどがあります。
土地に自生し、土地で育った山の木を植えた庭はその地の環境そのものになるので、そのような庭には自然とその地に生息する野鳥が訪れますが、そんなところも、庭に山の木を植える魅力です。

ここは市街地ですが、更地だった時には姿の見えなかった小鳥が、樹木が入った途端に、庭を覗きにきました。
庭づくりはまだ続きますが、一日ごとに来訪者(鳥)の数が増えてくれると嬉しいです。

Comments 2

紅の葉  

おやびんさんへ

今回植えた木の半分は、うちの畑で育てたものですが、山の中にある畑なので山掘りになる?のかもしれませんね。
その他の木は本当の山掘りですが、苦労して山から出してきたので、とても愛着があります。

>ワクワク
植えた木に合わせて庭のつくりを考えているので、当初の設計とはかなり変わってきました。
明日はどうなるか自分でもわからないので、そんな意味でもワクワクしています(笑)。

2009/06/11 (Thu) 08:15 | EDIT | REPLY |   

oyabin  

うぉ~ なんだかワクワクしてきました
山堀の木はいいですね~

庭の景色が山に変わっていく様子が
目に浮かびます~ 

2009/06/10 (Wed) 06:28 | EDIT | REPLY |   

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