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庭の手入れ

ヤマモミジの育成

momijiikuseicyuu (1)

沿岸部にある庭の手入れ。
右側にある松の幹が傾いていますが、ここは、左側が海で右側が山、風の抵抗を少なくするように、斜めに傾いた木を植えています。
手前は、作庭から数年後に生えてきた実生のヤマモミジ。
自然木は環境に適応した姿になっていきますが、このモミジもまた、風に逆らわないように山側に枝を張らせています。
無理に形を整えようとしても、自然の力の方が人間よりもはるかに強いので、いずれまたこの形になる。
これが、このモミジがこの庭で生きやすい姿なのだと、それを尊重して育てています。

momijiikuseicyuu (2)

それでも、モミジの四方には人が通る道があるので、触る枝は剪定し、内部の小枝も目線が抜ける程度に軽く透かしています。

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角度を変えてみます。
頂部がバヤバヤしていますが、これを徒長枝だと思えば切りたくなるし、成長過程の枝だと思えば必然的に残すでしょう。
頂部を揃えて整った形にすることが、この木やこの庭にとっての最善ではないので、まだまだ大きくなってもらうために、伸びる枝はどんどん伸ばしていきます。

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反対側から。
このモミジは株立ちですが、真ん中が少しくぼんでいます。

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黄○はツリバナの木ですが、このくぼみは、ツリバナが成長していくために空けている空間です。
このモミジとツリバナのことは、専門書に書いた「庭を育み守る」という記事でも紹介していますが、ブログでも、2015年の「モミジの恩返し」と、2017年の「ヤマモミジの手入れ」で詳しく書いています。

この庭で一番最後に手を入れる木ですが、ツリバナを守る役目を果たしつつ、ヤマモミジにも良くなってもらいたい。
共生しつつ、育っていってほしいと思います。
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