石組と植栽と石探しと
2019年04月25日


サツキを寄せて、モミジを動かした状態。
更地に近い状態になると、具体的な距離感がつかめてきますが、緑のボリュームを眺める庭から、歩きながら楽しむ庭に変えていきます。

既存の鳥海石とモミジに合わせ、同種の石や木を補充して空間をつくっていきます。

既存庭にはシャクナゲもあることから、敷地内から数本移植して、樹種に繋がりを持たせていきます。
シャクナゲとツツジの交配種である『春一番』という木も移植、既存のシャクナゲとサツキの中間種として、木々の間を取り持ってもらいます。

この庭のポイントはバードバス。
庭の山頂付近に火口のような感じでありますが、水鉢も飛石も、山の中の風情を出すために、露頭岩のように据えています。

石組と植栽の大所が決まった所で石山へ。
回遊式の庭なので、飛石を探しに行きました。
モミジ林を散策する山道のような風情になればと思います。