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庭づくり

露頭岩の山道

元号が『令和』に変わりました。
今年最初の庭づくりは平成最後の庭づくりとなり、令和元年の初仕事。
時代をまたぐ作庭になりましたが、改元となっても大型連休でも、植木屋として、今やるべきことをやるだけです。

Hkinnkyou (1)

ということで、作庭中の庭のメイン部分が仕上がってきました。
雨に洗われたおかげで、しっとりとした雰囲気。
これから足元に緑が増えていけば、みずみずしさが増していくでしょう。

Hkinnkyou (2)

この間探してきた石はこのような山道に。
山中の道は、風雨の浸食や人が歩くことによって土が削れると、その下層にある岩盤が現れてきます。
雨が降れば道は水の道になり、水に洗われたり、寒さで浸みたりするとひび割れ、だんだん細かい石になっていきますが、庭に初めて飛石を使った千利休は、山道のそうした風情を見て、露地の伝いに採り入れたと言われています。
露地の飛石は、『目をつむっても歩けるように打つ』とはよく言われますが、この庭の伝いは、歩きやすさよりも、歩ければいいといった程度で、野趣的な風情を出すことを優先。
露頭岩の山道というか、飛石の原型のようなイメージで石を据えています。

Hkinnkyou (3)

水鉢回り。
この間までは、土中から出た玉石を仮敷きしていましたが、水鉢も飛石も寒風石なので、周辺の小石や砂利も同質のものに変えています。
苔の載りやすい石なので、いづれ水鉢回りは緑色になるかもしれません。
そんな経年変化も楽しめるでしょう。

Hkinnkyou.jpg

植栽の様子。
既存のモミジとカエデに合わせて同種の木を補植、山中の雰囲気を作っていきます。
もうすぐ、このモミジ山の中で、ヤマツツジやシャクナゲが咲き出すでしょう。

偶然ですが、道の両側にある庭石が、一対の狛犬のようにも見えます。
左の石などは鳥のようにも見えるので、狛鳥か(実際にあるそうです)。
水鉢はバードバスなので、本物の鳥が遊びに来てくれればと思います。

Hkinnkyou5.jpg

鳥が遊べば人も遊ぶ。
仕事をしていると、時々子どもたちが遊びに来てくれます。
人や動物が庭に来てくれるのは、庭が遊び場として認められたということで、作り手にとって、こんなに嬉しいことはありません。

これから裏手部分の道づくりに入りますが、また遊びに来てくれるよう、頑張ります^^。
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