杜の木漏れ日

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雪明かり

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子供と風呂に入る。
磨りガラスの外は、屋根から落とした大盛りの雪。                                                                                               
窓を開け、硬く締まった雪を崩し、桶ですくう。
湯船の縁には、子供たちが作った小さな雪だるまがいくつも並んだ。
そういえば、自分が子供の頃も、こうやって遊んだものだ。
こんな遊びがあると、風呂に入りたがらない子供も喜んで入る。
子供たちには、この雪遊びがたまらなく楽しいらしい。

雪の盛りに穴を開け、ロウソクを灯すのもまた一興。
ユラユラと揺れる灯りは、川面に舞うホタルにも似て、子供たちの遊び心をくすぐる。
電気を消すと、雪中に小さな炎が浮かび上がった。
暗がりの湯船から、大きな歓声が上がる。
これもまた、雪国ならではの、情緒ある遊びだ。

風呂から上がった後、子供たちと画策する。
次に入る妻にも、この灯りを見せようというのだ。
教えたい気持ちを抑え、足を忍ばせて雪の盛りに近づいていく。
みごと灯りがつくと、大声で母親に知らせる子供たち。
喜んでみせる母親に気を良くし、ナイターソリが始まる。

湯冷めするからっ!
の一声で、今夜の遊びはこれにておしまい。
でも、初めてのナイターに、喜びを隠せない子供たちでした(笑)。

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写真は、長女が作った灯り。
中にいるのは、雪だけにシロクマかな?


Comments 4

紅の葉  

すずちゃんさんへ

雪明かりは幻想的で楽しいですね。
滑り台をつくっていたら、長女が雪でクマさんを作り始め、雪壁に穴を開けて入れていました。せっかくなので、夜、明かりを入れてみようかとなったわけです。子供は、自分で遊びを考えるんですね。子供たちの遊び様から庭づくりのヒントが湧くときもありますから、彼女たちは私の先生でもあります^^。二人ともお転婆な田舎娘ですが、少しは上品なお嬢さまになれるでしょうか(笑)。

お花、楽しんでいただけて嬉しいです。
門松には水引や梅の造花も入っていますが、中には、凧や羽根つきなどの飾りが付いているものもあるようですね。私は性格が地味なので^^、出来れば地産の自然素材だけで作りたいなと思っています。地味(じみ)は地味(ちみ)でもありますから、中央の真似ではなく、もっと土地の味、能代らしさを活かした門松を、いつか創ってみたいですね。

Mさまのこと、お知らせいただいてありがとうございます。お伺いした時に聞こうと思っていたのですが、緊張して忘れてしまいました^^。私は伺ったことがありませんので、父親が若い頃に作らせていただいたお庭なのではないでしょうか。父は初代ですが、特定の親方の元で修行したわけでもなく、仕事を覚えるには随分と苦労したようです。仕入先の植木屋さんから教えてもらったり、造園の本を読み、本を書いた先生に手紙で教えてもらったりもしたようですが、庭師は現場でしか技術を身に付けられませんから、実際の庭作りが一番の勉強になったのではないかと思います。暮れに亡くなった私のお施主さんもそうでしたが、庭師は昔から「旦那衆」に育てられると言われてきました。31日のブログでご紹介した庭誌最新号に、東京の庭師さんと、施主であるお寺のご住職の対談が載っているのですが、ご住職が「施主」と「旦那」の意味について話されています。「施主」は仏教で布施をする人のことで、布施とは大切なものを差し出して施すという修行のことを言い、その一つがお寺に対してのお布施。「旦那」は仏教用語の「ダーナ」から来ていて、施主と同じ意味なのだそうです。その庭師さんは「自由にやらせていただけるお施主さんが若い人を育ててくれる」と言われておりますが、庭師は、そのような有り難いお施主さんとの信頼関係の元に仕事をしているのだと、あらためて思いました。父にとってのMさまも、そのような有り難いお施主様だったのかもしれません。お会いすることがありましたら、どうぞよろしくお伝えください。

2010/01/12 (Tue) 06:20 | EDIT | REPLY |   

すずちゃん  

雪灯り

なんて、ロマンティックなんでしょう。
子供さんたち、優しいお嬢さんになることでしょう。

お正月飾り、まだまだ楽しんでおります。
つぼみが、これからまだまだ楽しめます。
お店で売っている飾りには、金銀の水引き?のような物も添えられますが、自然素材だけのお正月飾りもまた素朴で良いですね。

前のお便り、今、拝見して、能代のMさんは、松長布で、紅の葉さんのお父様のお作だそうです。

2010/01/11 (Mon) 22:36 | EDIT | REPLY |   

紅の葉  

しんぼうさんへ

先日のしんぼうさんのコメントを見て、そろそろやってみようかなと思いました(^ー^)。
実は風呂に入ってから灯りを付け忘れていたのに気付いたのですが、今さら服を着るのも面倒で、タオル一丁で外に出、火をつけてきました(笑)。
さすがに寒かったです。

こんな冷える夜はやはりヤカン酒ですね。
雪国の冬は、ヤカン(夜間)も楽しいことがいっぱいです(笑)。

2010/01/08 (Fri) 21:05 | EDIT | REPLY |   

しんぼう  

昨年このお風呂の様子を読んで自然と笑みがでたのを思い出しました。今年もやっぱり笑っています。子供さんのはしゃぐ声まで聞こえてきそうです。ナイターだけに、冷えたらヤカンで温めたお酒で体を温めて下さい!

2010/01/08 (Fri) 19:52 | EDIT | REPLY |   

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