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心に残る一冊

乱反射

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『乱反射』。
今月にドラマ化となるこの小説には、街路樹の事故が取り上げられている。
物語には、街路樹を管理する役所職員とか、街路樹を点検する造園業者、並木を散歩して犬の糞を処理しない市民などが登場し、街路樹に関わる人たちの小さな職務放棄やマナー違反が重なった末に倒木事故が発生、最悪の事態へと向かう。

フィクションではあるけれど、小さな『見て見ぬ振り』が大事に発展するということは現実世界にもある。
「自分がやらなくても」とか、「まだ大丈夫」だとか、「今忙しいし」とか、「ほかにもやることがあるし」という『見て見ぬ振り』は誰にでも経験があり、人は、そんな小さな後悔を背負って生きている。

全ての事態に対応していくことは難しいけれど、ここぞという時には行動を起こしたい。
小説の写真のように、家族と緑が楽しく暮らせる世の中でありたいと願う。

放映は、9月22日、テレビ朝日系で。

放映記念の増刷版も、書店の話題作コーナーで見ることができます。
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