ナナカマドの異変
2023年09月13日
今夏の高温少雨の影響で、樹木の衰弱が顕著。
手入れに伺った先々で、枝枯れや落葉、葉焼けした木々を見掛けます。

そんな中、ナナカマドが特におかしい。
枝枯れを通り越し、幹自体が枯れてきている状況を数件目にしました。

共通しているのは、樹皮のひび割れと病斑。
この症状で調べてみると、暑さというよりは、ナナカマド特有の胴枯れ病が疑われます。
ただ、特定できるほどの知識が無いため、樹木医さんに相談をしました。
現場で診てもらうと、見立てはやはり同じ。

対策を教えてもらい、軽度の木には今できる手当てを。
重度の木に対しては手の施しようがなく、見守るしかないようです。
その後に調べると、今年発表されたこの病気の研究論文がありました。
それによると、東北や北海道で激発しているとのこと。
立て続けに発生しているので、まさに激発ですが、有効な治療方法はまだ確立されていない模様です。
北海道庁の資料を見ると、ナナカマドはこの病害のために寿命が短いとのこと。
そういえば、公園などでも大きな木を見たことがありません。
ナナカマドは好きな木なのですが、これからは、短命を想定した混植や、更新を前提とした植栽を考えなければならないように思います。

現場の帰り、20代の頃に植えた公園のナナカマドを見に寄りました。
葉が少ないのは、地中の乾燥に合わせて、木自身が蒸散量を調節しているのでしょう。
もうすぐ、秋雨の季節がやってきます。
それまで、もう少しの我慢。
手入れに伺った先々で、枝枯れや落葉、葉焼けした木々を見掛けます。


そんな中、ナナカマドが特におかしい。
枝枯れを通り越し、幹自体が枯れてきている状況を数件目にしました。


共通しているのは、樹皮のひび割れと病斑。
この症状で調べてみると、暑さというよりは、ナナカマド特有の胴枯れ病が疑われます。
ただ、特定できるほどの知識が無いため、樹木医さんに相談をしました。
現場で診てもらうと、見立てはやはり同じ。


対策を教えてもらい、軽度の木には今できる手当てを。
重度の木に対しては手の施しようがなく、見守るしかないようです。
その後に調べると、今年発表されたこの病気の研究論文がありました。
それによると、東北や北海道で激発しているとのこと。
立て続けに発生しているので、まさに激発ですが、有効な治療方法はまだ確立されていない模様です。
北海道庁の資料を見ると、ナナカマドはこの病害のために寿命が短いとのこと。
そういえば、公園などでも大きな木を見たことがありません。
ナナカマドは好きな木なのですが、これからは、短命を想定した混植や、更新を前提とした植栽を考えなければならないように思います。

現場の帰り、20代の頃に植えた公園のナナカマドを見に寄りました。
葉が少ないのは、地中の乾燥に合わせて、木自身が蒸散量を調節しているのでしょう。
もうすぐ、秋雨の季節がやってきます。
それまで、もう少しの我慢。