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戯言

新名称決定

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「能代科学技術高校」という新名称が県議会で承認された。
それを受けたのか、今朝の地元紙一面のコラムは前向きな内容だった。
数日前の同欄で、名称の決め方を「教育的ではない」と批難していた論調が、こんなに変わるのかと驚いた。
コラムは新聞社の総意ではなく、執筆者が何人もいて、この間とは違う人が個人の思いを書いているということなのだろう。
読者が混乱しないよう、執筆者名を明記すればいいと思う。否定的な意見には特に。


それはさておき、今日のコラムには、県外のバスケファンから「(この問題について)なぜ能代市民はもっと声を上げないのか!」という意見があったことについて、この記者は『 ブランドにすがらなけばならないことに違和感を抱く』という思いを持っていて、地元はそんなことよりも『王者復活』の方に関心があるということに共感を覚えた。
同時に、そこに住んでいない外の人は声を上げやすく、逆は難しいということもあるし、能代市民だからこそ、能代市内にあるもう一方の高校に配慮をしている。
声を上げない能代市民が大人しいとか関心が無いということでは無く、このことを『問題』とせず、統合相手を思いやる優しさがあるから言わないということもあるのだと、声を上げないことを問題視する方々には、能代市民の一人として申しあげたいと思う。

10数年前、旧能代市の街路樹のブツ切りに異を唱えた時、なぜ能代の人たちは声を上げないのだ?と同じように思ったことがある。
街にブツ切りの嵐が吹き荒れていても、地元紙も市議会も関心を持っていなかった頃のこと、記者や議員や同業に訴え、お役所に正しいあり方を示し続ける中で、能代の街路樹は変わった。
木が木の姿を取り戻し、街並みが美しく変わると、緑を愛でる市民の声も聞かれるようになってきた。
市民は声を上げないのではなく、落ち葉に苦慮する市民がいることに遠慮していた。
それが、市が『街路樹は自然樹形』を打ち出し、地元紙がそれを取り上げるようになると、安心して声を上げるようになった。

新高校のバスケも、結果を残せば周りの声は称賛に変わる。
名前が変わってもやっぱり強い!
必ずそんなふうになると信じている。


余談。
能代の街路樹が自然樹形に変わった後、能工バスケを日本一に導かれた加藤廣志先生とお話をする機会があった。
自分が地元紙で先進地の緑の紹介をしていたことをご存知で、街路樹日本一の東京都江戸川区や桜日本一の弘前市などに出掛け、学んだことを地元に還元しつつ、能代スタイルの確立を目指していることを話すと、君は私と同じ考えを持っているなと言われたことがあった。
それもそのはず、実はその手本は先生の著書の「高さへの挑戦」。能代工がまだ無名だった頃、当時の全国優勝校に練習試合を申し込み、それがきっかけで強くなったことや、能代の高校生に合わせたプレースタイルを模索されたことに感銘を受けたからだった。
バスケをしていなくても、能代工卒ではなくとも、先生の志は仕事や生き方に今も活きている。

築き上げたものは大切だけれど、能代工の名前が無くなっても、加藤先生が伝えた思いや技術は残り、進化する。
名前が変わったら、新しい名前を日本一にすればいいし、そこに向かって進めばいい。
伝統は、守り続けることではなく進化し続けることだと言った人がいる。
これを機に、新たな名実を築き上げてほしいと思う。
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