名物に美味い物あり
2022年12月20日

昨秋、県南の道の駅で買ったいぶりがっこ。
言わずと知れた秋田名物ですが、産地だけにたくさん置かれていました。
目移りしつつも、勘で選んだものが大当たり。
がっこは音を食べる。
というかどうかわかりませんが、パリパリとした食感がとても心地いい。
実はついこの間まで、いぶりがっこはみな同じだと思っていました。
県北でも普通にスーパーで売っていますが、わざわざ買って食べたいと思ったことはなく、食卓に出れば何となく食べているという感じ。
このがっこ特有の香りは好きなんですが、なんか、しんねくてグニャグニャしていて、少し食べにくい(しんね=かみきれない(秋田弁)。
いぶりがっことはそういうものだと思っていたら、本当に美味い物と出会えていなかったんですね。
名物に美味い物無しと言うけれど、美味いものはありました。
どの世界にも、名人はいるものです。
ということで、今春また名作に会いに行くと、すでに売り切れ。
この商品は冬まで出ないとのことで、雪を待つことにしました。
そして再訪。
ずらりと並んだ名人の作品は、長いの、短いの、細いの太いのといろいろで、なんとも個性があります。
この不揃いさも味で、田舎くさくてとてもいい。
いかにも農家の手作りという素朴さが、秋田らしくていいではないですか。
一年ぶりの「音」に大満足しました♪

名物といえば、秋田市のデパ地下でこれを見つけました。
浅草満願堂の芋きん。
帰省する時、東京駅の売り場に行列ができていて、なんとなく並んでみたら本当に美味かった。
本店にも行ったことがありますが、作り立てはうめがったなあ。
ん、もしかして前にも書いた?
書いていました。
でも真空パックは初めてなので、あらためて。
全国の名菓を日替わりで提供するというこのコーナー、今年は叶匠寿庵の「あも」もあって嬉しかった。
その思い出は、またいつかの機会に。