『冬に夏の木蔭を考える~樹木の理に適う方法とは~』(地元紙寄稿)
2017年03月22日

今朝の地元紙に拙文が掲載されました。
公園樹木や街路樹など、葉の無い冬の剪定は枝を切り過ぎてしまう傾向があります。
枝を切り過ぎると樹木にどのような異変が起こるのか、また、それを回避するためにはどうしたらいいのかなどを、
「自然樹形のお手本」
「手入れの良否は紅葉でわかる」
「樹木を暑さと腐朽から守る配慮」
「木を見たら桜だと思え」
の、4つの見出しで紹介しています。
雪国の庭の木は、夏に雪の影響を考えて手を入れ、冬は逆に、夏の木蔭を考えて手を入れる。
樹木と人に木蔭を作ってあげようという意識を持つと、自然に、鋏を持つ手もやさしくなります。
街路樹や公園は『みんなの庭』。
庭で普通に行われていることが『みんなの庭』で行われるようになれば、公共の緑はもっと良くなる。
そうなれたら、素敵ですね。

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