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庭の手入れ

モミジの成長

今週は山形市まで出張、露地の手入れをしてきました。

0Y2019

出迎えてくれたのがこの景色。
緑洞がさらに雰囲気を増してきています。
作庭当時、蹲踞周りには既存のガマズミやウメモドキに加えてマンサクとアブラチャンを補植しましたが、個々が空間を分け合って成長し、こんな景色ができてきました。
これは、私の計算や手入れの導きというよりも樹々の適応力。
同時に、この状態を愛でてくださる施主さんの愛情が育てたものだと言えるでしょう。

1-0y左

ガマズミの左上に見えるのはモミジの木ですが(白丸)、この木には目隠しの役目を持たせるために上方と右方に伸ばしています。

1-3y左2011

こちらは着工の2年前、2011年に下見をさせていただいた時のモミジですが、当時はコンパクトで整った姿をしていました。

1-2y2左2013

その後、既存庭を露地に改庭するにあたって、モミジを大きくすることを提案、2年後の2013年の11月には、かなりやわらかな姿になってきました。

2-0y右2011

モミジは庭の右端にもう1本あり、この木も大きくして、庭の左右から中央に向けて伸ばしていこうという方針(2011年時)。

2-2y右2013 11

2年後の2013年には、モミジらしい姿に戻りつつあります。

2-3y右2019

そして6年後の今年は、こんな姿に。
2階の窓が完全に隠れるぐらいに成長しています。

2-4y右

正面から。
左に向かう横枝がかなり張り出してきているのがわかります。

2-5y

側方から。
2011年から5年ほど放任し、徒長枝が落ち着くのを待ってから透かしを始めて4年目になりました。
モミジは枝先のやわらかさが命。
9年経って、作庭当初の理想にかなり近づいてきた感があります。

Y2014.jpg

こちらは、2014年にお茶会にお招きいただいた時の写真。
室内に立って撮影していますが、屋根の庇が隣家と空を隠してくれています。
左右のモミジの枝が伸びてくれば、座っていても後ろが見えないぐらいになるでしょう。
庇の下にモミジのカーテンができる。
そんな姿を目指して、ゆっくりと手を入れていきます。
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