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冬季剪定

枯れを起こさせない剪定

現場が一段落した昨日は、樹木剪定の完了検査。
樹々は施設内の通路や駐車場に面しているため、人や車の少ない休日に進めてきたものです。

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剪定の目的は、景観はもとより、枯枝の落下を防ぐこと。
ケヤキは突然枯枝を落とす特性があり、人や車の往来がある所では、定期的な点検管理が必要です。
事故防止という観点からも、折れて引っ掛かっている枯枝や木に付いている枯枝、枯れかかっている枝等を事前に除去しました。

以前、ケヤキの枯枝の落下事故についての記事に、『自然に枯れる枝もあれば、人為が引き起こす枯れもある』と書いたことがありますが、木の枝が生い茂れば内部に陽が届きにくくなり、日照が不足すれば、樹木は自分で枝を枯らします。
これが、樹木の中で起こる自然淘汰で、「自然に枯れる枝」。
そうした枯枝を出さないためには、適度に枝を抜いて採光を図ることが大切で、今回はその剪定も行っています。

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こちらは、枯枝が折れて残った部分ですが、このような、自然淘汰で枯れた枝を見ると、幹と枝、枝と枝の付け根の位置が明確にわかります。
そして、そこで切ってあげると、切り口が再生してくる。
木は切られたいとは思っていません。
そんな木が、「切るならここで切ってくれよ」と教えてくれているようです。

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こちらは、これまで何度か手を入れたことのある隣のケヤキですが、1年前、3年前、5年前に剪定した切り口が塞がってきているのがわかります。
適正な位置で切らないと切り口は塞がらず、その枝には腐りが入って枯れていきます。
『人為が引き起こす枯れ』がこのことで、枯れれば枝が落ちて事故に繋がるのだから、気を付けなければなりません。

『自然淘汰の枝枯れと人為が引き起こす枯れ』。
それを未然に防ぐのも、剪定の役割です。
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