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作庭紹介

森の家~12年後の景色~

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3月に粗朶垣を作らせていただいた雑木の庭の新緑です。
2008年の作庭ですが、現在、87件を数えるブログ作庭集の、第一号の庭です。

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2008年の作庭時。
12年経って、樹木は二階建ての屋根を超え、家を包み込んでいます。

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ネムノキに、手作りのブランコが付けられていました。
この木はケヤキの下から生えてきた実生ですが、こんな使い方をしていただけると嬉しくてたまりませんね。

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ネムノキは通路の左奥にもありますが、これも実生。
こちらはヤマザクラの下から生えてきたものですが、どちらも片枝で、左に大きく傾いています。
谷の法面に生える木はこのような姿をしていますが、野原であれば四方に枝を張るネムノキも、ここでは先住のケヤキやヤマザクラに上方の空間を抑えられて、左に前傾して伸びています。
雑木を植栽する時は、自然界の山の様子を再現するために意図的にこのような植え方をすることがありますが、この2本のネムノキの姿を見ると、これが『自然樹形』というものなのだということが良くわかります。

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日が降り注いでいた小道は木蔭の道に。

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このコーナーはあえて小さな苗木を植え、萌芽更新後の里山の様子を表した部分でした。
植えたコナラやケヤキは指先ほどの太さでしたが、今では幹も10㎝以上の太さになり、高さも2階の屋根ぐらいにまで成長しています。

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木々が大きくなると木蔭が増しますが、木蔭が大きくなると林床も変遷し、芝生は苔へと変わりました。
また、剪定枝の垣根をつくったおかげで、背後の目隠しができました。
こうしたことも、庭の進化です。


干支が一回りして、細かった木々が成長し、今ではブランコや木登りができるぐらいになっています。
樹木が元気に育っていることも嬉しいですが、なによりも、ご家族が庭を楽しまれていることが嬉しいですね。
この庭は、ブログの作庭集の第一号でもありますが、福岡造園が雑木の庭を手掛けた第一号でもあります。
こんなに素敵になってきたことに、感謝感激。
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