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ふるさと

福幸のいす

fukukou (2)

国道のバス停に置かれた2つのベンチ。
集落から国道までは1㎞近くあり、ようやくたどり着いても休む所が無い。
バスで病院や買い物に出かけるお年寄りたちは、草むらにシートを敷いて座っていました。
このベンチは、そんなお年寄りのためにと、3年前にある方が作ってくれたものです。
『ながえぐ・ねまれ』と添えた所に、作者の人柄がしのばれます。

fukukou.jpg

この善意のベンチは昨年に町内会へと寄贈され、作者のお名前にちなんで『福幸のいす』と命名しました。
そして、町内会が管理をしていくことと、厚意で社有地の一部を貸してくださっている企業様への感謝を記すために、石のプレートを作製。
このほど、その設置が完了しました。

dezain.jpg

『福幸』は「めぐりあわせのよいこと。しあわせ。幸福。」という意味があり、「ふっこう」とか「ふくさいわい」と読むようです。
プレートの原案(小さい方)は私が作成し、幸せを示すものとして、四つ葉のクローバーを添えてみました。
それがプロの手に掛かると、こんなデザインに仕上がる。
さすがですね。

偶然ですが、四つ葉の数と集落の家々の数が同じ。
なぜにてんとう虫が?と思ったら、テントウムシは幸せのシンボルなのだそうです。
看板屋さんには、「明るく楽しく幸せ感を覚えるような」というイメージを伝えましたが、予想以上のものができあがったのも、めぐりあわせがよかったということでしょう。

fukukou (1)

プレートの設置と併せて、薄れた字を塗り直し、水のたまりやすかった周辺も修復。
丸太はことのほか重く、丸面に字を書くのもとても難しかった。
これを一人でやられたのは何ともすごいと、作られた方の地域を思う心に感服した次第です。

fukukou (3)

せっかくなので、ご寄贈いただいたご家族に感謝状を贈呈しました。
お彼岸に間に合って本当によかった。

kudarisen.jpg

頃合いを同じくして、向かい側のバス停にも休憩所が完成しました。
こちらは行政に要望していたものですが、これで国道の上下線に休憩所が整備されるというダブルの福幸。
段差のあった道路と歩道にも連絡路が設けられたので、安全に乗降できます。
これも、丸太のベンチがもたらしたご縁でしょう。
本当にありがたいことです。

これで、2年度町内会長としての仕事が完了。
ご協力いただいた方々には改めて感謝を申し上げます。
善いことは繫げていく。
そんな思いで行った事業ですが、過疎化が進む集落にあっても、人と地域を大切に思う心は連綿と続いています。
お年寄りも子どもたちも、みんな、ながえぐねまってけれ。
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