日本一の大イチョウ
日本海回りで行ったのですが、道中、「日本一の大イチョウ」の看板に引かれ、ちょっと見学。
大きな木の下に立つと、包まれるような優しさを感じるとともに、凛とした空気を感じます。
これが、樹齢千年の木が持つ「気」なのでしょう。
案内板の解説には「ありがたい樹」とあります。
「ありがたい」という言葉は「有ることが難しい」と書きますが、この大木の存在感と風格を前にすると、自然に手を合わせたい気持ちになるから不思議です。
千年もの長い間ここに立ち、土地の人々の暮らしを見守ってきたこのイチョウ。
人々もまた、この木に畏敬と感謝の念を持って接してきたことでしょう。
大木の存在は、土地の人々の愛情と時間の積み重ねの賜物でもありますね。
日本一のイチョウの周辺には由来を書いた看板とともに、イチョウにちなんだ様々なものが作られています。
この木の大切さを伝えようとする思いもまた、この木が千年も人々に愛される所以なのかもしれません。
今度は、深緑の木陰や黄金のじゅうたんの頃に、また行って見たいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記
先日、鎌倉は鶴岡八幡宮のイチョウが倒木したというニュースを聞き残念に思っていたのですが、一昨日の新聞に無事移植されたという記事が出ていて驚きました。
伐採されたものとばかり思っていたので、この木を大切に思う方々の愛情の深さに感動です。
もうすぐ芽吹きの季節。
この木を愛する人々のためにも、少しでも長生きしてくれることを祈ります。
- 関連記事
-
- ケヤキ公園 2010/05/27
- 明日の日本の緑の志を創る 2010/05/05
- 日本一の大イチョウ 2010/03/21
- 木陰の会パネル展 2010/01/30
- 弘前城公園の桜 2009/09/04