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ふるさと

続・富根小学校の校歌(1~5番)

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この間紹介した、母校富根小学校の校歌
在校時に歌っていたのは2番までで、3番の存在は、それから30年後の閉校式の時に知った。
歌詞は1番に茂谷山が出てきて2番が米代川、3番は、1番と2番をまとめる形で完結していた。

この校歌は小学生には難しいけれど、茂谷山が出てくる1番には、能代沖を航行する船がこの山を目印にしていたことを書いている。
校歌が披露されたのは昭和初期で、作詞は、俳人でもあったという、富根村長を務めた山本時亘氏。
1番を見て思ったのは、当時、村だった富根のことを、村の外の能代から見ているということで、作詞者の視野の広さや先見性がしのばれる。

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などと思いながら、校歌にはまだ続きがあるとの噂を聞いていたので、思い立って調べてみた。
図書館に行って係の人に話すと、持ってきてくれたのが富根小学校百周年の記念誌。

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その中にある校歌は、5番まで記されていた。
本当にあった。

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1番は楽譜の中にあるので、2番からの歌詞だけを再掲。
4番に出てくる『雲根清水』を聞いたことがなく、調べてみると、地元では『ひや水』と言っている、明治天皇の石碑がある湧水のことだった。

5番まで通してみて思うのは、この歌詞には、『富根』という字が入っていないこと。
一般的な校歌では、学校名や校名の付く地域を連呼したりするが、それをせずに、「富根」を使わずに富根の学び舎を歌うという奥ゆかしさを素晴らしいと感じる。
そのものを言わずにそのものを表現するところはやはり、俳人だった作詞者の感性だと思う。

実は、百周年の時は6年生だったから、おそらくこの記念誌も目にしている。
というよりも、目に入らなかったのだと思う。
「ふるさとは、遠きにありて思うもの」。
というけれど、時間が遠くなってから故郷の校歌を思っているこの頃。

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写真は、「しばらくは 花の上なる 月夜かな」という松尾芭蕉の句を刻んだ、山本家ゆかりの芭蕉塚
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