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庭の手入れ

雪吊り

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IMGP6315.jpg

雪囲いも中盤に入りました。
今年は例年に無く穏やかな日が続いているので、仕事もはかどります。
いつもだと、この時期は防寒着に長靴ですが、今年はまだ足袋を履けています。
ありがたいですね。

IMGP6314.jpg

こちらの庭の木は、仕立て木とはいえ枝透かしをしていますので、本来、雪吊りは不要です。
が、雪吊りもまた雪国の庭の風物詩、冬の庭景色を楽しまれたい方の所にはやってあげています。
飾りではありますが、大雪に備えて、ちゃんと枝折れしないように吊ってあります。

千利休は、露地の飛石の打ち方を「渡り6分に景4分(実用が6で美観が4)、弟子の古田織部は逆に「渡り4分に景6分」と言ったそうですが、こちらの雪吊りは、景色の方が主体なので、「渡り4分に景6分」というところでしょうか。

景色が無くても人間は生きられますが、心は荒みます。
生活の中に、庭を楽しむための1分の余裕を持てれば、日々の暮らしも豊かになりますね。
われわれ庭師は、人々に心の豊かさを提供するために存在している、といえるのかもしれません。

この雪吊りの頭飾りは、植木屋さんによって違います。
こんな違いを見て歩くのも、冬の街を歩く楽しみですね。
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4 Comments

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すずちゃんさんへ

紅の葉  

2009-12-03 21:17

>日本の美
こんな言葉を聞くと、私も嬉しくてドキドキしてしまいます^^。

お茶の庭のことを露地といいますが、現在の庭にも使われている飛石や灯籠、蹲踞(つくばい)、竹垣などはすべて、お茶の庭の必要に応じて発生、発達してきたものです。
千利休と古田織部は師弟ですが、織部は師匠である利休の考えを尊重しながらも、求める茶の形は利休とは違い、独自の感性でモノを作り上げていきました。
焼き物にしろ庭にしろ、織部のつくるモノは非常に斬新で前衛的なものが多く、「作る」というよりは「創る」という方が適切かもしれません。

今の日本には、日本庭園とはこんな形のものという固定観念があるように思いますが、利休や織部の頃にはそんな形などなく、自由な発想と創作心で、常に新たなモノを創ることに挑戦していました。
この師弟の姿を見ればわかるように、日本庭園の伝統とは、古い形をそのまま継承することではなく、自由な発想と創作心で時代に合わせたモノを創っていくという精神ではないかと思っています。

なんか、話がズレてきましたが^^、これからもそんな気持ちで、「良い庭」を創っていきたいと思います。

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煦絽さんへ

紅の葉  

2009-12-03 20:45

ありがとうございます^^。

雪吊りの縄は植木屋の心と体を表わします。
縄が弛むと気持ちも弛む。
気持ちが弛むとお腹も弛む。
シャキッとした体でいられるように、気持ちを引き締めて頑張りたいと思います(笑)。

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日本の美

すずちゃん  

2009-12-03 00:12

こういう風景を見ると、なんだか嬉しくてドキドキします♪
とっても素敵な日本ならではの美しさを感じます。
お茶の心も備わっているのですね。
日本の総合芸術と言った処でしょうか。
日本の古いものに魅力を感じる私に、このブログとの出会いはとても嬉しい限りです。
11月28日は「良い庭」の日と聞きましたが、やっぱり日本のお庭は良いですね。

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煦絽  

2009-12-02 23:59

ピンと張った縄が心をしゃきっとさせてくれますね(笑)
すごく綺麗ですv-266

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