CODIT検証木
2023年07月29日

文化会館に立ち寄って、桜の観測。
13年間毎年見てきましたが、ついに切り口が塞がりました。

弘前方式の剪定方法を試行したしたのが2011年。
この桜の木は、この時剪定したものでした。

そして翌年は、市県向けに剪定見学会を開催。
カルスが巻き出した切り口を見てもらいました。
幹と枝、枝と枝の付け根で切るこの剪定理論が公共剪定で実施されれば、必然的に『ブツ切りの抑止』になる。
それを目指して、能代市にこの方法を提案。
ただ、この時は「検証が必要」とされたため、その後5年間の観測データを提示して正しさを証明し、街路樹管理に採用されたという経緯があります。

13年間の成長過程がこちら(2011~2023)。
この桜は市管理の施設の木ですが、街路樹への採用を機として、公園や施設の樹木管理にも波及しました。
カルスの成長は、能代のブツ切り改善の歴史と言えるでしょう。
そんなことを思うと、この切り口が塞がったことに大きな感慨を覚えるのです。
本当に、よく頑張ってくれたなあ、桜の木。
『CODIT検証木』として、看板を立ててあげたい気分です。
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