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庭の設計

作庭の覚書

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秋田市での仕事の合間に、2冊の本を購入してきました。
以前にブログでも紹介していますが、『桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意(2018年)』 と、『庭暮らしのススメ(2016年)』です。
いずれも編著者は、日本で唯一の庭園専門誌『庭』の編集長を務められていた豊藏均氏ですが、40年の取材活動で培われた審美眼により日本各地の作庭実務者を選抜、その作例や解説とともに、現代日本の庭を紹介しています。

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「桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意」より

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「庭暮らしのススメ」より

両書には私も北東北の実例ということで執筆の機会をいただきましたが、前書では主に庭の園路(石の道)を、後書では植栽や手入れの方法を紹介しています。
タイトルに『地産地創の哲理』とあるように、いづれも秋田の素材をメインとして使い、作庭地の気候風土に合わせることを主眼としているものの、これが秋田の庭だとか、庭はこうでなければならないといったものではなく、あくまでも私個人の考え方を記したもので、私が秋田で作庭を行う上での覚書のようなものです。

ということで、最近、作庭依頼を受けた時にはこの二冊を見ていただいていますが、貸し出し用の本が不足してきたことから、新たに購入したという次第です。
「庭暮らしのススメ」の方には、樹木が腐朽しにくい剪定方法の実例も紹介しているため、時々、街路樹や公園樹を管理する行政の部署にも、ブツ切りを直す参考としてお貸しすることがあります(県の街路樹講演会でも使用)。
庭も街路樹も公園も樹木の生理は同じなので、公共緑化や個人庭園を問わず、どちらにも使える本だと思っていますが、現在、リニューアルに向けて編集中の新しいウエブサイトにも、『庭づくりで大切にしていること』というコンテンツを設けて、両書の記事を掲載します。
近日公開予定ですが、今少しお待ちください。

ちなみにこの両書は、秋田県内では、秋田市のジュンク堂や、県内各地のブックスモアなどでは置いている所もあります。
全国の素晴らしい作庭者の仕事が載っていますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
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