FC2ブログ

Welcome to my blog

街の緑1(勉強及び視察)

概念を超えた街路樹~秋田にあった街路樹の可能性~

gairojyunotayousei (1)

秋田市まで出かけて、迷い込んだ住宅街。
秋田にこんな街路樹があったのか!
というよりも、日本で初めて見た街路樹の形態です。

gairojyunotayousei (8)

何がすごいのか。
一般的な街路樹とどう違うのか。
同種同大等間隔で植栽され、幅も高さも統一される街路樹にあって、樹種や樹高や配置の仕方に多様性があり、かつ、土地の自生種や周辺の街路樹に使われている樹種なども取リれられているのです。
住宅街にはいくつかの公園が点在していますが、街路樹との調和も良く、併せて設計されたことがわかります。
また、植桝式ではなく植樹帯としていることから、根上がりによる舗装の持ち上げなども軽減されていることでしょう。
景観と管理、樹木の生育、土地との調和、街の独自性など、あらゆる面で素晴らしい。

gairojyunotayousei (6)

gairojyunotayousei (9)

sakuragaoka (1)

sakuragaoka (2)

gairojyunotayousei (3)

gairojyunotayousei (5)

gairojyunotayousei (7)

sakuragaoka (5)

sakuragaoka (4)

樹種や樹高を画一化するのが日本の街路樹ですが、自然界には、そんなものは存在しない。
より自然に近づこうとするこの街路樹は、これまでの街路樹の概念を超えています。

この街を巡って思い出したのは、2016年の街路樹サミット
そのパネルディスカッションで、日本で初めての街路樹条例を策定した久喜市の県議(前市議)で、この条例の提案者である石川忠義さんが、こう述べられていました。

「条例に『適切な樹種選択』を盛り込み、街路樹を「自然生態系の一部」と捉えて樹種や大きさに多様性を持たせ、街路樹から街路樹へと野鳥が移動できるような環境を目指した」

まさに、この街路樹は、石川さんが話していた街路樹そのものではないかと思いました。
そして、そんな街路樹が秋田にあったことを誇りに思うとともに、秋田市の先見性に拍手を送りたいと思います。
こうしたまちづくりが全国に広まればと、街路樹の可能性を見る思いです。
関連記事